週刊現代のオンライン版で「欧米人とはこんなに違った日本人の体質」(奥田昌子著)についての興味深い記事が載っていました。現在、何らかのダイエットや筋トレなどをしていて、「頑張っているのに、あまり効果が感じられないな」と思っている人にとって、目から鱗の内容ではないかと思います。
 

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50722?page=3

 
この本によると、欧米でなされた学術研究を元にして開発された筋トレや減塩、炭水化物抜きダイエットなどは、欧米人の体質を前提としてできたものであり、全く体質の違う日本人には効果がないどころが、有害な場合もあるという驚くべき内容です。
 
 
確かに、肉や乳製品を何千年にも渡って食べてきた人種と、野菜やお米を10000年以上も食べてきた遺伝子を持つ日本人の体の働きが同じはずもありません。「西洋人に比べて、日本人の方が腸が長い」という話は有名ですよね。
 
 
昨日、長年の外交官としての経験から世界情勢に詳しい馬渕睦夫氏が世界や日本を良くするために何かできることがあるとすれば、「お米を食べるようにすること」を挙げておられたことを書きました。
 
やはり、日本の伝統的な食生活をすることで日本人はより健康になり、病気で辛い思いをしたり無駄なお金を使うことを避けることができるというわけです。自分や家族が病になれば、世界や日本を良くするどころではありませんよね。

 


 
私の知り合いで、肥満を理由にダイエットと筋トレを始めた方がいて、数ヶ月後に実際に痩せて本人的には満足感があったようです。しかし、その後に思いも寄らないことが起きました。旅行でなんとなく漢方のお店に入ったところ、そこで体内年齢が実年齢よりも15才以上も超えており、中身は骨と皮になっているという診断を受けたのです。
 
実際に検査でいろいろな数値を測ってみると、やはり栄養失調のような状態だったそうです。しかも、せっかく頑張って痩せた体は、なぜかすぐに元通りになってしまったそうです。
 
日本人の体質に合った食生活をするということがどれほど大切か教えられます。
 

私たちのご先祖が長い間かけて培って私たち現代の日本人に伝えてくださった遺伝子に感謝します。日本人の体質と西洋人の体質が違う事実を指摘してくださった作家の皆さま、学者の皆さまに感謝いたします。

 

日本人に合った健康法・癒し