サンフォコンのブログ

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代々木上原の店です

Amebaでブログを始めよう!
んー、だいぶ久しぶりになってしまった。

備忘録がてら、そろそろ書いていくことにしよう。

えーと、どこまで書いたっけ。。

...。

......。

あー、寸法が合っていないところまでだった。

12月2日。

11時に現場に全員集めた。

ただでさえ遅れているのに、ここへ来て設計図と何も合っていない。

何が原因なのか...

犯人は誰なのか...

まるで推理小説のようだ。

全員怪しい。

だんだん人間不信になってくる。

施工側の言い分は、
『設計図通りにやっている。
都度、設計者に判断を仰いでいる。』

そりゃそーだ。
施主の私と設計者がバラバラの意見を施工者に伝えると現場が混乱すると思い、すべて設計者を通じて連絡することに決めている。

まぁ、そもそも設計図が合っていないのだから設計図通りにやっているというのはおかしな話なのだが。

まぁいい。

今度はどうして床の下にガス管が通っていないか?の質問だ。
床を上げてしまったのにガス管が無いってどういうことなのか。

厨房器機を置く予定の位置に墨出しをしていたはずだ。

施工側は
配管が複雑になりすぎて勾配がとれないから外から回す、と。
設計者に確認済みだそうだ。

ん?確認済み?そんな話知らんぞ?

どーなの?設計者さん?知ってたの?

コクッ。

........何.........だと............

コイツ。首を縦に振りやがった。

じゃあこの寸法が違うのも?

確認済み?

え?全部?ですか?


........何.........だと............


じゃあ、この壁にいれるはずの断熱材は?
壁閉じちゃってるけど?

施工者『これは工事が進んでいるように見せるためにわざと先に壁を閉じました!後から入れるつもりでした!』

なんて清々しい言い訳なんでしょう。
わざわざ仕事を増やすなんて!
これは常習犯だな。


まぁいいや。
今の矛先は既に設計者に向かっている。

見えなくなるところは閉じる前に写真を撮るように指示しておいた。今後は安心と思いたい。



まぁ、これは自分で撮ったものだけど。

まさか、信頼していたはずの設計者が犯人だったとは。

それは今度尋問するとして、明日は床を貼る日だ。
もう順番はバラバラだが、やれるところからやるしかないらしい。

まだ大工工事が残っているのに床を貼ったらどうなるか。
もちろん汚れる。
誰だってわかる。
でも、やるそうだ。
まぁプロに任せておけば安心だろう。
なんせ相手はプロだ。



ちなみに当日この状態だったのが、





こうなった。

さすがプロ。


そんなときにまたしても耳を疑う発言が。

厨房屋さんが配管の位置が違うと青ざめている。
自ら墨出し(器具を配置する位置のしるし)をミスッたと告白した。


........何.......
                    ........だと............

また床を開けて配管し直し?
まじ?

明日、床貼れないの?

もうすぐ年末で内装屋さんのスケジュールを抑えることが難しいらしい。

明日貼れないと年末になるかもしれない、と。

コレ、どーすんの!?







11月30日と12月1日に色々測ってみました。

いやー、びっくり。

設計図と合っていたのは通路幅のみ。

これって、どーゆーこと?

まずは良いことから。



厨房のタイルです。
ガンダムエピオンの色。

これで店っぽくなってきました。




グラングランだったカウンターも厚みをもたせ、




あとは残りの入り口側の床を上げてワイン部屋を作ろう!

