長い一日だった…@S谷です。
自然体で臨もう、とココロに決めていても、
やはり、S谷は、緊張していたのであります。
だから、少し早めに出てきた栄で、ランチをと思っていたのに、
何も喉を通らなかった。
冷えたアイスカフェオレは、喉をスルスルと通り抜けて行くだけ。
不思議な暑さが残る。でもS谷は、それを全部飲み切って、
会社へと向かった。
まずは、人事部へ挨拶へ行く。
すると、正面玄関で待っているように、との指示が。
自分の会社の待ち合いソファに座ったのは、初めてだ。
なんだか、外部の人扱いされているようで、少し気分が悪い。
でも、そんな不安はすぐに解消した。
どうやら人事部の方から連絡が入り、時間がおしている、
とのこと。S谷は、客相で少しの間、待機するコトになった。
同僚の皆さん、室長へも二週間ぶりのご挨拶となった。
いつものコトながら、皆さん、とてもあたたかく迎えてくれた。
そして嬉しい事に、室長からは、このように言われた。
「今日の面談には、私も同席させていただきます」
ややあって、呼び出しが掛かり、S谷は産業医の待つ部屋へと
案内された。部屋へ入る前、室長は静かに、
「以前、メールでお送りした通りです。
すべて、はい、と答えてもらって構いませんから」と、仰られた。
そのひとことで、S谷は、心底安心して、面談を受けることとなった。
以前見た顔と、同じ顔。同じ産業医だったはずなのに。
今日の面談は、いったい、なんだったのだろうか。
「明日から、仕事できそうですか?」
そんな、アバウトな質問だった。
S谷は、室長がアドバイスしてくださったとおり、軽やかに
「はい、大丈夫です」としっかりとした声で返答した。
その会話だけで、すべてが終わってしまった。
「では、明日から出勤してください。」
S谷と室長が退室する際には、笑顔さえ見せていた産業医。
本当に…いったい、何なのだろうか。未だにわからない。
客相へ戻り、室長には、深々と頭を下げて、
「ありがとうございました。本当に、ありがとうございました」
と、S谷は言わずにはいられなかった。
でも室長はいつもの調子で、「いえいえ、そんな」と言って、
逆に「明日から、よろしくお願いしますね」と仰られた。
S谷は、チカラが一気に抜けてしまったようだ。
面談を終えたS谷は、今日はそのままオフィスを出て、
すぐさま、栄の地下街にあるカフェで、遅い昼ごはんをとった。
本当に、おいしい食事だった。
その後は…。またバスに乗り、ホームへ向かう。
バスの中で、S谷はいろいろな事を考えていた。
整理はまるで出来ていないのだけれど、
『動き出したんだ』という感覚だけが、とても強くあった。
スリー台は空いているのに、将棋に夢中。
動き出さないベースが、S谷を待っていてくれて、
S谷は動き出す事が出来るのかも知れない…(笑)
なんてことも、少し思ったり。
4先セットマッチに興じた。結果は…。
4 ‐ 3 ×
4 ‐ 3 ×
2 ‐ 4 ○
2 ‐ 4 ○
なんとか、イーブンで終了。
でも、内容的には、一か月のブランク明けとはいえ、
かなりイタいものがあった。これは、もりもり練習しなければ。
予定では、明日はTLBC(東海レディースビリヤードクラブ)の
例会がある。さらにその翌日、金曜日には、画像にもある、
国体の県代表選手を決める予選が行われる。
現状のS谷の力量では、二日間とも厳しいだろうけれど、
今できる範囲で、精一杯の事はやってみようと思っている。
(また、4時間の時短勤務から再スタートであります。)
何であれ、自分の「場」がある、というのは、
本当に恵まれた事なのダと感じている今なのでアリマス。