52:本望だろう | レンと愛のミラクルワールド物語

52:本望だろう

ルーとリリー52:本望だろう

「さぁ、知らないな。ここは俺の世界ではないから
戻るよ」

「あの、狭間の世界で森の精人をみかけませんでしたか?
ルーとリリーとフォーと言いますが」

「フォーだと?」
モーイが怖い声になりました。

びっくりしながらも
「ええ、フォーです。森ギツネのフォーがこちらに
迷い込んだのを、元の森の精人界へ戻すために
同じ森の精人のルーとリリーといっしょに
この黄色花畑で結界を探していたはずなんです」

「森ギツネなのか。やはり。かわいそうなことをした。
ガラスの世界に全員戻すはずが、
間違って森の精人界へ飛ばしてしまった。
今ごろ、フォーは、ガラス細工になっているよ。
狭間の世界かガラスの世界なら、
生きていけるんだが。

まぁ、戻りたがっていたから、本望だろう」

聞きながら、クリスタとマースは
顔を見合わせて難しい顔をします。

「あなたは、フォーたちに会ったんですね。
そして彼らを森の精人界へ送ったのですか?
しかしフォーがガラス細工になったと
なぜ、わかるのですか?
彼は、森の精人界の森ギツネなのです」

>>>ルーとリリー53へ続く

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PS:6月11日から札幌ロングステイ中です。
2年ぶりの札幌です。
少し落ち着いたので記事更新できました。
札幌ロングステイの様子はこちら旅ブログでどうぞ
滞在型の旅をしながらスローライフ


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