子供たちの姿の先に | 学生団体S.A.L. Official blog

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経済発展が著しいと言われるインド。
その一方で格差が広まるインド。

実際に目をそらしたくなるような光景を目にする日もあった。

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私たちはブッダガヤにある学校を二度訪れた。
この学校に通う大半の子供たちに親はいない。
将来子供たちが自立して生きていけるようにこの学校はあるのだという。

一日目は夕方に訪れたため、案内された校舎には生徒が一人もいなかった。電気がないため校舎内は真っ暗で、教室の黒板はとても小さく、机と椅子のない教室もあった。
本当にこの場所で子供たちは勉強できているのだろうか。そう思いながら校舎を後にした。
次の日、学校を訪れると昨日思ったことを恥ずかしく感じた。
太陽の光が差し込んだ明るい教室で子供たちは楽しそうに、そして子供とは思えない真剣な目をして授業を受けていた。
私たちの姿を確認すると習った英語を使って自己紹介したりメッセージを書いたりしてくれた。

そんな子供たちの姿を見て少しずつ、でも確実に良い方向に変わってきているのだと思った。
【文責:1年 藤本千也乃】