最近、バスの記事が多めになっていますが(汗


前回の日曜日、管理人は思い立って「乗りバス」に出かけました。

今回は、駒沢陸橋発の「宿91」に乗り、環七を縦走しつつ、行き当たりばったりのバス旅を楽しもうという企画。


というわけで、降り立ったのは「駒沢陸橋」バス停。ここは「野沢交番」バス停と至近距離なのですが、以前使っていた野沢の折返し場が平成5(1993)年に使えなくなったため、都営バスは駒沢通りとの交差点の陸橋で折り返すように改められました。ちなみに、同じ折返しを行う系統として小田急バスの「下61」系統がありますが、こちらは以前から陸橋で折り返していて、野沢の折返し場は使っていません。



さすらい館-120304_130024.jpg
駒沢陸橋バス停


13時10分のバスを待ちます。

もともと、「宿91」は環七をもっと南まで、長原や馬込を通って大森まで達しており、東急バスと共同運行していたのですが(したがって東急バスも杉並区や新宿区まで顔を出していた)、昭和59(1984)年2月16日限りで分断されてしまいました。ただ、両者をまたぐ需要もあったことから、都営バスの折り返し点は東急のエリアにかなり入った野沢銀座となり、後に前述した折返し場の使用停止に伴い、駒沢陸橋となっています。他方、東急バスは以前から都営バスが使用していた新代田の折返し場を使用するようになり、大森-新代田間の「森91」と改められています。


この日やってきたのは、「ウナギロング」「モヤシロング」こと、日野HR。管理人が「宿91」に乗るときはいつもこれですが、何か理由があるんでしょうか。



さすらい館-120304_130847.jpg
おなじみのHR


最前部の「ヲタ席」に席を占めて発車します。

発車すると、東急のエリアを抜け、世田谷線の若林踏切も越えると、すぐに小田急線の高架をくぐります。

驚いたのが、若林交番から先、淡島通りの交差点ではアンダーパスを進んだこと。「森91」でも、主要道路との交差部分は立体交差の側を進むことが多いのですが、これはやはり環七が新しい道路であり、環七開設後に新設されたバス路線だからなんでしょうか。


新代田を過ぎると、バス停のポールも都バスの単独仕様になります。そして大原交差点を越えると、今度は京王バス「渋66」との競演。この系統は京王・都営の共管で、都営が「宿91」と同じ杉並の担当ですが、京王は永福町営業所。「宿51」と同じように、三菱エアロミディロングの充当率が高いような。


方南町へ達し、左手に立正佼成会の大きな施設が見えると、そろそろ青梅街道との交差点。その手前にある「セシオン杉並前」が、環七上にある最後の停留所なので、そこで降ります。


降りた後は、「王78」に乗り継ぐべく高円寺陸橋まで歩くのですが、あせりました。なぜかというと、交差点の右折レーンに「王78」の日野HRが見えたから。管理人は歩道橋を猛ダッシュで渡りましたが、乗務員交代のための長時間停車だったので、何とか間に合いました。しかし、意外に乗車率が高く座れずorz


ここから中央線のガードをくぐり、程なくすると関東バスのエリアに突っ込んでいきます。このあたりの乗車記は以前の記事 で書きましたが、こちら「王78」も立体交差の側を進んでいくんですね。

さらに驚いたのは、環七を走っていて渋滞らしい渋滞に遭遇したことがないこと。日曜の午後なので車の量が少ないのかもしれませんが。

小茂根を過ぎて板橋区に入ると、今度は関東バスのエリアから国際興業バスのエリアに入ります。

そして東武東上線をアンダーパスして北区へ。JR京浜東北線を越え、神谷橋交差点で北本通りに入ります。管理人は「王49」との乗換えを考え、北区神谷町で下車。


実は、管理人が下車したのにはわけがあります。

それは、


トイレ


なんですね。

一般路線バスにはトイレなどありませんから、乗りバスで重要なのはトイレ機会の確保。コンビニならトイレがあると思ったのですが、見当たらず。これなら王子駅まで行ってしまった方がよかったような。


ともあれ王子駅に到着、トイレを済ませ、今度は「王49」に乗り込みます。

本体の「王49」は、環七を途中で右折し梅島駅や千住車庫へ向かいますが、今回乗ったのは「折返」。こちらは環七を直進し、右折して日光街道に入り足立区役所に達します。


今度は日野HRではなく三菱のノンステで、最後部に席を占めエンジン音を堪能します。


これまでの環七は、幹線道路であっても住宅街の中を行くという感じだったのですが、次第にロードサイドのお店が増えてきて、23区というよりは多摩地区のような感じになってきます。

しかし、バスは依然として快調に進み、なおかつ乗客もそこそこ。日曜の午後だから少ないのでしょうが、それでも悪くない乗りには、何となくホッとしてしまいます。


15時35分ころ、足立区役所に到着。



さすらい館-120304_152856.jpg
足立区役所前は立派なバスターミナルになっている


ここは都営バス「王49折返」だけではなく、北千住へ向かう「北47」や亀有に向かう「有30」、他には東武バス系の足立区のコミュニティバスが発着し、日曜で庁舎が休業にもかかわらず、そこそこの利用者がいました。


さて、ここで管理人は悩む。

都バス一般路線最北端の足立清掃工場へ向かうか、「有30」で環七縦走を継続するか。

で、時刻表を見てみますと…。



さすらい館-120304_160825.jpg
亀有行きは一日8本!


この本数では、王子駅行きと共同になるのも無理はないかと。



さすらい館-120304_160831.jpg
このポールは共用になっている


それはともかくとして、ここで食事休憩を取れば、「有30」には乗れるんですよね。

しかし、「北47」で足立清掃工場に向かってしまうと、折返し便が1時間後というトラップもあるとフォロワーさんから教わり、チキンな管理人はここで食事休憩を取り、「有30」に乗ることに決定!


「有30」の乗車体験は…次に続きます


※ 当記事は03/07付の投稿とします。