今年も田の神が降りてきた 〜お花見〜 | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

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寒かったけれど、猫も杓子もお花見!の週末でしたね。
夕方は美容院に行ってきたのですが、
美容師さんは、皆お花見に行っているのか、
この土日はお客さんが来ないです、と言われていました。

私は、午後、目黒川沿いの桜を見てきました。
寒かったけど、やはり綺麗でした。

寄っても、一つ一つの小さな花は愛らしい。
一本一本の木のたたずまい、花がふわふわとついたシルエットも美しい。
遠めに見て薄桃色がたなびく様も風情がある。

本当に桜って情緒がありますね。
日本で年度のスタートがこの時期ってやっぱりいいなと思います。

その木の元で、多くの人が「寒い!さみ~!」と言いながら、
ビールを飲んで、宴を繰り広げていました。

お花見の時期って例年寒いのに、なぜか桜の下で飲み食いしなきゃいけないかように
耐えて宴会するという風潮があるのがなんかおかしいですよね。

この三寒四温の時期の寒さが苦手な私としては、
そーゆーお花見はダメ…。



が、お花見って、そもそもは、神をあがめる宴なんですよね。

その昔、桜開花予想なんてない頃、
この田植えの準備を始める時期になると忘れずに咲く桜に、
山から神が降りてきたとあがめたとしても不思議はありません。

実際のところ、「サ」は聖なる穀霊、「クラ」は神座の意味だそうで、
桜は田の神が姿を変えて表れたものと考えられてきたそうです。

そして、豊作を祈る神聖な木として、
占いのために植えられることも多く、
サクラの木は長いこと、時を読むための暦でもあったようです。

写真、撮らなかったんですよね~。
あさっての入学式まできれいなままもって欲しいです!