《資料》
「ピランドコミクス」(Pilandokomiks)というのは、
ボルグ・スィナバン(Borg Sinaban)によって描かれた、
ピランドックという獣人?が主人公の、フィリピンの漫画です。
幾つかお話があるようで、その内の
「3つの呪い」(Ang Tatlong Sumpa)
の表紙の画像を示しました。
具体的な内容の説明は、多分リンク先に出ているものと思いますが、
タガログ語なのでよく分かりません。
ケモナーにはおススメしたい漫画ですね。
ちなみに、この漫画には、元の原作があります。
《原作》
ビクトリア・アノヌエボ(Victoria Anonuevo)
本名:ビルヒリオ・S・アルマリオ(Virgilio S. Almario)
《作画》
コラ・ダンダン=アルバーノ(Kora Dandan-Albano)
による絵本が基になっています。
つまり、絵本のコミカライズという事ですね。
「ピランドック」+「コミックス」=「ピランドコミクス」
(Pilandok + Comics = Pilandokomiks)
という合字なのは間違いありませんが、
「Comics」が「Komiks」なのは、
タガログ語がそういう表記だからですね。
千昌夫みたいに、額に何か付いているのが気になります(笑)。
YouTubeに紙芝居的な映像が出ています↓
https://www.youtube.com/watch?v=cbYC36T8SwI
行く行くは、フルアニメーションにもなって欲しいところです。
ピランドックについて日本語で紹介している頁があるのかどうか
調べてみました。
外国語で楽しむ絵本の会報告(9月22日分) - 名古屋国際センター
6月24日の外国語で楽しむ絵本の会より(報告) - 名古屋国際センター
フィリピン諸島の、特にミンダナオ島で有名な、
民話に登場する賢いキャラクターだそうです。
「ピランドック」についてもっとよく調べてみると、
「フィリピン語」だそうで、Wikipediaでは、
英語で「Philippine mouse-deer」(フィリピン・マメジカ)
と紹介されていました。
Philippine mouse-deer - Wikipedia
「フィリピン・マメジカ」の画像です↓
The Philippine Mouse Deer - 143 MARY JESECA SOCOBOS
可愛い過ぎる~!!
目ざとい人に見つかったら、ゆるキャラとかにされるのは確実?
ボルグ・スィナバンについて調べてみました。
『またエキスポ』(MATA EXPO)というのが、
フィリピンで昨年2014年開催されたそうですが、
Borg Sinaban and Mythspace at the MATA EXPO - ROCKET KAPRE
そこで、スィナバンと、
お洒落な少女画を描く、Raine Sarmientoと、
ユルいほのぼのしたイラストを描く、Little Miss Paintbrushが、
ライブペインティングを行ったそうです。
スィナバンさんは、
他にも色々と漫画の祭典に出場なさっている様ですね。
「またエキスポ」というのは、情報の交換、文化、教育、ビジネス、
言語などの国際交流イベントだそうで、
開催地は、フィリピン、アメリカ、日本とあるそうです。
ロゴは、「EXPO」の「X」と「又」の字を引っ掛けています。
「E又PO」という感じです(笑)。
「またエキスポ」公式サイト↓
「またエキスポジャパン」(MATAEXPO-JAPAN)公式サイト↓
ビルヒリオ・S・アルマリオについて調べてみました。
フィリピン民話に基づいた
『アラヤト山の女神』(ほるぷ出版)1982年
という本を書いていて、日本でも出版されているそうです。
アルベルト・E・ガモス(Albert E. Gamos)の、このイラストいいなぁ~
アルマリオについてWikipediaの項目があったので参考にさせて戴くと、
フィリピンの国民的アーティストだそうで、
その他、評論家、詩人、翻訳家、編集者、教師、文化マネジメント、
「フィリピン語委員会」(Komisyon sa Wikang Filipino)の会長など、
色々務めてらっしゃるそうです。
Virgilio S. Almario - Wikipedia
ピランドックのイラストを担当した、
コラ・ダンダン=アルバーノの作品を幾つか紹介したサイトがあります↓
Kora Dandan-Albano - Ang Ilustrador ng Kabataan
話は変わるのですが、同じフィリピンネタで、
非常に興味深い漫画を見つけました。
『バケモノ・ハイ』(BAKEMONO HIGH)
という妖怪漫画です。
Words and Pictures at Play: An Interview with Elbert Or - ROCKET KAPRE
狼男が主人公でしょうか?
「BAKEMONO」が日本語の「化け物」から来ているのは、
間違い無いでしょう。
狼男や吸血鬼等といった西洋のモンスターもいれば、
日本のオバケと思われるキャラもいます。
フィリピンでは日本の漫画アニメが人気ですし、
「バケモノ・ハイ」は絵柄的にも、
日本の漫画からの影響を強く受けているのが感じられます。
フィリピンの漫画アニメの祭典については、
以前当ブログでも取り上げた事があります。
フィリピンのオタクフェスティバル(Pinoy Otakufestival)
フィリピンにも、「マナナンガル」(Manananggal)とか、
一応妖怪っぽいのは色々ありますが、
そういうローカルな妖怪も登場するのでしょうか?
作者は、
エルベルト&ロラ(Elbert & Lorra)
だそうです。
彼らの公式ブログと思われます↓
https://homeycombcomics.wordpress.com/
作者のお2人は結婚なさっている様ですね。
おめでとうございます!!
(同じ絵柄のイラストが出ているので、まず間違い無いと思います)
REAL WEDDING: { ELBERT & LORRA } - vatel manila
《訂正:2022/1/6》
×フィリピン・ネズミジカ
○フィリピン・マメジカ