北京で有名な骨董市に行ってきた。
日本で言えばなんと言ったらいいのか。骨董市といってもその規模は桁違いで、
東京ドーム1.5個分のスペースに、骨董品やら宝石・アクセサリーやらの露店がぎっしり。
人の多さもハンパじゃない!
アクセサリー類が基本多いが、独自性のある露店もある、
ただ写真を撮りに行った僕が立ち止まったのは、ここ!
マニア垂涎のフィルムカメラたち!
ローライフレックスや、ライカがケースにぎっしりと詰められているではありませんか!
ちなみに、ケースの右側は本物(たぶん)。
左側は、カタチは一緒だけど、中国製といった構成。
僕はもちろん、本物が好きなので、右側のローライを出してもらう。
※Rollei 35
これは、元祖高級コンパクトカメラ、ローライ35.
1967年にドイツで開発されたこのカメラは、今でもマニアックな人気をたもっている。
「いくら?」と聞くと、ほとんど日本と変わらない値段を提示される。
「やっぱり、いい」といって、立ち去る。カメラを買いにきたわけじゃないし。
しばらく歩いたところで、「ひょっとしたら、これは運命の出会いかもしれない」と思い、
(いつもただの思い込み?)戻ることにする。
友人のジャさんの、「真っすぐ戻ると、『ああ、やっぱり欲しいんだな』と思われて交渉に負ける。
さりげなく戻ろう」との、ありがたい忠告が。
さりげなく戻ると、店主はにこっと笑う。
僕もにこっと笑って、希望額を提示。
一瞬、顔色が変わったが、日本式に両手を合わせてお願いすると、「分かったよ!」といった感じで、
快く包んでくれた。
謝々!!
※カメラ露店の店主
ところが・・・
ここから別の場所に移動して、フィルムを買って、女性店員にフィルムを入れてもらったら、
なんと、シャッターが押せなくなってるではありませんか!
店主は、「ちゃんと動くものしか、ウチはおいてない」って言ってたし(それはちゃんとテストした)、
女性店員は、「元から壊れてた」って言うし、
ま、中古のさだめとあきらめた・・・
簡単な機構なので、修理代もそんなにかからないだろうと自分を慰めて、帰路につくのでした・・・
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