![佐藤嘉洋オフィシャルブログ「明るく生こまい」Powered by Ameba](https://stat.ameba.jp/user_images/20130927/10/sato-kick/de/ea/j/t02200147_0800053312697403561.jpg?caw=800)
↑引き継ぎ違法アップロード。
人生崩壊にまた一歩進む。
若宮(左)、松浦(右)が恩師の風吹館長(背中)に清々しい挨拶。
(前略、敬称略)
第1話「立場のない人間に、一番与えられたいモノ」
第2話「今までも、今も、これからも」
第3話「苦しみの向こうの境地」
第4話「同じ志を見つめたDNA」
第5話「妥協と拘りの境界線」
最終話「レジェンドたちから受け取ったモノ」
ムエタイが嫌いになっていった詳しい理由は、
興味のある人は下記のリンクを見てほしい。
3年前のブログだが、
今と気持ちは概ね変わっていない。
ただし、ムエタイの体質は嫌いになったけど、
それに挑戦する人は尊敬に値するし、
ムエタイのトップ選手の技術は本当に凄まじいのは問答無用だ。
ただその体質が嫌いなだけである。
あえて言おう私はムエタイが嫌いだ
佐藤孝也の華麗なミドルキックを見ながら、
そうやって私は色々なことを思い出していた。
試合を見て興奮した子供が、
時折キックやパンチを打ってくるのを、
前蹴りでストッピングしながら。
さて、次の試合は小森次郎vs龍巳健次郎。
だが、自分の師匠である小森会長のエキシビションは、
せっかくなので最後に回させて頂く。
エキシビションのトリを務めるメインイベントは、
風吹ジムが生んだチャンピオン対決である。
現役時代だったら絶対に実現しなかったであろう、
夢のカードだ。
エキシビションメインイベント
若宮一樹vs松浦知希
名古屋JKファクトリーに貼ってあったシュートボクシング(以下SB)のポスターが、
両者の存在を知ったキッカケだった。
この時代のSBは階級の名称が独特で「カーディナル級」だとか「オウル級」だとか「ホーク級」といった鳥の名前がついていた。
ちなみにカーディナルというのはスズメに似たフィンチという鳥の一種(フィンチなんて聞いた事ない)。
オウルはフクロウ。
ホークは鷹。
である(今ネットで調べた)。
中学時代の私は無知だったので、
バンダム級やフェザー級とは別に、
上記の階級が存在しているのだと勘違いしていて、
「お前、カーディナル級も知らんの?」
と同級生をバカにしていたが、
一般的知名度のないSB独自の名称を、
彼らが知る由もないのである。
実際その呼び名は近年改められ、
ボクシングやキックと同じ呼び名に変わっている。
これはSBの創設者シーザー会長の英断だと思う。
あまりに独自性を出し過ぎると、
浸透するのに長い時間がかかり過ぎる。
長いものに巻かれることも、
ときには必要だ。
妥協と拘りの境界線は難しい。
バランスとして妥協3:拘り7が理想か。
ちなみに私は妥協6:拘り4で生きている。
これで人間関係はうまく行っているので、
今のところは大丈夫だが、
経営者としてはちょっと甘いのかもしれない。
さて、あなたはどうだろうか。
現在はBRIDGE、ストライキングチャレンジなど、
キックルールの大会が出来たが、
今回が最後の開催となる東海アマチュアSBは、
BRIDGEができる10年くらい前までは東海地区において、
唯一のアマチュア大会であった。
キックルールの大会に出たいなら、
東京や大阪に行かなければならなかったのだ。
東海地区のアマチュア選手がキャリアを積むことに、
東海アマチュアSBが果たした功績は大きい。
小森会長はジム内にこのような意の張り紙をし、
「ジムとして出来る限り協力をしたいと思います」
と締めていた。
15年以上ぶりに訪れたこの大会には、
最後ということもあって、
愛を知る格闘技関係者が勢揃いしていた。
これもここまで地道に活動を続けてこられた主催の風吹ジム館長の人柄なのではないだろうか。
メインでぶつかった若宮と松浦の戦いは、
まさにSBを体現したような試合になった。
両者豪快な投げ技でシュートポイントを奪い合った。
私はついついキックの会場でも、
反則の投げをする選手を見ると、
「シューッ!」
と言ってしまう(SBは綺麗に投げが決まると、レフェリーが「シュートッ!」と言い、シュートポイントがつく。それが「シューッ!」に聞こえるのだ)。
もちろん、自分がやられたら怒るけどね。
勝手なものだ。
それより何より、私は若宮一樹のその体つきに衝撃を受けた。
レジェンドたちは皆、
それなりに仕上げてきたけれど、
一人だけ別格の体つきだった。
いや、正直現役の私より筋肉量はあるし、
脂肪率も少ないであろう。
キャバクラでモテそうな体である。
そんなオッサンに私もなりたい。
最終話「レジェンドたちから受け取ったモノ」へ続く
明るく生こまい
佐藤嘉洋