このブログは、現代のバイオビジネスや末期がんをも治す抗がん剤、メディアにとり上げられて久しい環境問題などについて、私なりの意見・感想を述べてみたものである。これまで、以下のようなことについて載せてきた。ご興味の湧かれた方は、各項の日付を辿って読んでいただきたい。



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【".jp"最期の日】 現代日本社会の爛熟と虚ろな心 ('07/11/9~12/25)
【地球をうならす環境問題】 生物学者から見た地球環境の本当の「汚染」とは? (本になりました!!)
【学術雑誌で社会に貢献できるか】投資とリターンの視点から見た、学術雑誌の価値 ( '08/2/5~18)
【21世紀の研究者へ・・・】 君は研究者に向いてますか?~勉強頭脳と研究頭脳~('08/2/19~3/19)
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2016-08-26 13:14:29

2016年ブログ35 ありがた〜い神聖不可侵な教典“学術雑誌”(その4)。

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<font size="3">2016年ブログ35</font>

2016年ブログ35 ありがた〜い神聖不可侵な教典“学術雑誌”(その4)。

 

 と言うわけで、載せて貰うためには手段を選ばず、研究には大金がかかる傾向が強いので、何が何でも大きな予算を稼ぎ、大量の人材(まあ、労働力ですな)を集めるために人件費を探し、なるべく外国で大流行の仕事をやり海外でも顔を売り、となる。

 要するに、載せるのが目的で、独創的研究に貢献する気など最初からない。

 

 もちろんこういう現象は日本特有のものではなく、世界何処にいってもあるようなものであるが、しかし、日本の場合、特にここ10~20年くらいはあまりにも誇張され過ぎ、無茶苦茶に極端化している印象が強い。

 これがおかしいという正論を言うことさえ憚られるような雰囲気になっている。

 

 では漫画のごとき世界を実態を。

 こういう雑誌に出たら先生方はどういう反応をするか?

 先程の二者択一型肩で風きり先生が例外なのではない。

 多くは(いや、全員かな?書いている私だって怪しい)、まず、大いに自尊心を満たす。

 内心、人にも見せびらかしたい。

 しかし、そう言う態度は微塵も見せない(威厳と評価に関わる)。

 論文であるから人手として働いた部下や学生達も論文に名を連ねている。

 まず連中を通じて他人に見せびらかさせる、そして凄いですね、と言わさせる(大抵、相手も“既に知ってますよ”とおべんちゃらを言うことが多い)。

 すると

「なに、この程度の話など。たまたまレフリーが興味もったんでしょうね」

「ウチでもっとレベルの高い仕事をしていても、こんな雑誌は載せてくれずヘボ雑誌に出すんですよ」

と答える。

 でも、学会やシンポジウムではその論文の内容を発表し、自分では言わないが図の末尾に何々誌の何月号の何巻の何ページに載っていると書いてある。

 ヘボ雑誌に出た論文は内容が立派でも書かない。

 そして、カワイイんですよ、皆さん肩で風切って会場を歩くんです。

 皆さん中高年の超有名大学などの白髪や禿た教授達ですよ。

 

 こういう方々が政策の助言者ですから、当然評価もそうなる。

 膨大な国家予算を手に出来れば、研究費も人件費も潤沢であるし、こういう雑誌にも成果報告がしやすくなる、と言う循環になる。

 No 1型真似仕事の横行の元ですな。

 

 そして、更に行き過ぎるともはや笑ってなどいられなくなる。

 有名雑誌に載せたい一心なんですな。

 他が目に入らなくなる。

 

 皆さんがよく知っている有名な例が最初韓国で起きましたな(再生医療)。

 引き続き分野は違うが日本でも何件かありましたな(遺伝子工学と分子生物学)。

 捏造です。

 全員さすがに首になりました。

 全部バイオ領域でした。

 論文を雑誌に載せるためには、研究した実験記録がいります(データと言っています。だから“データ捏造”と呼ぶわけである)。

 それを論文の中に散りばめ、この図表や写真からこういうことが言えると書く。

 でも一つの論文の中には図や表や写真が一つならともかく、結論まで行くにはいくつもいくつも必要である。

 

