「食」も、からだも、日用品も、癒しもぜーんぶ「身土不二」で | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

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「食べて元気に、食べて体調がよくなるごはん」を作っています。
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さろん楓ふなだまほです。

いつもありがとうございます。



さて。

「身土不二」という言葉、ご存知ですか?



意味するところは、



「人と土は一体である」
「人の命と健康は食べ物で支えられ、
食べ物は土が育てる。
故に、人の命と健康はその土と共にある」


つまり、人と大地は切り離せないということです。



今いるその大地が育んだ作物が
そこで生きる人間のからだにとって
最もふさわしい滋養となるということですね。



水が豊富な日本は稲作に適した土地だった。
だから米が主食になった。



北半球北部では豆の栽培ができないから
たんぱく源を家畜に求めた。



大地のあり方がそこに生きる人間の姿勢を決めるのですね。



この考え方は、「食」だけでなく、
いろいろなことに当てはまると思うのですよ。



からだも「身土不二」



これは、まさに和道ヨガが伝えていることの真髄ですが、
日本人には、日本人のDNAに合わせた
伝統的なからだの使い方のコツがあります。



これは理屈ではないのですね。
既にからだがその快適さを知っている。
体験してみるとあっという間にわかる。



次に、化粧品や日用品など肌につけるもの。
これも同じく「身土不二」なんですね。



ヨーロッパのどれほど基準の高い
オーガニック商品であろうと
やはり合成界面活性剤が使われています。



その他の成分に関しては、
確かにオーガニック度は高いのですが。



これ、なぜと思います?



ヨーロッパの水が硬水である以上
泡立てるために界面を活性する強い成分が
必要なんだろうと思われます。



その商品を日本の軟水で使うと…
洗い流す成分がToo Muchとなり、
結果的に皮脂を落とし過ぎるから、
逆に皮脂が多く分泌される…となるわけです。



肌につけるものもやはり
その土地に合ったものが合うのですね。



そして、最近つくづく思うのは
癒し方にも「身土不二」があるってことです。



私たち日本人の守護霊は、
皆「ご先祖さま」だとききます。



海外では、肉体をもつ私たちを守護してくれるのは、
必ずしも血縁の者ではなく、他人なのだそうです。



外国で生まれた子はすべて
神の子として同等にみなされますが
日本では、○○家の子として扱われる。



「ご先祖さま」「血縁」を何よりも大切にする文化。



個人という意識よりも家族、同族意識が強い。



近代日本は、そこから脱却して
個の確立を目指してきたといえるかもしれませんが、
やみくもに否定しても仕方がない。



そういうDNAを持っているんだから。




★★★




人は、何らかのセラピーや療法によって
自分がラクになったり、
変化が起きたり変わって癒されてくると、
すぐ家族のことを考えます。



母にも、姉にも…、弟にも…と
思うわけです。



でも、これ、なかなかスムーズにいきません。



「やったほうがいい」とすすめられるということは、
今の自分のあり方を否定されるということでもあります。



当然、反発が出ます。

それによってますます硬直した関係になってしまうこともある。



その点、ACという窓から家族のことを眺めてみるアプローチは、
自分の癒しをしているのだけれど、
同時に、家族一人ひとりの立場にも思いを馳せることのできる
やり方なんです。



そもそも、人は一人でいたら傷つかない。
人の中で傷ついてきている。



だからこそ、人の輪の中で癒されていく必要がある。


自然は人を癒してはくれるかもしれない。
でも、人が変わっていくためには37度の体温が必要なんです。


だから、人の輪から背を向けたら

変わっていくことはできない。



人間関係に苦しむのは、
うまくやりたいから、親密になりたいから。
人に期待しているからです。



だからこそ、同じメンバーで一定期間学び合うという形が



ACとは、今の生きづらさが生まれ育った家庭に起因していると
認識している人たちのことです。



これ、診断名ではありません。
人に向けて言う言葉ではない。


あくまでも自己認識なんですね。



また、決して親や兄弟姉妹を犯人にし立てあげるために
学ぶのではありません。



会社や組織も同じですが、
一人ひとりは「いい人」でも
組織となった場合に、
どうにも歯止めが利かない力が働くことがある。



「関係性の病」です。



家族もそれと同じだと思います。



人そのものではなく、
人と人との関係性を見直すのです。



それをしないと、
時を変えて、場所を変えて、相手を変えて、
いつまでも同じことを繰り返してしまいます。



トラウマや心の傷を

自分を創ってきたかけがえのない物語として
自分の中に大切に納めることができたら。



…この世に吹く風は意外や優しかったことを知る。
世界は思っているよりも美しいことに気付く。
人はけっこう信じられるものだとわかる。



敵なんていなかった。
皆、愛されたいだけだった、それがわかる。



AC勉強会のデメリットをひとつだけ挙げるとしたら
友達が減ることかなー(笑)



嘘をつくことなく
自分の弱さを吐露できる人の魂の崇高さ。
その毅然としたたたずまい。
本物の涙の美しさ。



そうした人間の底力を肌で感じ
そうした人間の尊厳に鳥肌をたてる経験をしたら。



表面的な、体裁を整えるだけのつきあいには
魅力を感じなくなる。



本物とニセモノを見抜く力がついてきます。



そして「自分」という存在がはっきりしてくると、
これまで自分の座標軸を確認するために必要だった
「私たち、同じよね~~~」と確かめ合う関係が不要になる。



N極同士は引き合わないように。
同じものは反発するから、です。



そして、相手との違いの中からしか
新しい何かが生み出されないことを知る。



違いから調和が生まれる。
だから、素敵な人間関係が広がるのですね。



そんな道、あなたも進んでみませんか。



★  ★  ★




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火曜コースがあと2名さまです。



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思っています。



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さろん楓ふなだまほ の 21世紀のやまとなでしこ プロジェクト