松本龍と人権擁護法案④ | 中谷良子の落書き帳

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腑抜けたメディアの姿勢‏

同盟員が龍氏を守る気がない一方で部落解放同盟を“腫れ物に触る”かのように取り扱ってきたのはメディアである。

これまで、同和事業をめぐる「飛鳥会事件」(06年)、「奈良県部落解放同盟員給与不正受給事件」(同)、「立花町差別はがき自作自演事件」(03年)、などの不祥事や事件について、テレビ、新聞、雑誌では「同和キャンペーン」ともいうべき記事や番組が制作されてきた。

メディアや“反権力”を自負する文化人は、これまで「不祥事の裏に悲惨な差別があり、ひいては事件の原因は社会のせいである」というような主張を続けてきた。

「同和が何をしても批判しない」
その特別待遇措置が、龍氏の「勘違い発言」を産んだとも言えるだろう。

発言当夜のニュースで、龍氏の発言を報じたのは東北放送だけだった。
朝日新聞も翌日のニュースに発言の一部は載せたものの、「書いたら絶対終わり」などの発言は掲載していない。

東北放送以外のメディアは、発言が問題になってから、あわてて一斉に報じたのである。
龍氏の発言の問題以上に、メディアの対応は問題ではないだろうか。

慌てて報じはじめた報道陣から暴言について問われた龍氏は当初、

『発言は問題だと思っていない』
『(村井知事側が発言を問題視しているが、と聞かれて)本当?すごい知事だね』などと言っていた。

さらに批判の声が高まってくると、

『九州の人間ですけん、語気が荒くなった』
『B型で短絡的なところがあって』と弁明した。

言わなくても短絡的なのはよくわかる。
ただ、この「B型で短絡的」という発言は要注目だ。

“解放運動家”との出自を考えれば、通常よりも大きな問題をはらんでいる。

(「解放新聞」荊冠旗第2329号、07年7月30日)

解放同盟は、こうした血液型性格判断の類を「差別を助長する行為」として厳しく糾弾してきた。
時には「糾弾闘争」を起こしてきたこともあるほど、差別には厳しく目を光らせている。

解放運動家であるはずの龍氏が「血液型」を理由に自らの発言を弁解したことは、「解放運動家」としても失格、ということになるだろう。

結局、龍氏は7月5日に辞任することになったが、全国の解放同盟員たちはこの辞任劇をどう見たか。
部落解放同盟中央本部に尋ねると、

『松本龍氏についてのコメントは控えます』とのことだった。

だが、もしこれが解放同盟や左派の人間たちが嫌う保守系議員だったら、左派の運動家もメディアも黙っていなかっただろう。

もし、龍氏の“出自”の問題を考慮し批判を控えているというならば、それこそ「差別」である。

つづく

Journalist・三品純氏
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