敏感肌 と オーガニックコスメ | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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敏感肌✕オーガニックコスメ


これはとっても相性が悪いです。



まぁ前々からずーっと言ってますけどね・・・






オーガニック(?)

というか、

植物由来がどうのとか天然由来がなんとかとか…


無添加化粧品系にも多いですよね。




「植物由来の精油の効果で無防腐剤(ノンパラベン)処方に成功!」


とか言ってる化粧品も最近結構ありますよね…。



そもそも精油っていうのはかなりの刺激性がありますし、


ユーカリ油ハッカ油、ヒノキチオールなど、

医薬部外品では殺菌剤として利用されているものもあるわけです。


元々虫除けなどに使われる植物の樹液などには


強力な抗菌作用があるわけで。




無防腐剤というか精油がそもそもから防腐剤ですよね(^_^;)



で、

精油が人に安全か?

と言われるとそれはかなり微妙で、


敏感肌の人やアレルギー体質の方には結構な刺激になったりします。



それを思うとほぼ毒性の無いパラベンを使ったほうがまだまだ安全ですよ。


配合量も少なく抑えられますし

もう何十年と用いられているので処方のノウハウもたくさんあります。




あと精油による抗菌だけでは、

防御しきれない菌類ももりもりたくさんいますからね。






あとオーガニック系の洗剤だと、

妙に『アルキルグルコシド』っていうやつを使いたがります。


多分「糖由来」って言えるからでしょうね。



ただ糖由来って言っても

「アルキル」のところは石油でもパーム油でも作れますし、

砂糖から全部作っているわけではありません。


(あくまで『グルコシド』っていうところが糖の構造というだけ)



ちなみにこの洗剤、

非イオン系界面活性剤なので正味の刺激はほぼゼロです。


なるほど一応は低刺激洗剤の仲間なのですね。





しかしこの洗剤のある意味優秀な特徴として、

油分の除去性が超強力
です。



アルキルグルコシドは食器用洗剤の助剤に使われる洗剤です。





普通のアニオン界面活性剤は油を落とす力は思うほど強くありません。

(ラウリル硫酸塩とかでもです)



人の髪や身体につく油と、

食器や調理器具につく油では


付着している油の量が全然違います。



なので油を落としやすい専用の洗剤を少量加えています。



多くの場合それがアルキルグルコシドです。


皮膚刺激が弱くて合成しやすいから…

という理由が大きいのでしょうね。






なので

オーガニック系のシャンプーでは

かなりガッツリした洗剤が使われている場合が多いので、


ここも何とかして欲しいところです…(-_-;)



確かに洗剤自体の刺激は弱くても、


油分を取られすぎると敏感肌・乾燥肌の人には大変ですからね。












ただオーガニック系って

パッケージやボトルデザインがかわいいのは確かでしょうね!^^;




敏感肌の人は出来るだけ避けたほうがいいですが

そうでもない普通肌の方であれば、



「アンティーク気分で揃える」


というのもひとつの楽しみ方かもしれません(苦笑)








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