第90回全国高校野球選手権記念大会決勝 稀に見る大差。。 | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

第90回全国高校野球選手権記念大会決勝 稀に見る大差。。

 書くべきか迷いましたが、やはり残しておく事にします。

昨日の高校野球決勝は結局、気になって最後少しだけ見ました。大阪桐蔭が何と、17-0常葉菊川を下しましたよ!叫び私が知る限りでは、今までにない大差ですね。。これは驚きました!!
決勝というと、昨年の佐賀代表による大逆転劇 や、おととしの球史に残る名勝負「早実×駒大苫小牧」 が印象的なので、何だか興ざめに思えてしまいます。これなら「横浜×大阪桐蔭」を決勝でやって欲しかった!準決勝の組み合わせが影響した感じで、悔しくてなりません。
こんな事を言っては、また不快な思いをされてしまう方がいらっしゃるかもしれず申し訳ないですが、やはりああいう学校が全国トップに立てるはずはないのだなあと。野球の神様は(もしいらっしゃるなら)見ておられるのかも(^^;それにしても、そのような学校の決勝進出しかもボロ負けとは、これまでで最も感動出来ない決勝戦でした。

常葉菊川に対する意見を少々探ってみましたが、素直に応援している人、異常なくらい持ち上げている人もいる一方、やはり批判も見られます。この不祥事以外にも、(私は見なかったのですが)入場行進のだらしなさや勝利後発言の悪さを指摘する声も多いです。「野球さえ出来れば何をやっても良い」の典型例のような気がします。

なお、問題の前監督は、な何と、来月に復帰するとの事ですよ!!叫びこれでは益々、常葉もいい気になるでしょうね。。一度どん底まで落ちて出直せ!!と言いたい。プンプン甲子園大会で今後この学校名を見るたびに、憤りは拭えないかもしれません。


10年に一度の記念大会との事でしたが、不祥事を起こして間もない学校らが、過去に問題を起こした高校のようね処分も受けず出場していた事(特にその1校は準優勝)に不満だった反面、自身や講師仲間と縁ある高校の出場もあって今までになく応援したりと、今までにない思いで見た大会でした。野球


http://www5.nikkansports.com/baseball/highschool/sensyuken/2008/score/2008081801.html

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
大阪桐蔭 4 0 1 0 1 6 2 0 3 17
常葉学園菊川 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

セクハラ問題の森下前監督、復帰へ

 常葉学園菊川の森下知幸前監督(47)が9月に復帰することが18日、明らかになった。大阪桐蔭との決勝戦応援のため甲子園球場を訪れていた大石富之校長(56)が「新チームから再び指揮を執ってもらうよう内々に伝え、承諾ももらっている」と話した。

 森下前監督は同校を率いて07年センバツに優勝するなど、全国屈指の強豪校に育てたが、今年5月に毎日新聞女性記者へのセクハラ問題が発覚。謹慎処分を受けていた。この日の決勝も甲子園球場で観戦していたが、コメントはしなかった。

 今大会で指揮を執った佐野心監督(41)は部長に戻る予定。



 最後に、以下のコラムが更新されましたので、紹介しておきます。


■見ていて気持ちの良くない抗議や怠慢プレー

 いつから高校野球はこんなふうになってしまったんだろう。最も驚いたのは、取材時間中に携帯電話をさわる選手が複数いたことだ。試合終了後、報道陣には合計23分間の取材が許されている。勝ったチーム、負けたチームともに監督と指名選手がお立ち台へ。そのほかの選手には取材ルームで話を聞くことになるが、当然ながら試合で活躍した選手に記者は集まる。取材されず、手持ちぶさたになったのか、一刻も早くメールチェックをしたかったのか。イマドキの高校生といえばそれまでかもしれないが……。ちなみに、取材ルームは報道陣でさえ、携帯で話していると係員から怒鳴られる。
 同じぐらい衝撃的だったのが、ある高校の主力選手が手にしていた白い皮手袋をベンチに投げつけたこと。三塁からのタッチアップが早いと判定され、得点が取り消されたことに対する抗議だった。気持ちは分からなくもないが、甲子園のベンチは観客席にも丸見え。見ていて気持ちのいいものではない。審判に対する反応でいえば、ハーフスイングを空振りと判定され三振すると、両手を広げて主審に「なぜ?」というポーズをつくる選手もいた。

 プレーでは、相変わらず手を抜いて走る選手が多い。投手や捕手へのフライで一塁に走り出さなかった選手がいた。ともに、走者がいる場面。もちろん打球はフェアだ。落とせばチャンスは確実に拡大する。打ち損なった上に全力疾走するのは格好悪いと思うのかもしれないが、これは基本中の基本。徹底しなければいけない。1989年夏の甲子園で、その大会のスター選手だった上宮高の元木大介(元巨人)が八幡商高との試合で投手フライを打ち上げて走らず、おまけに投手が落球したためにベンチで山上烈監督に怒鳴られたことがあったが、怠慢プレーにはたとえ甲子園であっても監督は厳しい態度をとるべきではないか。
 ある県大会では主力選手が内野ゴロで一塁ベースを踏まずにベンチへ帰ったのを目撃したが、甲子園でもベスト8に進出した高校の投手が一塁走者時に、次打者の投手ゴロで後ろを振り返りながらほとんど二塁に走らない場面があった。 「あんな走塁をして怒られないの?」と聞くと、「ピッチャーはVIPです」との答え。炎天下でスタミナの消耗を避けるためと理解はできるが、もう少し見苦しくない程度にお願いしたい。

■高校生にとって大切なものとは

 スター選手が不在といわれながら、今大会にも好選手は多くいた。投手では球速140キロは当たり前。(中略)それだけ、高校生の技術も、高校野球のレベルも上がっている。

 だが、そんな時代だからこそ、もう一度、基礎や基本を見直してほしい。(中略)


 甲子園に出られない学校の中にも、素晴らしいチームはたくさんある。むしろ、「あの学校が出るなら、あそこの学校に出てほしかったなぁ……」と思うことの方が多いほどだ。甲子園は全国からの代表校が集う場。代表である以上、恥ずかしくない行動をするのは義務。もちろん、手を抜いたプレーは必要ない。
 ことしも数々の素晴らしい試合を見せてもらった。何度も感動させてもらった。そんな高校生たちに感謝したい。
 でも、だからこそ――。高校生には、もう一度何が大切かを考えてほしい。指導者の方々には、技術面以外のしっかりとした指導をお願いしたい。そして、最後にひとこと。この言葉を全国の高校球児や指導者、すべての高校野球に携わる方々に贈りたい。
全力疾走 走る姿を見ればその人の心が分かる

<了>