予備校の予備校
高校へ行って理系の話をすると非常に興味を持って聞いてくれる。受験で高校のおさらいをする予備校系の講演(大学合格率を高める)は多いが、大学・大学院でやる先の話はないのが理由らしい。
予備校の中でそういう大学院の中でやる話を分かり易く聞くような、予備校の中にそっちの予備校的話が時々あれば、大学に受かったら頭が白紙で何をしたら良いのかボーッ、あるいは進路を間違えたとか起こりにくいんじゃないですかねえ。
“今でしょう”と過去のおさらいばっかじゃ、それは大学合格には必須だが18歳で進歩がなくなりますよねえ。こんな会議の中身を分かり易く予備校で解説すればいけますぜ、なんて話。
そんな話で湧いたりして、浮世離れで、すんません。
専業サイエンスコミュニケーター
中高一貫校のSSHコースで模擬講義、この高校の制服の写真は高さ30cmぐらいの飾りです。その学校の応接室にあったので写真を撮らせてもらいました。
生徒達、非常に興味を持って熱心に聞いてくれて、こっちが感動。本当に理系は中高と大学の間に大きな壁があって情報が全く伝わっていませんな。時々あちこちの高校でやるが物凄い反響です。高校側に大学の中の理系情報があまりにも不足。
最近話題のサイエンスコミュニケーターをもっと専業にして組織的に育てないといけませんねえ。全国の進学中高側に強烈なニーズがあり、これをやってみたい理系出身の若手の専門家エンジニア達も非常にたくさんいるのに、その2つを繋ぐ組織がない。
林修先生型の予備校型高校の知識のおさらいだけでは足りない。突出した中学生高校生には理化学最先端情報の教育が必要ですな(紹介の仕方で幾らでもキャッチアップして来る)。このままでは次世代エンジニアが育ちにくく、次世代科学技術の没落国になりかねない。
考えて下さい、イヤ皆で考えましょう。
地球平均気温
TV番組でも地球温暖化の予想値がヤットコ国連基準に修正されましたな。
ちょっと前までTVじゃ今世紀末の地球平均気温は人口予測に合わせて“このまま石炭石油を燃やしている”と、今より0.5℃〜1℃弱、上昇するという話ばかりだった。これはイケン!とは必ず言ってはいましたけどね。
これだとたいしたことはないが、でも、国連報告では前から4.8℃上昇になっている。これ、天文学的な違いですぜ。
ちなみに今の地球の平均気温は0℃±0.5℃(氷河期)。恐竜の時代は10℃〜15℃くらいあり南極まで熱帯だった。
国連報告どおりなら、海抜上昇が凄いでしょうな。関東平野の半分くらいは海になり、千葉県は千葉島になりかねない。なんで予想数値の極端最低値ばかり言っていたんですかね?人心を煽らないためですかね?
でも、Too lateにしない為には、もう今直ぐに世界中が対策を劇的に始めないと間に合いませんぜ(いや、産業構造改変には、もはやToo lateかも。日本でさえあきませんものなあ)。
恐ろしい話で、すんません。ジジイなもんでツイ。