様々なことからちょっとへこたれていた、週明けの早朝。
テレビで流れていたのは、中嶋しゅうさんが亡くなった代役に、斎藤歩さんが立つという報道だった。
13日から再開された「OTHERDESERTCITIESアザー・デザート・シティーズ」(再開初日のインタビュー記事)
歩さんは私の尊敬する人の1人。
初めて会った20年前、全てを見透かされてそうで怖かった。
でも実際は冷静で厳しいものの、お花の水やりをものすっごく優しくしちゃうような方だったりする。
1度だけ、歩さんに宣材を撮ってもらった。
すごく褒めてくれながらシャッターをきってくれたけど、緊張して笑顔が堅く、歩さんには言えなかったけど、その宣材が世に出ることはなかった(笑)
舞台の稽古は約1ヶ月〜1.5ヶ月。
稽古の積み重ねで成り立っている。
そんな中、歩さんは3日で仕上げて舞台に立っている。おそらく練習不足なんて感じさせないでしょう。
時間が足りない。あれもこれもできない。
あれがしたいこれがしたい。
そんなことを考えて、口に出さないまでも少しずつ言い訳をしていた。後回しにする事案もあった。
全ては自分が選んだ道で起こしたことなのに。
忙しかったから。急きょだったから。3日だから…なんて言い訳を歩さんは絶対しない。
プロフェッショナルなものを、観に来てくださったお客様にお届けしているでしょう。
そして、北海道の仕事も、休演日にこなして行くことでしょう。
そしてしゅうさんが、舞台を見下ろしながら安心してゆっくりされることでしょう。
歩さんのおかげで、こうして気づけたいいタイミング。
昨日からテーピングも外れ、痛み止め薬からも解放。
ちょっと頑張ります。
でも私。リセット力高いから…手を抜いてるなぁ…と感じたらチクっとお知らせしてね。
「ちこ。自由とはその行動に責任を背負うことだ。履き違えたらただのバカ。気をつけろ」
これは大好きな友だちに言われたコトバ。
このコトバ、もう一度しっかりと刻んで働こう。