お悔やみとお見舞い | MARYSOL のキューバ映画修行

MARYSOL のキューバ映画修行

【キューバ映画】というジグソーパズルを完成させるための1ピースになれれば…そんな思いで綴ります。
★「アキラの恋人」上映希望の方、メッセージください。

俳優、長門裕之氏(津川雅彦氏の兄)の訃報に接し、驚き残念に思うと同時に、早速キューバのマリオ先生とマリアン監督に知らせました。
というのも、以前お知らせしたように、二人は日本=キューバの唯一の合作映画『キューバの恋人』(故黒木和雄監督/1969年)にまつわるドキュメンタリーを製作中だからです。
http://ameblo.jp/rincon-del-cine-cubano/entry-10686115460.html


その事前資料ともなった調査をマリオ先生がまとめるに当たり、実は昨年秋に主役のアキラを演じた津川雅彦氏にインタビューをさせていただきました。
全く何の人脈も後ろ盾も無い私のような者を通しての依頼に対し、驚くべき寛大さで応じてくださった津川雅彦氏に、マリオ先生はもちろんのこと、私も深い感謝の念を抱いています。


また、キューバ側での調査が進むにつれ、当時の多くの関係者も津川氏に対し非常に好感を抱いていることが分かり、マリオ先生もマリアン監督も(私も)尊敬の念を深めていたところでした。


ですから、この度の御兄様の訃報は、遠いキューバにいる二人にとっても非常に辛く悲しい知らせとなりました。
そして今日、テレビやウェブの報道で、長門裕之氏が亡くなった日に、津川氏自身も心筋梗塞の疑いで集中治療室に入院中だったと知り、衝撃を受けています。


キューバで製作中のドキュメンタリーはこの夏にも完成予定。その節はぜひ津川氏にも見ていただきたいと、製作チーム一同、期待を胸に励んでいます。
どうか一日も早く津川氏が健康を回復なさり、日本映画のため、亡くなった御兄様の分までご活躍くださいますよう心からお祈り申しあげます。



尚、映画『キューバの恋人』は、今月15日、キューバでは初めてテレビ放映を通して公開されました。

その際、関連ドキュメンタリーが製作中であることも報じられたとのことです。