 こういうのって迷路のクイズと似ている。

 研究の場合は、最初は答えが分かっていないので解くのが非常に難しい(当たり前ですわな、研究です)。

 でもクイズ用の迷路を造る人って簡単なんだそうですね。

 最初に答えのコースを書き、あとは複雑にするために無駄な迷路を足していけばよい。

 直ぐ出来るそうです。

 これらの“データ捏造”も同じである。

 勝手に答えを創っておき(実際にこういうことが起きているかどうか別ですよ)、それに合わせてデータを創るわけである。

 写真も別な目的の違うモノで良く似たものを探し、それだと言って使う。

 わけなく何でも出来ますよね。

 誤差もなく見事な結果になる。

 こうすると超有名学術雑誌も「ホーッそうなんだ」とたちまち載せてくれる。

 捏造の真相ですな。

 

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2016-08-06 10:48:29

2016年ブログ34 ありがた〜い神聖不可侵な教典“学術雑誌”(その3)

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2016年ブログ34

ありがた〜い神聖不可侵な教典“学術雑誌”(その3)。

 このような雑誌主義ともいうべき価値観は、基本的に、科学者の実力を計る目安になる。
 では、地位肩書き称号名誉を授与する際に、その学術論文の内容の善し悪しを評価する人物は誰か?

 直接、選考し研究職を与える人達あるいは博士などの学位授与の判定をする人達ということになる。
 また、科学者に授与される何とか賞の場合も発表された学術論文の内容に依存しているから、その場合は選考委員達ということになる。
 ノーベル賞だって同様である。
 選考委員会もあれば選考委員もいる。
 彼らも科学者である。

 しかしながら、日常の昇進や学位授与程度の判定に、そんな本格的な判定努力をする人は少ない。
 姑息な方法がある。
 一番簡単な方法は、出た雑誌に順番があるのなら、順番の上位の雑誌に出ている論文は素晴らしい、順番の低い雑誌に出ている論文は内容が低いと判定することである。
 これなら実に簡単、内容の評価は自分でやらずに雑誌のレフリーにやってもらったことになる。
 こういう現象が嵩じてくると、受験戦争における大学名によく似て、中身と無関係に雑誌の名前が一人歩きするようになる弊害を生みがちである。
 雑誌名がブランド化していく訳である。
 掲載していただく側の研究職は載せていただくことに血眼になって、猛烈な競争の前についには、雑誌の崇高な発行理念からは遠く外れて、なんでもよいから載りゃよいんだろう、という発想になってしまうことである。
 特にバイオなどは今やマスコミの寵児となり、内輪のくだらない研究の話でも針小棒大に書いてくれる。
 おまけに、掲載雑誌がNature だと、新聞雑誌などは訳も分からず、ネイチャーだ、ネイチャーだ、ネイチャーに出ているぞ〜、凄いぞ〜凄いぞ〜〜、なんかわからんが何でも良いから凄いぞ〜、と、どんどんと書いてくれる。
 するとさらに「論文を読み評価」をしなければならない側もマスコミの影響を受けることは避けられないのが人情である。
 マスコミの記者達は研究職とは無縁の世界にいる人達だから、この雑誌の名前で論文の内容の評価に代えるという短絡した議論は実に理解し易く書き易い。

 こうなると相対的に流行していることをやる、つまり真似をして隙間狙いをした方が楽。
 レフリーの好みに合わせた方が楽であると言う認識が普及する。これは本末転倒である。
 でもこれが今や日本中に蔓延している。
 No 1とOnly 1の話を思い出していただきたい。

 しかも残念なことにこういう学術雑誌で順番が上位のものは、ほとんど全部アメリカまたはヨーロッパで発行されている。
 レフリーのほとんども西欧の方々と言うことになる。
 掲載の基準が大変に厳しいので有名な雑誌に掲載されたのだから大いに自慢したい気持ちはよく分かる。
 しかしなんだか受験戦争を連想してしまう。
 例えて言うと、模擬テストの一番、一流大学に受かった実績、の価値観である。
 皆、競争している、そして、彼らを判定する超越した人たちがいる、その人達に順番を付けてもらう、俺がトップだ、さあどうだ!という流れに似ている。

 雑誌のレフリーが超越した神様達つまり大学入試問題を出し採点する大学教授たちであり、論文を送る日本の方々が入試の点数を判定してもらう優等生の学生さん達ということになる。
 なにせ、載れば「勝ち」「合格」なのだから、なるべくレフリーのご機嫌に合うような答えを書き、ゴマをするのが一番ということになったりしかねない。
 でも、確かにこれは現代の日本人社会の価値観に如何にも合ったシステムである。
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2016-07-26 16:06:55

