延長15回引き分け再試合
今年もあったようですね。昨年は、あの決勝戦「早稲田実業vs駒大苫小牧」
という最大の山場でこのような経過を経たのは未だ記憶に新しいです。
昨日の第1試合が、その再試合だったようですが、15回延長が嘘のような点差(9-1)で終了した感じでした。
引き分けになった試合を見てみたかったですが、その2日前だったようで、この日は第1試合で我が神奈川の桐光学園が負けたため、母が「もう見るのが嫌だ」とチャンネルを変えてしまったのですよ(^_^;
この試合、私も途中から見ましたが、最初は桐光が2点リードするも後半で追いつかれ、延長戦へ。。
延長10回表では相手の日南学園に3点入れられ、もうダメかと思ったら、同裏で3点追いついて感動し、再逆転の期待もあったが同点止まり。
11回表で今度は4点入れられ、裏で1点返すも及ばず・・・見ている方も力尽きました。。
そういえば、ある友人教師の知り合いの先生で、この桐光学園の小学部の先生をやっていらっしゃる方が、桐光が勝ち進むにつれて
「もし甲子園出場になったら応援に行かないといけない」とおっしゃったそうです。
プレイしている球児達や応援団・吹奏楽・チアガールなどの生徒達も大変でしょうが、それ以上に監督・顧問などの関係者の先生方や、審判や裏方の方々などは大変かと察します。自分も曲がりなりに、意思とは無関係に運動部の顧問経験がありますもので・・・あとは、部活関係教師以外の先生でも、都合をつけて応援に行かねばならない場合もあるでしょうし。
ところで、次のような記事を見付けました。例の再試合を行った高校の学ランに日の丸はちまきの応援スタイルが戦争を連想させるからダメと、トレーナーに替えさせたと。ちょっと、考え過ぎじゃないですかね?
日の丸は卒業式掲げるか否かが問題になりますが(とはいえ、自国の国旗を誇れないのはちと寂しいかも・・・)、学ラン(詰襟学生服)は、以前から男子中高生の制服として定着しており、最近は制服変更で減少しつつも、過去にはそんな苦情はなかったのに何を今更?と思います。
むしろ、こういう風に生徒達の行動や学校の伝統を規制する者どもの方が、人々を自分の思い通りに強制して、よほど前近代的な感じがしますが・・・ただ、暑さには気をつけてもらいたいです。
いずれ制服についても述べようと思っていたところですが、個人的にはブレザーより好きなんですがね。
「戦争想起」に過剰反応? 甲子園で学ラン“封印”宇治山田商応援団
第89回全国高校野球選手権大会で、16日に佐賀北(佐賀)と引き分け再試合を行った三重県
代表、宇治山田商業の野球部応援団が、県大会決勝まで続けてきた学ランと「日の丸」の鉢巻き姿での応援を甲子園で“封印”していたことがわかった。「戦争を想起させる学ランは不適切」との投書がきっかけで、県高野連と同校が協議し、急遽(きゅうきょ)トレーナー姿での応援に変更した。同校では「大会中に終戦記念日もあるため配慮した」としているが、OBなどからは「過剰反応なのでは…」と反発の声も上がっている。
関係者によると、同校は7月の三重県
大会決勝まで、応援団の男子生徒ら11人が黒い詰め襟学ランに、「必勝」と書かれた日の丸鉢巻き姿で応援。このスタイルは昭和53年の第60回選手権大会で甲子園に初出場したときから続けてきたもので、同校の普段の制服も詰め襟という。
ところが、今年の県大会決勝後、「学ランはもともと海軍の軍服。高校野球という舞台で戦争を思い起こさせるのは不適切だ」などと指摘した投書が県内の別の高校に届き、県教委が同校に連絡。
同校と県高野連が協議し、県高野連が「やめておいた方がいいのでは」と助言し、同校も白地に校名の入ったトレーナー姿に改めるとともに、日の丸の鉢巻きも取りやめることを決めたという。
同校の教諭は「私自身もOBで、学ランで甲子園に来た思い出があるので名残惜しいが、大会期間中に終戦記念日もあり、繊細な問題なので断念した」。鈴木光一校長(57)は「私自身が直接指示したわけではないが、熱中症の心配もあり取りやめた方がいいと以前から思っていた。高野連からは、あくまでアドバイスをいただいたと思っている」。
一方、柴原高雄・三重県
高野連理事長は「甲子園出場前に学校と協議の場を設けたのは事実。ただ応援の仕方を説明する中で、『暑いのでやめた方がいい』と話しただけ」。高校野球大会本部は「学校が個別に判断すべき事柄なのでコメントできないが、高野連から指示を出したことはない」としている。
こうしたチグハグな対応について、同校の応援団やチアリーダーらは「学校側からは戦争をイメージするたからダメだと言われただけ。学ランで汗をかくことで、グラウンドの選手と一体になれたのに…」。スタンドに来ていたOBの男性会社員(37)も「学生服として定着しているのに、今さら戦争の話を持ち出すのはおかしい」と学校側の“過剰反応”に首をかしげる。
一方、学ラン姿の応援を続ける今夏の甲子園出場校の一つ、今治西(愛媛
)の応援団顧問、青木孝之さん(39)は「わが校は代々引き継いでいる制服なので違和感はなく、今後も変更するつもりはない。宇治山田商は少し気にしすぎなのでは」と話していた。