8月27日~28日にかけて1泊2日で大学の集中講義に参加してきた。地上で起きている水循環について現地調査をして理解を深める、とシラバスに書いてあったんでそれを期待して履修したんだけど、実際参加してみて感想はちょっと残念だった。
初日朝、集合時間ちょっと前に駅前に集まったけど、肝心の先生とその研究室の人がなかなか来なくて結局30分以上遅刻して到着した。この時点でちょっと心証悪くなった。先生と研究室の人がレンタカーで見学場所まで移動するとき駅前のバスプール(一般車は進入禁止)に車止めたもんだからバスからクラクションならされてたのが印象的だった。
そのあとダムに向けて出発した。
道(酷国道399号)がツーリングするのにちょうどいい感じだったから今度バイクで行ってみたいなーとか思ってた。
摺上川ダム。ロックフィル型式のダムで、内部の監査廊というダムの底にある通路を見学した。年間通して15℃らしいので涼しかった。久しぶりにスマホが圏外になった。
ダムから車で来た方向を臨んだ写真。景色良いね
ダムを見学した後は、場所を失念したけどどこかの湧水を採水して、pHとか電気伝導率とかを調べる方法をレクチャーされた。
その後、宿泊場所のコテージまで途中スーパーによってBBQの材料とかを買って移動した。まさか講義でコテージに泊まってBBQやるとは思わないよね。僕は所謂リア充ではないのでちょっと危なかった。リア充じゃない知り合いがいてぼっちにならなくて本当に良かった。ちなみに酒もスーパーで買ってきたんだけど、一番に飲んだのは先生だった。なぜかBBQ終盤に自己紹介タイムがあったんだけど、「外車のバイクに乗ってます」とか言った。バイク乗ってて良かった。
途中酒が切れたから酒を調達しに研究室の人が車でコテージの本部まで行ったけど、いくら私有地で公道じゃないからって先生が止めないのはどうかと思った。
初日に他に印象に残ったことは、リア充には知り合って1日で真夜中まで人狼で盛り上がれるレベルにまで仲良くなれるコミュニケーション能力があるのを知ったこと。感心した。自分には無理。
明くる日、宮城の沿岸に行って津波の被害を見学するということで、名取市の閖上地区に移動した。川が海に接続している場所周辺の様子をスケッチするために堤防に行ったんだけど、もちろん復旧工事してるわけだから、工事現場に行かなくちゃいけなかったんだけど、当然先生がアポを取ったと思ってた。けど実際はアポとってなくて現場の人に先生が怒られてて適当な人なんだなーと思った。結局数回移動してからスケッチした。
あの日からもう2年半が経った。家があったと思われる場所は基礎のコンクリートだけ残して更地になって草が生えていた。
自分が見上げるほどの高さの津波がくるなんて想像できなかった。
自販機によく住所書いてあるけど、設置されていたそれには 朝日が昇る町 名取市閖上~ と書かれててちょっと感銘を受けた。
集中講義の最後に、キリンビール仙台工場に行って工場見学した。どこに水循環が関係あるんだと思いつつビールを飲んだ。ビールは苦手だったけど、上手くつがれたものは美味かったからするする飲めた。大学の講義でビールを飲めて単位を貰えるなんてこの上ない神授業だと思う。ハンドルキーパーの人は飲めなくて残念そうだった。
ビール飲んだ後高速に乗って初日の集合場所に戻って解散した。
この集中講義でシラバスに書いてあるようなことは学べなかったと思ったからそういう面で残念な講義だった。ただ他に学べたことは、行きたい研究室の先生の人間性をこういうところで知ることで研究室選びの材料になると言うこと。自分の興味ある分野が研究できるからと言ってその研究室の先生と相性が悪かったらダメだしね。自分はこの先生の研究室には行かない。
この講義でレポートとかも出されてないし、今回先生はただ学生とBBQして酒飲みたかっただけなんじゃないかと思った。でも参加費5000円で1単位買えてBBQしたと思えばかなりというか神講義。一応これ実験の単位として卒業に必要な単位に計上されるからリア充でこのノリが好きだったらかなりコスパ高い。
29日に実家に帰る途中高速道路の料金所で立ちゴケしてクーラントまき散らして、同じ日に市役所の駐輪場で取り回してるときにぶっ倒して、
この有様になった。づけたんごめん!