もう一つのマジすか学園 ~episode HORMONE~ | 指オタクオリティー

もう一つのマジすか学園 ~episode HORMONE~


皆様、気付いているかどうか分かりませんが実は私さしおは中二病の現役JKなのです。

で、タイトルですが転校前にいた高校についてお話したいと思いますので良かったら

お付き合いください。ちなみに今は高3です♪



ちょうど2年前に馬路須加女学園高校(以下マジ女)に入学しました。クラスは1-Cです。

この辺りの女ヤンキーは皆このマジ女か矢場久根女子商業高校(以下ヤバ女)に入学します。

腕に覚えがある奴はマジ女、遊び人風で自由を求める奴はヤバ女に入学します。



入学式のあと、教室に向かうと七輪を持った奴がいました。

私はコイツを知っています。大分中出身のヲタこと指原莉乃です。

たぶん私が知っている1年生の中でベスト10に入るぐらい喧嘩は強いと思いますが

厄介な事に頭も切れます。

そして何故コイツが七輪を持っているかと言うと昨年、卒業したシノブ先輩から直接、

貰ったそうです。シノブ先輩は教室で七輪を使ってホルモンを食べる豪快な先輩だったそうです。

そのヲタの前に2人組が立ちはだかりました。

コイツらもよく知っています。愛知中出身のウナギこと北原里英とムクチこと小森美果のコンビです。

ウナギは腹が減ると凶暴化して手が付けられないらしく中学の時は腹が減り過ぎて他のクラスの

ヤンキー達をぶちのめしソイツらの給食を完食していた恐ろしい奴です。

ムクチは、その名の通りほとんどしゃべりませんが口を開けば何を言っているのか

分かりませんので違う意味で怖いです。当然この2人は1年生のベスト10に入る実力者です。

「お前が指原か?」「あっ?お前誰だよ」「その七輪と肉置いてけよ」

ヲタが急にコチラを見て「おい!お前これ持っとけ」と言って七輪を私に預けました。

これがタイマンのゴングになりヲタとウナギの壮絶な勝負が始まりました。

1年生の中で名の知れた2人のタイマンは、あっという間に廊下を埋め尽くすほどの

ギャラリーが集まりました。ウナギは最初こそ良かったのですがヲタのMix攻撃でリズムを

狂わされたのか最後のアッパーで力尽きました。

「お前はどうすんだ」とヲタがムクチに向かって言いました。

「・・・」「だからどうすんだよ」「・・・」「コイツはやらねぇ~」

それまで廊下に寝そべっていたウナギが口を開きました。

「そっか。それなら今からホルモン食うけど一緒にどうだ?」ヲタがウナギを誘いました。

ウナギは右手を出しヲタがその手を掴んで起しました。

「おい!お前わりぃけどソレ持ってきてくれよ」

私はヲタに言われたので3人の後について七輪を持ちながら教室に向かいました。



教室に入ると先ほどのタイマンを見た奴らがざわついていました。

ヲタが1番後ろの席に腰かけ「ココに置いてくれよ」と言いました。

私は言われた通りヲタの前に七輪を置くと「悪ぃけど火着けてくれよ」と頼まれました。

「はぁ?何で私が」そう答えるとヲタが眉毛を八の字にして「あっ?」と言いました。

本能的に危険を察知した私は渋々七輪に火を入れました。

するとウナギが私の肩を抱きながら「せっかくだからチームにしようぜ」と言いました。

ヲタも「そうだな~他にもチームはいるからな」ヲタが私にホルモンを渡しながら言いました。

これは焼けって事だと瞬時に理解しました。熱くなった七輪の網にホルモンを置き始めると

「なんだお前ら、もうやったのか?」と廊下のドアから入ってきた奴が言いました。

コイツも有名な奴で東京5期中のバンジーこと仁藤萌乃って奴です。

バンジーは喧嘩に負けた奴を橋からロープで次々とバンジーさせる恐ろしい奴です。