2016年ブログ33 ありがた〜い神聖不可侵な教典“学術雑誌”(その2)

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2016年ブログ33

ありがた〜い神聖不可侵な教典“学術雑誌”(その2)。

 極上クラスの雑誌に自分の成果発表が載りますと、仕事の中身は二の次、と言わんばかりに、どうだ、と言うケースが非常に多い。
 これが漫画のような話が生まれる素地になる。
 今の日本で科学者がやっている有り様は、超有名雑誌(実はかなり多種類ある)に自分の研究を載せるために、優れた研究の競争というより、丸で大学受験のための模擬テストの点を競っている受験生を連想してしまいそうである。
 優秀な学生さんたちは当然その影響を強く受けているので同じようなものだった。
 さらにはマスコミもそういう学会の雰囲気に影響されて似たようなことをお先棒担ぎで言っている。

 学術雑誌の上下は、国際的にインパクトファクターなる数値があり、毎年刻々と変化する。
 プロテニス選手やプロゴルファーのごとく、雑誌それぞれに世界ランキングが付けられている。
 バイオのランキングで高いモノの中に上記のNature誌やScience誌も入る。他にCell誌なども良く話題になる。
 こういう雑誌に自分の論文が出るということは、地位肩書き称号名誉など全て最上のモノが得られる!と(本人が短絡して)考える“病気”がある。
 これらの雑誌の頭文字を取って“CNS症候群”又は“CNSシンドローム”というんですがね。
 この病気は日本で始まったのではなく流行の源はアメリカです。
 これもあっちが先進国なんですね。
 その病気が日本に伝染蔓延し、本家より酷くなってしまったわけである。

 しかし、これ何処から見てOnly 1ではないですよね。
 No 1の極限ですな。
 雑誌とOnly 1の利益相反の話です。

 さて、ここまでに書いたことは一般的な学術雑誌のあり方の話である。
 その裏にある卑俗な話に移ろう。
 漫画的悲喜劇の生まれるの原点である。

 全ての学術雑誌は上記の原理に基づいて発行されているが、雑誌も売れなければ発行してゆけない。
 これも商売である。
 雑誌を買わせるためには魅力がなければならない。
 学術雑誌の最高の売りは何だろうか?

 科学者が金を払ってまで掲載を希望する最大の理由は、掲載されることにより資格称号が得られ、身分が得られ守られ、あるいは昇進できる実績になることである。
 そのための一番の魅力は、雑誌に権威があり論文が掲載されることがステータスになること、である。
 そのためには投稿件数が多くて、かつレフリーの審査が厳しくて滅多に載せてくれない、という評価を得ることである。
 投稿件数と審査の厳しさは、鶏と卵の関係が成立する。
 従って長い歴史と雑誌経営の永々とした努力が必要になる。
 一朝一夕ではそのような雑誌は出来ない。
 長い歴史の中では非常に多くの各種の学術雑誌が創刊されてきた。
 バイオも例外ではない。
 同じバイオ領域には多数の学術雑誌が発行されている。
 すると掲載の厳しいものから比較的楽なものまで色々なタイプの雑誌が出現し、住み分けをするようになってくる。

 何しろ学術雑誌への掲載が多くの科学者の生活を握っている訳だから、落ちぶれ果てた(科学者とは名ばかりの)科学者のための最低クラスの雑誌まで必要になってくるからである。
 実際、私が専門領域とするバイオサイエンスの世界もそれこそピンからキリまで多数の雑誌が存在する。
 そして、論文の評価は雑誌の世界の順番と同義語になり、審査の厳しさはレフリーの学術的な一流度とある程度パラレルということにもなる。
 審査する側の科学者は全員ボランティアでやる。
 それでも評価の高い学術雑誌のレフリー達は懸命に審査をやっている。
 そのおかげで権威のある雑誌は大いに権威を維持している喜ばしい現実がある。
 世界の先端サイエンスはその努力で支えられていると言っても過言ではない。


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2016-07-15 11:12:56

2016年ブログ32 ありがた〜い神聖不可侵な教典“学術雑誌”(その1)

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2016年ブログ32

ありがた〜い神聖不可侵な教典“学術雑誌”(その1)。

 さて、今まで学者の「ゆるキャラバカ」頭脳とか研究能力・独創性という言葉を連発してきた。
 一体、それってどういう風に分かるの?

