「出る」所(蛇柳 #02) | 高野山への道

「出る」所(蛇柳 #02)

その1 紫雲寮
その2 高野山大学駐車場

前回から。

戸谷新右衛門という人が年貢の陳情の件で蛇柳にて石子詰にされた。
('-'.).。oO(高野山の僧侶は出血を嫌ったので、処刑をする場合は生き埋めにした)

年貢米を計量する為の枡が全国で微妙に違っていた頃、統一令が出た。
にもかかわらず、高野山は旧式のやや大きめな枡を使っていたために、陳情に行ったらしい。

陳情に行って殺されるのは、現代の感覚ではおかしな話だが、現在の請願(憲法16条)とは異なり、当時(というか、憲法が変わるまで)の陳情は命がけだったらしい。

他には、山中の一人の僧が陰謀を巡らし、寺主の地位を奪おうとしたことが発覚し、捕らえられ、見せしめのためにここで生き埋めにされたという言い伝えもあるようだ。
奥の院の中で処刑する辺り、多少の温情はあるのだろうか。

(´-`).。oO(処刑されるのは嫌だが、死後に高野山に埋葬されるのはちょっと羨ましいと思わんでもない)

更に、空海が竹箒で大蛇を柳に変えたという説もあるにはある。
以前にも蛇にまつわるエピソードを紹介したが、ここでも蛇が出て来る。
真意はともかく、柳には大蛇が住んでいるという言い伝えは高野だけのものではなく、他の地方にもある。

地元の人は立ち寄らないというが、普通に参拝しても付近を通ることはまずない。
ここでも暫くうろうろしていたが、私は霊感が全くないので、何も感じなかった。

が、夜に行くのはどうかと思う。
(´-`).。oO(参道を歩くだけで精一杯だな。)
不気味さでは、前述の紫雲寮の方が若干上だと思う。

霊宝館のHP以外に、蛇柳付近の写真はネット上にはない。
なので、手持ちのを数枚載せる。
写真の技術が稚拙なせいか、心霊らしいモノはぜんぜん写ってない。
(´-`).。oO(ご自身で確かめたい方は、メッセを頂ければ正確な場所を返信します、、。)

高野山への道-蛇柳(2)

供養塔。

高野山への道-蛇柳(5)

高野山への道-蛇柳(3)

祠。

高野山への道-蛇柳(4)