ピランドコミクス(Pilandokomiks)フィリピンの漫画 | 知られざる いろんなもの

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日本では殆ど知られていない、海外の珍しいものの紹介。

Ang Tatlong Sumpa

 

《資料》

http://xizuqsnook.com/?p=393

 

「ピランドコミクス」(Pilandokomiks)というのは、

ボルグ・スィナバン(Borg Sinaban)によって描かれた、

ピランドックという獣人?が主人公の、フィリピンの漫画です。

 

幾つかお話があるようで、その内の

「3つの呪い」(Ang Tatlong Sumpa)

の表紙の画像を示しました。

 

具体的な内容の説明は、多分リンク先に出ているものと思いますが、

タガログ語なのでよく分かりません。

 

ケモナーにはおススメしたい漫画ですね。

 

ちなみに、この漫画には、元の原作があります。

 

Si Pilandok at ang mga Buwaya

 

《原作》

ビクトリア・アノヌエボ(Victoria Anonuevo)

本名:ビルヒリオ・S・アルマリオ(Virgilio S. Almario)

《作画》

コラ・ダンダン=アルバーノ(Kora Dandan-Albano)

 

による絵本が基になっています。

 

つまり、絵本のコミカライズという事ですね。

 

「ピランドック」+「コミックス」=「ピランドコミクス」

(Pilandok + Comics = Pilandokomiks)

 

という合字なのは間違いありませんが、

「Comics」が「Komiks」なのは、

タガログ語がそういう表記だからですね。

 

千昌夫みたいに、額に何か付いているのが気になります(笑)。

 

YouTubeに紙芝居的な映像が出ています↓

https://www.youtube.com/watch?v=cbYC36T8SwI

 

行く行くは、フルアニメーションにもなって欲しいところです。

 

 

 

 

 

ピランドックについて日本語で紹介している頁があるのかどうか

調べてみました。

外国語で楽しむ絵本の会報告(9月22日分) - 名古屋国際センター

6月24日の外国語で楽しむ絵本の会より(報告) - 名古屋国際センター

 

フィリピン諸島の、特にミンダナオ島で有名な、

民話に登場する賢いキャラクターだそうです。

 

 

 

 

 

「ピランドック」についてもっとよく調べてみると、

「フィリピン語」だそうで、Wikipediaでは、

英語で「Philippine mouse-deer」(フィリピン・マメジカ)

と紹介されていました。

Philippine mouse-deer - Wikipedia

 

「フィリピン・マメジカ」の画像です↓

The Philippine Mouse Deer - 143 MARY JESECA SOCOBOS

Philippine mouse-deer

 

可愛い過ぎる~!!

 

目ざとい人に見つかったら、ゆるキャラとかにされるのは確実?

 

 

 

 

 

ボルグ・スィナバンについて調べてみました。

 

MATAEXPO Philippines 2014

 

『またエキスポ』(MATA EXPO)というのが、

フィリピンで昨年2014年開催されたそうですが、

Borg Sinaban and Mythspace at the MATA EXPO - ROCKET KAPRE

 

そこで、スィナバンと、

お洒落な少女画を描く、Raine Sarmientoと、

ユルいほのぼのしたイラストを描く、Little Miss Paintbrushが、

ライブペインティングを行ったそうです。

 

スィナバンさんは、

他にも色々と漫画の祭典に出場なさっている様ですね。

 

「またエキスポ」というのは、情報の交換、文化、教育、ビジネス、

言語などの国際交流イベントだそうで、

開催地は、フィリピン、アメリカ、日本とあるそうです。

 

ロゴは、「EXPO」の「X」と「又」の字を引っ掛けています。

「E又PO」という感じです(笑)。

 

「またエキスポ」公式サイト↓

http://www.mataexpo.com/

 

「またエキスポジャパン」(MATAEXPO-JAPAN)公式サイト↓

http://www.mataexpo-jp.com/

 

 

 

 

 

ビルヒリオ・S・アルマリオについて調べてみました。

 

フィリピン民話に基づいた

『アラヤト山の女神』(ほるぷ出版)1982年

という本を書いていて、日本でも出版されているそうです。

フィリピンの民話 アラヤト山の女神 - 小雨堂

アラヤト山の女神 - いの町立図書館

アラヤト山の女神

 

アルベルト・E・ガモス(Albert E. Gamos)の、このイラストいいなぁ~

 

アルマリオについてWikipediaの項目があったので参考にさせて戴くと、

フィリピンの国民的アーティストだそうで、

その他、評論家、詩人、翻訳家、編集者、教師、文化マネジメント、

「フィリピン語委員会」(Komisyon sa Wikang Filipino)の会長など、

色々務めてらっしゃるそうです。

Virgilio S. Almario - Wikipedia

 

 

 

 

 

ピランドックのイラストを担当した、

コラ・ダンダン=アルバーノの作品を幾つか紹介したサイトがあります↓

Kora Dandan-Albano - Ang Ilustrador ng Kabataan

 

 

 

 

 

話は変わるのですが、同じフィリピンネタで、

非常に興味深い漫画を見つけました。

 

BAKEMONO HIGH

 

『バケモノ・ハイ』(BAKEMONO HIGH)

という妖怪漫画です。

Words and Pictures at Play: An Interview with Elbert Or - ROCKET KAPRE

 

狼男が主人公でしょうか?

 

「BAKEMONO」が日本語の「化け物」から来ているのは、

間違い無いでしょう。

 

狼男や吸血鬼等といった西洋のモンスターもいれば、

日本のオバケと思われるキャラもいます。

 

フィリピンでは日本の漫画アニメが人気ですし、

「バケモノ・ハイ」は絵柄的にも、

日本の漫画からの影響を強く受けているのが感じられます。

 

フィリピンの漫画アニメの祭典については、

以前当ブログでも取り上げた事があります。

フィリピンのオタクフェスティバル(Pinoy Otakufestival)

 

フィリピンにも、「マナナンガル」(Manananggal)とか、

一応妖怪っぽいのは色々ありますが、

そういうローカルな妖怪も登場するのでしょうか?

マナナンガル - Wikipedia

 

作者は、

エルベルト&ロラ(Elbert & Lorra)

だそうです。

 

彼らの公式ブログと思われます↓

https://homeycombcomics.wordpress.com/

 

作者のお2人は結婚なさっている様ですね。

おめでとうございます!!

(同じ絵柄のイラストが出ているので、まず間違い無いと思います)

REAL WEDDING: { ELBERT & LORRA } - vatel manila

 

《訂正:2022/1/6》

×フィリピン・ネズミジカ

○フィリピン・マメジカ