今日の新聞では、西宮市議会の蒼士会(5名)が解散し、同じメンバーで「会派・ぜんしん」としてスタートと報じた。
記事によると、幹事長のS氏が「市長与党という印象から決別するため」と述べている。
なんでも今回の決別は、今村市長のブログ発言にあるとのこと。
今村氏が市長選挙の時のマニフェストについて「なんで選挙前に書いたような政策をそのままやらないといけないんですか。・・・選挙前にはあんなことしか書けなかった私が、いまはこんな政策をやれている・・・そんな風に考えていただきたい」と書き込んでいることだ。
S氏は「マニフェストを信じたからこそ応援したし、投票した人も多いはず」とし、市長選挙では今村氏をしっかり支えたメンバーが、「信頼関係が成立しないと判断した」と決別した模様だ。
もっともだと思う。
主義主張の違いはあれ、「選挙の公約を大切にすべき」は同感だ。
選挙の時にはソフトな耳触りの良いことを並べたてながら、選挙で勝つと独裁政治さながらのやりたい放題では、話にならない。
特にUR借り上げ市住問題に関連して、入居継続を願う住民の代理人弁護士が市の申し入れを行う際など広報課の職員に「ビデオ」を回させる。
UR問題で記者会見をと各新聞社が求めると「HPの内容を流すように」と、市長として記者会見を事実上拒否。
県知事はじめ、阪神間の各市長から「市長としてあるまじき対応」だと批判される始末である。
西宮の議会では今村西宮市長のやり方そのものに、多くの議員が会派を超えて批判をし猛省を促している。
9月議会では本会議の決算質疑で、私は市長の公党侮辱問題や職員パワハラ問題、教育現場への市長の介入など取り上げて追及もした。
今回はそれらに加え、市長与党であった蒼士会改め「ぜんしん」のみなさんも是々非々での対応を決められた。
12月議会の各会派の論戦を注目したい。