第89回高校野球 佐賀北の逆転優勝 | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

第89回高校野球 佐賀北の逆転優勝

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 近県の学校も次々に姿を消し、西日本同士の対決となった決勝「広陵(広島)×佐賀北(佐賀)」、もうあまり興味はなかったのですが、やはり何気にテレビをつけていました。それでも他の事をやりながらだったため、前半の展開はほとんど見ていませんでしたが。
気が付いてみれば広陵が2点先制、その後さらに2点追加で4-0という状況でした。
このまま特に盛り上る事もなく優勝が決まるのかと思った8回裏、佐賀北の攻撃で1アウト満塁となり、押し出し4ボールで1点入り、尚も満塁。次の打者が、な、何と、満塁ホームランビックリマーク一気に4点が入り5-4と逆転、試合がひっくり返る。
このまま逃げ切り試合終了・・・佐賀北の逆転優勝とあいなりました。本当に最後までどうなるか分からない。
広陵側はさぞ無念だったでしょうが、この逆転劇があったから、面白かったと思っています。
(ただ、一番下に紹介する判定ミスを匂わせる記事は少し気にかかります。この判定が違っていたら、優勝が入れ替わっていたかもしれないと思うと・・・)
しかも、延長15回の引き分け再試合 の学校って、ここだったのか!

 今年は注目の選手も学校もあまりなく、昨年のような派手さはなかったものの、接戦や逆転劇などが何試合か見られ、それなりに見ごたえはあった大会でした。野球
選手、監督・顧問の先生方、裏方の方々、応援の皆さん、お疲れ様でした!(^o^)/

 もう夏休みも終わりに近いのか・・・汗時間は結構あったはずなのに、某所に提出する書類書きに時間を費やしてしまった感じです。勉強しないといけないのに(^_^; 


■試合速報 第15日


▼決勝 2007/08/22(水) 広陵(広島)-佐賀北(佐賀)
13:01 1 2 3 4 5 6 7 8 9
広 陵
佐賀北
【投手】
(広)野村-小林
(佐)馬場、久保-市丸

【本塁打】
(広)
(佐)副島3号満塁(8回、野村)

【戦評】
 佐賀北が八回に4点差をひっくり返した。副島の満塁本塁打で大逆転し、初めて夏の全国制覇を果たした。
 0-4で迎えた八回一死から2連打と四球で満塁とし、押し出し四球でまず1点を返した。なお満塁で続く3番の副島は好球を逃さずに強振し、逆転弾を左翼席に放り込んだ。劣勢の中、ようやく巡ってきたチャンスをものにした。
 先発の馬場が二回途中で降板は誤算。しかし2番手の久保が2失点で粘り強く投げ切った。
 広陵の野村にとっては痛恨の八回となった。力まずに左右、高低を幅広く使った投球がさえ、六回は3者三振など七回までは1安打しか許さなかった。2-0の七回の打席では2点二塁打も放っていた。それだけに悔やみきれない副島への1球となった。


【甲子園】決勝史上初の逆転ドラマ!公立校、佐賀北が日本一!

 (第89回全国高校野球選手権大会、第15日、決勝、広陵4-5佐賀北、22日、甲子園)ミラクル日本一だ!! 初の決勝進出の佐賀北(佐賀)は八回、副島浩史内野手(3年)=写真下=が逆転満塁本塁打を放ち、5-4で広陵(広島)を下し初優勝。特待生問題とは無縁の公立進学校が、全国4081校の頂点に立った。佐賀県勢としては94年の佐賀商以来、13年ぶりの日本一。センバツで3度優勝の広陵は、夏の決勝3度目の挑戦も初優勝はならなかった。



広陵監督「判定ひどすぎ」/夏の甲子園

<全国高校野球選手権:広陵4-5佐賀北>◇22日◇決勝

 怒りに震えていた。40年ぶり3度目の決勝で敗れ、悲願の夏Vを逃した広陵・中井哲之監督(45)は、8回の審判の判定に本心を隠さなかった。「ストライク・ボールで、あれはないだろうというのが何球もあった。もう真ん中しか投げられない。少しひどすぎるんじゃないか。負けた気がしない。言っちゃいけないことは分かっている。でも今後の高校野球を考えたら…」。試合後のベンチで思いを吐き出した。

 特に問題視したのは、4点リードの8回裏1死満塁。カウント1-3から、エース野村祐輔(3年)が投じた1球だ。佐賀北・井手に、外角低めにこん身の直球を投げた。しかし桂球審の判定はボール。押し出し四球で1点を与え、続く3番副島の逆転満塁弾につながった。ボール判定の時、普段はポーカーフェースの野村が驚きの表情を浮かべ、捕手の小林誠司(3年)はミットで3度地面を叩いた。この光景が中井監督の胸を打った。「あの1球は完ぺきにストライク。ウチでは審判の判定にどうこう言う教育はしていない。その子が言ってくるんだから。キャッチャーは『どうしたらいいですか?』という顔をしていた」。

 7回まで1安打の好投も逆転負けを喫した野村は「狙った所には投げた。思い切って投げたので、悔いはない」と話すにとどめた。選手は不平を言えない。同監督は宿舎に戻っても収まらなかった。「子どもたちは命を懸けてやっている。審判の権限が強すぎる。高野連は考えてほしい。これで辞めろといわれたら監督をやめる」。3度目の決勝も敗れ、後味の悪い夏の終わりとなった。【田口真一郎】

[2007年8月23日9時19分 紙面から]