[手ごたえがない_アロマテラピーの思い出35] の続きです。
(2年ほど前の話です)
アロマテラピーインストラクター試験が終わって
1ヶ月ほど経ったある日、ポストにAEAJからの封筒が届いていました。
アロマ検定のときは
分厚い封筒にいろいろなものがぎっしりと詰め込まれていたのですが、
今回は小さなレター封筒に
紙が一枚はいっているだけというような風情です。
「あ~、来たか・・・封筒、薄っ!
この薄さでは、やっぱりだめだったんだねぇ」とがっかりです。
まぁ、あれだけがんばってだめだったのだから仕方ないね。
細かいところまで手が回らなかったのは事実だし
とりあえず通知の内容を確認して、また3月にがんばろうと封を切ります。
「あれ?・・・”不”が抜けてるのか?
やだぁ~、肝心のところを脱字したら、合格になっちゃうぢゃん」
・・・と、わけの判らないことを考えながら
よぉ~く、よぉ~く見てみると、なんか・・・合格って書いてあるみたいです。
うわぁ~、きっとぎりぎりだったんだろうけど合格したみたい。
んもぉ~、封筒があまりに薄くてさりげないから、ダメかと思ったよ。
状況が良く理解できずに、喜びは遅れてやってきました。
そっかぁ、そっかぁ、
封筒の厚みと風情で判断してはいけなかったのね。
ひとつの目標を長い時間かけて、やりとげることができました。
昨年の夏にアドバイザー講座を受けて
すぐにインストラクターに進むと言っていた
クラスメイトの方達をうらやましい気持ちで
見送ったことが思い出されます。
その後の心身の不調とそれに負けそうになりながらも
なんとか通い続けたインストラクター講座で
ご指導くださった先生と
励まし合ったクラスメイトのことが浮かんできます。
やっぱり、やらないうちから
「無理、○○だから出来ない」って決めちゃいけないんだ。
出来る方法を工夫して、一生懸命にやればなんとかなるんだ。
もし今回だめだったとしても、
試験を受けたことで学ぶことはとてもたくさんあった。
この気持ちを忘れないようにすれば、
いままで分からなかったなにかがつかめるような気がする。
薄い紙に印刷された合格通知は、
まだ自分にも見えない何かを運んできたようです。
[退職そして別れ_アロマテラピーの思い出37] に続きます。