って時に、事件は起きた。

―――――――――――――――――――――
それは突然だった。

300足りないけどどうしますか?という話題が振られた。

300というのはきっと300mmのことだというのはわかった。
現場での単位はいつもこれだから。
30cmではなく300mmなのだ。
この時すでにもう慣れてしまっていた。

足りないというのは、奥行きというか長さのことらしい。

それは、300足りないので通路が300で良いかという質問だった。

答えはノーだ。
なぜなら30cmの通路幅は狭いと思ったからだ。簡単な問題だ。
椅子と椅子の背を合わせて間を30cm取り、そこを実際歩いてみるとわかりやすいだろう。
通れるには通れるが、狭い。
そもそも計画では60cmの予定だからそこに変更は無い。

もともと広くは無い店内だが、寸法間違いで30cm誤差があるということはありえない。
この店くらいの全長なら自分でも測れるだろう。
しいて言うなら3cmくらいの誤差ならまだあるのかもしれない、などと余計な事を考えてみる。
私はキュイジニエであり、設計士では無いのでそこの感覚はよくわからない。

ただ言えることは、すべての料理ではないが、料理でも測ったり量ったり計ったりするものは「きっちりやる」ということだ。
きっと家庭でお菓子を作る人もきっちり量るだろう。
誰だってそうする。

しかし、プロとなると見ただけでわかったり、測る必要がない人も中にはいるはずだ。

残念ながら今回はそのケースではなく、完全な失敗となってしまっていた。

しかもまた日程が良くない。
12月5日に工事が終わる予定であるにもかかわらず、これがわかったのが11月末である。

ワイン部屋のサッシは特注で製作しており、既に納品待ちの状態。
縦にしても横にしてもサイズが合わない。

店の入り口の壁を延ばす案も出た。

屋根はどうする?
日差しが強い時はどうする?
地下の店の間口も狭くなってしまう。

この案を通すことは出来ない。

......。

そこにいる全員に衝撃が走った。

誰もが「まさか!?」と思っているだろう。

これが何を意味するか。

またしても工期の延長である。


ここでおさらいです。

11月17日
工事終了予定。

でも、何が起こるかわからないのでもう1週間くらいかかるかもしれません。期間は多目にみておいて、と。
これは了承。

ネットとかみてもちょっとくらいは遅れる可能性があるって書いてるし。
オーケイ、オーケイ。

まぁ、遅くても11月24日とかだしー。
工事終わってから11月いっぱいはプレオープンで12月1日オープンで行こうかな~。

...って気持ちで考えていた時期もありました。



そして、11月27日。

午後にカウンターについて設計者に聞こうと思っていたら、先に電話がきました。
位置が間違ってたので正しい位置に直したそうです。

良かった良かった。

そして、この日は営業があったため、夜12時を過ぎてからカウンターを確認に訪問。

確かに位置がかわっている。
こんなに違ったのか。。。

ん?
でもさ、今度は逆にカウンター席広くない?

広いのは良いことだけど。

打ち合わせの時はカウンター席の後ろ通るときはけっこう狭いです。って言ってたのよね。

まぁ、いいや。
今回は設計のプロに任せてるし。

◼️今後のスケジュール◼️

12月4日に厨房器具が納品され、

12月5日に工事が終わり、

12月6,7日でカウンターにモールテックス塗装。

12月8日は金曜日なので、食材をたくさん納品してもらい、8,9日は徹夜で仕込みだー❗

12月10日にいつものメンバー呼んでプレオープン。
飲み過ぎ注意しなきゃ!だって明日は!笑

12月11日にオープンかな~。

幡ヶ谷も4月11日オープンだったな~。
11繋がりで良いかも!
工事がだいぶ遅れたけど楽しみだー!

...って思ってたのよ❗
この時はまだ。


厨房と通路を隔てる壁です。
壁の中ってこうなってるのね。。。
これもなんか脆そう。


カウンター。
今、大工さんが立っている反対側が客席。

えっ?客席...狭くない?

まぁ、
狭いっつーか、
その前に、
グラグラしてます。

さっきの壁もカウンターの芯の部分もグラグラです。
いや、グラグラっつーかグラングラン。
いや、グラングランっつーか、むしろフニャフニャ。

まるで揺らめく波のよう。
地震には強そう。
強度はわからない。

不安なので、一応大丈夫なのか聞いてみることにしよう。設計者に。