以下は、東京裁判を含むGHQの占領政策によって、なぜ戦前から国際会議で人種差別撤廃を訴えて、欧米の植民地支配から有色人種を解放するために戦い、「太平洋共栄圏」を作ろうとした日本人に戦後に凄まじい自虐史観が植え付けられたのかが、よくわかる対談です。科学者の武田邦彦氏とジャーナリストの高山正之氏による欧米社会が隠蔽した話は、大変わかりやすいものです。

 

 

イギリスやアメリカに代表される欧米の列強の国々が過去にした数々の行いを知ると、現代でもなぜ次々と有色人種が住んでいる地域で戦争が起きるのか、その理由や背景がわかってきます。
 
アメリカでは、アメリカン・インディアンに対して、インディアン同士を戦争させて、英米戦争の代理戦争をさせたり、インディアンを追い詰めるために、まずは共生していたバッファローをほぼ絶滅に近い状態にして、資源と食料を徹底的に取り上げる…。じわじわと土地を強奪していく過程がよくわかります。
 
 
分裂(分断)させて、征服する」というやり方を日本人は見習う必要はないですが、見破らないといけないですね。日本は、薩長戦争の時に、別の外国勢力がそれぞれを裏で軍事支援して、分裂させられそうになりました。最終的に、勝海舟が尊皇派と幕府側を説得し、翌日に予定されていた江戸の焼き討ちを阻止し、江戸城の無血開城という奇跡的な和解をもたらし、日本を一つにまとめました。
 
今、日本で行なわれている保守分断工作なども、国力を弱める「分断して、征服する」勢力が後押ししているのは確実です。
 
 
白人の植民地支配や奴隷制度の凄まじさは、オーストラリアで過去に行われた「アボリジニー狩り」の記録によって、よく分かります。
 
 
欧米の考え方の根底にある考え方を理解すると、これまで起きたことや、今起きていることの裏が見えてくるのではないでしょうか。