ヲタとは古い知り合いでウナギの事も知っているみたいでした。

「だからコイツに勝てねぇって言ったろ」ウナギのほっぺを触りながら言いました。

「そんなのやってみなくちゃ分からねぇだろう」とウナギが言いかけたとき

「いまウナギから言われたけど俺らチーム作っから」ヲタがバンジーの胸に軽くパンチしました。

「おぅ。それで良いよ。で、チーム名はどうすんだ?」

バンジーが答えると4人は焼けたホルモンを食べながら悩んでいました。

次々と出されるチーム名候補のセンスの無さに業を煮やした私が「チーム捕流喪運は?」

そう言うと4人が一斉にコッチを向き「それだ!」と言いました。

かくしてヲタ・ウナギ・ムクチ・バンジーそして私の5人でチームホルモン結成です。



入学式から3日も経つとクラスの力関係もハッキリしてきます。

私の入っているチームホルモンは1-Cで最強ですがバンジーいわく

「同じクラスにもう1人強い奴がいる」との事です。

そいつが私らの前に現れたのが4日目の朝です。

「ずいぶん遅いご出勤だな」バンジーが言いました。

「今まで集会だったんよ~佐田が使えなくてさぁ」と答えたコイツの事も私は知っています。

暴走族春夏秋の総長あきちゃこと高城亜樹です。

こいつは『石の喧嘩屋』と訳の分からない異名で呼ばれていますが1年生の中でもかなり

強い方だと思います。

ヲタが「おい!俺らチーム組んだからアキチャも入れよ」と言いました。

「うん。それは良いけどコイツ誰?」とアキチャが私を見ながら答えました。

するとウナギが「そう言えばお前は誰なんだ」と言ってきました。

「誰って言われても」と突然の出来事にモゴモゴ答えていると

「コイツは俺の舎弟だよ」とヲタが2人に言いました。

「へぇ~」と納得する2人を余所に「しゃっ舎弟?」と声を出した私を5人が一斉に注目しました。

確かに一般人の私はこの5人の中では1番弱いと思いますが自分がどれほど出来るのか?と

思いこのマジ女に入学したのです。それなのに何もしないわけにはいきません。

ヲタの前に立ち「勝負しろ」と言いかけた瞬間、目の前が真っ暗に。

後で聞いたのですが私はヲタのワンパンで倒されたようです。



どれくらい時が経ったか分かりませんが保健室で目を覚ますとヲタがベッドの横に座っていました。

「お!やっと目ぇ覚ましたか~」初めてみせる優しい笑顔のヲタを見て私は涙を流してしまいました。

それに動揺したのかヲタも「なっ泣くなよ。どーん」と訳の分からない事を口走っていました。

それから2人で色々な話をしました。

校医のキケンが「そろそろ帰りなさい」と言うまで私は夢中になってヲタに話しかけていました。

保健室の扉を開けるとホルモンの4人が待っていてくれました。

ウナギが「さっきはゴメンな~」と肩を抱きながら言ってくれました。

バンジーとアキチャが「一緒に帰ろうぜ」って言ってくれました。

「・・・」ムクチは頷いてくれました。

それを見て涙ぐむ私の手を引っ張り「お前らは俺が守るよ」

ヲタがそう言ってくれたところで我慢出来ずに号泣してしまいました。



こうして私の高校生活はチームホルモンと共に歩むのですが入学から半年後、

親の事情で転校することになりました。

転校当日の帰り道にヲタが歌ってくれた『引っ越しました』は今も私の宝です。

「ここに引っ越ししたよ~寂しくなったらおいでよ~僕が1人でいることに気づいて欲しい・・・」



と、ここまで勝手に書いてきましたが↓

いつも当ブログの記事を読んで頂いてありがとうございます。もう耳にタコが

出来ていたら申し訳ございませんが「いつものいきます!」

『この記事は私さしおの妄想で全て書いております。異論・指摘は構いませんが

本気になって噛み付かないでください』で締めたいと思います。