今週水曜日から昨日にかけて、
夫くんのToursトゥールに住む友達カップルが遊びに来てました。
初日の夜は別の友達カップルの家で食事をし、翌日の夜は我が家で食事。
おもてなし料理にはどこかしらに手をかけたくなる性質の私は、今回はアペリティフ(食前酒)用のおつまみとデザートをちょっとがんばってみました(ほとんど毎回、手をかけているのはデザートですけどね・・・)。
おつまみは、にんじんスティックと味噌マヨソース、クラッカーと2種類のディップ。一つはアボカドとヤギのチーズを混ぜたもの、もう一つはcaviar d'aubergineキャビア・ドベルジーンヌという「なすのキャビア風」。
caviar d'aubergineは、10年以上前に購入した、押田洋子さん著の「パリ お皿の上の物語」という本の中で紹介されていて、以前にも一度作ったことがあります。ただ、この本には材料と作り方は書かれているのですが、分量が載ってないので、味見しながら適当に作ってます。
以下、「パリ お皿の上の物語」より引用:
”私は三村真喜子先生からとても素敵なナス料理を教えていただいた。もちろんフランス料理である。題して、「ナスのキャビア風Caviar d'aubergine」・・・ナスを厚めに切ってオリーブオイルでじっくりと焼く。皮を除き身をほぐす。フォークでグチャグチャになるまでつぶしてしまうのである。一方で、すりニンニク、塩、こしょうを加えて混ぜ、その上にタラリ、タラーリ、少しずつオイルを加えてねばりを出す。そこにレモン汁、ワインビネガーを加える。そのソースをグチャグチャのナスに混ぜ合わせて、味を整え、よく冷やす。薄切りのパンかクラッカーを添えてすすめる。・・・・見た目は麗しくないが舌に載せると「口福」が訪れることまちがいなし。しかも食卓はがぜん騒々しくなる。これは一体どんなモノから作られたのでしょうか?・・・正解の人は多くないだろう。これは立派な前菜のひとつである。なぜなら、あの「フォション」でも売っているくらいなのだから・・・。”
ここまで書かれたら、ぜひ作ってみなくてはと思っちゃいません
以前作ったときは、ニンニクがきつすぎたので、今回はニンニク控えめに作ったのですが、味見しながら味を整えていくうちにわかんなくなっちゃって、最終的にはこんなもんでいっか・・・とかなり適当
このディップを知っている友人には、売っているものはもっと味付け濃いけど、これはやさしい味でおいしいよといってもらえました。なんでも、トマトや玉ねぎが入っているものもあるとか・・・。フランスのサイトで検索してみるといろいろなレシピが出てきたので、いくつか試してみて、これは!というレシピにめぐり合えたら、またこちらでレシピを載せますね(^_-)☆
今回は日本風に、前菜・メインの区別なく冷やし中華と鶏のグリル焼きを一度に食卓に出しました。フランスでは普通の食事でも必ずと言っていいほど前菜・メインと分けて食事をしますが、我が家は日本風に一度に出してしまうことも多く、おもてなしでも時々同じようにやります。
そして、デザート(メインとデザートの間にチーズを食べるのも一般的ですが、デザートをしっかり味わってもらいたいというのもあり、我が家では省略することが多いです)。この友人たちは男女問わずみんな甘党で、いつも私の作るデザートに期待してくれているので、毎回何作ろうと悩みがいがあるんですよね
で、今回は「ミルクレープ」に決定!!
ミルクレープ(mille crêpe)というくらいだから、フランスのものだとばかり思っていたのですが、日本のドゥリエール
が発祥なんですってねだから、フランスでは見かけないし、知られてないんだと納得
20数枚のクレープを焼いて、
生クリームとカスタードクリームを交互にはさみました↓
食卓に持っていったときの驚きとうれしさの声といったら・・・(-^□^-)
名前を当ててみて、と質問したのですが、誰一人正解者はいませんでしたわ。「ミルクレープ」という名前を聞いて、”なるほど~”と感心してました
切り分けたところ↓
最初は何もかけずに出そうかと思ったのですが、ブルーベリーソースとの相性が抜群で、ソースをかけて正解みんなおいしいおいしいといって、結局、一人2切れずつ食べちゃいました甘いもの好きの私も2切れ食べたのですが、さすがに2切れ完食した後には、1切れだけにしとけばよかったと思うほど、ずっしりでした。ショートケーキだったら2切れ食べても平気なんだけどな~(*^.^*)
次回からは、クレープの枚数を減らして、
クリームを多めに入れたいな~と思いました(^O^)/