妄想小説のサイトについてはあえて聞かなかった。
なぜなら、自分の世界で楽しんでいることなので好きに楽しめば
いいと思っていたから。
それを聞いて私もその時は安心したので。
でも、ここから自己中心的なルーの行動が始まる。
久しぶりに会った。
しかし、ルーがやたら携帯をいじるようになった。
メールのチェックでもしてるのか?まあいいや。
でも、メールが鳴りっぱなし。
話を遮るようにメールの着信、そして携帯いじり。
仕事のメールかと思いきや、全然違った。
人と話す時に携帯いじりながらとか失礼じゃないかな?
と思っていた。
何回かはあっても、ひっきりなしに携帯をいじっている。
せっかく会ってるのに。
すごく嫌な気分になった。
実はこれ妄想小説を見ているファンの人からのコメントを
見ていたのだとあとになってルーが教えてくれた。
携帯をいじっているのはコメントへの返信。
電車で移動中でも、御飯食べてても、話をしてる間でも。
いつでもどこでもそれが続いた…
いい加減にしてくれよ…
これは非常識ではないのかね??
この日から私はルーを避けるようになっていった。
エア代かけてルーと会って楽しい時間を過ごそうと思っていたのに
これなら、会わないほうがよかったと思った。
ルーはどんどん妄想小説の世界へ入っていった。