 一番普通なのは、研究職各自が日夜研究した成果を“学術雑誌”に“学術論文”として発表するのが普通である。
 要するに多くは、学術論文が出ているか否かで判定されることが多い。

 で、その学術雑誌って何なんでしょうね?
 説明します。

 これぞ表題の“変な人達、大学教授”の極致のような泣き笑いの話の元なのである。
 実態を聞けば、まさに、この人種の脳味噌構造が全く理解出来ないと言う人は多いでしょうね。
 実態の解説など、本職しか出来ませんぞ。

 学術雑誌とは、全世界の色々な研究機関や学会あるいは雑誌社が研究開発の専門家向けに発行している特殊な雑誌である。
 普通の雑誌では自分の文が掲載されると、執筆料がいただけるが、このような雑誌は逆で、掲載されると掲載料を著者が払わねばならない。
 でも掲載されると研究職として研究実績となり、地位肩書き称号名誉など本人のあらゆる科学者人生に関係し多大の貢献をするので、掲載されるものなら誰もが喜んで金を払うという社会の常識に反した雑誌でもある。
 論文の中身の質と相まって発表論文の数が多いことも、評価を高める重要な要素になる。
 また、科学者は現役の間はコンスタントに学術論文を出し続けなければならない。
 出ていることが科学者として現役であることを意味する。逆に学術論文が長期にわたって掲載されない状態が続くと、自分の研究職としての身分さえ危うくなることさえある。
 学術雑誌はそのくらいに研究職の死活を握った力を持っている。

 もう皆さん目の色変える所以です。
 掲載に一喜一憂、悲喜こもごも。
 載せてくれるのなら、丸でテレビに出られるのなら“出演料無しでも飛びつくお笑い芸人”“何でもする売れないグラドル”並の心理状態。


 では学術雑誌への論文の掲載の可否は誰が決めているのだろうか?
 普通の一般雑誌のように、その出版元の編集部で勝手に著者を決めて書かせるというようなシステムではあり得ない。
 学術雑誌は掲載論文の編集委員会とレフリーシステムをもっている。
 学術雑誌に自分の論文が掲載されるためには、まず原稿を編集部に送り、編集部はその掲載の可否を公平に判定するために、編集部が指名する学者に送りレフリーになってもらい、意見をこう。
 また、編集部の人達は研究職として既に国際的に能力と実績を認められた人達を編集長が指名して、本人達の承諾の元に構成されている。
 編集長も著名な学者である。
 基本的に編集委員達の作業は全てボランティアである。
 この人達によって、送られてきた原稿を吟味し、その論文の内容を判定するに相応しいと考えられる人をレフリーに選び、判定を依頼する。
 レフリーもボランティアとして参加する。
 一つの原稿に対して複数以上のレフリーがつき、レフリー全員から「掲載に値する内容」と判定されれば、その雑誌に掲載される。
 1人でもレフリーがダメと言えば掲載されない。
 レフリーの選択は編集部にまかされているとはいえ、その選択はきわめて公平に行われていると言える。

 すご〜い厳しいですよね。
 全員一致だから、プロボクシングの判定勝利より厳しい。

 だから、例えば、バイオ研究の業界の優秀な人達の話題は、俺の仕事は何々という雑誌(例えば、Nature誌やScience誌だとマスコミさえ書いてくれるので、何となく新聞記事の端などで見たことある方いるでしょう)に掲載されている!どうだ、すごいだろう、というように出てきます。
 要するに研究成果を集めて載せる雑誌です。
 どうだ!と言う以上、雑誌にも種類と上下があることになる。
 実際にそうです


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2016-07-04 15:14:30

2016年ブログ31 私の思う逆に向いていない人。

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2016年ブログ31

私の思う逆に向いていない人。

 逆に向いていない人。
 (ー1)学者になることがステータスだと思っている人(これは実に多い)。研究目的より出世の道具だと思っている。
 独創性の高い仕事は、片手間でできるような仕事ではない。
 従って、典型的な真似に走ることになる。
 (ー2)たまたま成績が良かったために、自分は頭脳が明晰だと勘違いしている人。
 自信過剰が災いして、人に勝つことばかりが目的で負けず嫌いに競争ばかりしている。
 しかし、研究は No.1 になることではなく、Only 1 になることであるので、こういう人物は研究の世界では全く話にならない。
 (ー3)ち密さに欠け、ずぼらでルーズな人。
 研究とは、ち密に論理を組み立てることが必要条件(充分条件ではない)なので、こういう人は頭がよくても全然ダメである。
 (ー4)ただ、研究室の雰囲気だけに憧れて、只、一日中、毎日研究室をウロウロしておれば満足で、自分では考えようとしない人。
 こういうのをバカと言う。
 (ー5)先生の言うことを毎日しっかり聞いて、いっぱい覚えて、充分にお勉強すれば、ノーベル賞ももらえると思っている人。
 (ー6)他所の畑が何時も綺麗に見えて、自分の研究は下らないと思う人。
 こういう人は何時も流行ばかり追い掛けて、大抵は何時もアブハチ取らずに終わる傾向である
 (ー7)何ごとによらず他人任せな人。怠け者。
 (ー8)論理的に思考出来ない人。

 自分の生活の中から出て来る疑問に対する好奇心の強さが必要である。
 何だろう?知りたいと言う好奇心が全てである。
 それがない人は向かない。

 もし、若者がこの好奇心の持ち主で、この(ー1)から(ー8)までの条件に当てはまらなかったら、まず研究に入っても大丈夫だろう。
 それぞれにやっていけると思う。
 でも実際には、この(-1)と(-2)が極めて多いですな。
 (-3)以下は誰でもすぐ分かりますし排除され易いですけどね。

 職業的に研究職は専門職で、画家や作曲家が自分を伸ばす努力をするのと大変に似ている。
 ともかく、最初は良い指導者を見つけることである。
 野球で言えば、一人で出来る人もいるが、大抵は良いコーチによい時期(最初)に出会った人が伸びているのと同じである。
 もちろん良いコーチに出会ったところで、本人の素質と努力が最も大切な決め手で、誰もが長島であり王でありイチローであり松井であることは出来ない。
 それぞれに持てる能力の限界まで実力を発揮して自分の世界を作ることである。
 野球は4番バッターだけで成り立っているわけではない。
 ピッチャーも必要なら一番バッターも守備も必要です。
 学問も同じです。
 一番自分に向いている領域で自分の長所を生かしながら勝負して行けばよい。


 研究とは誰も先人がやらなかった事をやることである。
 そのためには先人がやったことを知る必要がある。
 そして次に、「人がやらなかったことを考える」ことである。

 ここに一つ落とし穴がある。
「人がやらなかったことを考える」
「独創的なことを考える」
とは何か?

 科学者を目指す人、あるいは既にこの職にある人、全員がこれを意識して考えている。
 要するに皆が「最も独創的」と思うことは、皆が考える「最もごく当たり前の事」になる。
 基本的に学者を目指す人は、我こそは頭脳明晰と自負している。
 こういう人は小学校ではクラスのトップを切る物凄い優等生である。
 中学へ行っても同じで、高校へ行くと少し数が増える。
 そして大学へ行くとそう言う秀才ばかりの集まりになる。
 小学校で一番の人はそこでは一人だが、大学へ行くと100人中100人がそう言う人ばかりになり、むしろ、小学校ではごくありふれたことしか考えない普通のその他大勢の人達の方が大学の中では遙かに珍しく新鮮な発想の持ち主になったりする。
 つまり小学校では独創的に見える秀才の発想は、大学では一番馬鹿げたありふれたアイデアに過ぎなくなりかねない。

 俗に言う学者バカである。
 如何にも賢そうに「俺しかわからんだろう、俺が思いついたのだ、どうだ凄いだろう」と、偉そうな顔して得意満面に得々とバカみたいな些細な事を学会で話す学者が如何に多いことか、愕然とすることが多い。


 No 1とOnly 1の違いなんて、結局は子供の頃から培われた環境上の価値観、人生観、勝ち組の考え方の差なのではないかと思う。
 小中高校時代の子供達にとってカッコが良いのは、間違いなくNo 1の方だと思う。
 ハスの博士のようなOnly 1は、今の社会の価値観では明らかに負け組の筆頭だろう。
 学生のほとんどは目指さない。
 前にも増していなくなってしまった。

 「ガリ勉」とは、つまり受験勉強に代表される才能であり、世間が見る素晴らしい能力である。
 一方、「ゆるキャラバカ」とは、あまり人や流行に影響されず自分の主観に基づいた考え方を出す才能である。
 読んで字のごとくです。
 日本では前者の能力は非常にもてはやされ誉められ、大いにプライドを満足させる能力でもあり、後者は、その能力を発揮すればするほど、変人バカ無能、協調性のないクズとして、相手にされなくなる能力である。

 もっともこれを書いている変人は、後者ではなく、前者の突出した方のことですがね。


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