今回 息子と夫が

取っ組み合いのケンカをして

 

その前後一連の流れを

客観的に離れた場所から見ていて

 

2人の中の 怒り と 

奥にある 哀しみ がくっついている

 

その様子が私には見えました。

 

 

怒りと哀しみの感情(1)

 

怒りと哀しみの感情(2)

 

怒りと哀しみの感情(3)

 

 

 

そして 2人のケンカの少し前から

私の周りでも 

心がザワツクことが立て続けにあってね。

 

 

すぐには結びつかなかったのだけど

 

「どうやら コレ 

 私の哀しみを刺激してないか!?」

 

と途中で気づいたの。

 

 

 

私は幼い頃

 

「わたしが怒ったら 

 大変なことになっちゃた~(T▽T;)」

 

という出来事から 

 

「怒ってはいけない!」

 

という観念が強く心に根付き 

特に 怒りに対しては

自分でもかなり意識していたのね。

 

 

だけど ふと 

 

「じゃあ 哀しみはどうしてた?」

 

と考えてみると

 

「あんまり哀しんでないかも…」

 

ってなった。

 

 

わたしが 「哀しみ」 と聞いて浮かぶワードは

 

ガッカリ 落胆 落ち込む

 

 

そして 今は亡き大好きな祖父母が

ガッカリしているある場面が

ハッキリと思い浮かんだ。

 

 

原因は忘れたけれど 

私が怒ってしたことが 

祖父母をガッカリさせてしまった出来事。

 

 

あの時 後々までかなり

自分も落ち込んだっけなー

 

 

 

また  過保護で心配性な両親が

安全安心にいられるよう 

哀しみという石ころに転ばないように

先回りしてどけるように育ててくれて

 

ガッカリや落胆することに

かなり反応していた

 

というのも関係していたと思う。

 

 

自分がガッカリするのも 

もちろんイヤだけど

 

人をガッカリさせるのも 

すごくイヤ

 

 

この感覚がとにかく嫌で 

自分にも周りの人にも気をつけて

哀しむことを避けてきた気がします。

 

 

 

そういえば

グサリとくるような言葉を

誰かに言われた時

 

あー これ後で落ち込みそう

 

と即座に思考に切り替えていたのも

ちょっとでも哀しみを感じたくなかったからか。

 

 

考えていれば 感じなくて済んだし。

 

 

とても傷ついた出来事を

 

「こう考えれば大丈夫!」

 

とすぐさまポジティブシンキングしたのもそう。

 

 

お断りするのにすごく気を遣ったのも

お互いに落胆しないように 

って気持ちが強かったからかもね。

 

 

 

ここの所

わたしをザワつかせたのは

まさに

 

ガッカリする 

ガッカリさせる 

落胆する 

落ち込む

 

これら 哀しみを感じる出来事でした。

 

 

「そうだよー 無視しないでよー!」

 

 

あ 哀しみちゃん 出てきた!

 

 

ってことで 

気がついてからは

哀しみを感じるをやってみました。

 

 

 

ガッカリな出来事について 

すぐに対策を考えたり 

ポジティブ思考に切り替えるのをやめて

 

「あーコレ本当に落ち込むーイヤだ~」

 

落胆してみた。

 

 

いつもなら 理由をあれこれ述べて

出来るだけやんわり

NOを伝えていたことについて

 

「んー それ行かないわ」

「残念 今は気が乗らなくて」

 

などとそのままの思いを簡潔に通達。

 

 

結果   お誘いを無碍に断ることになり

「残念〜」って相手の落胆も感じた。

 

 

「あなたを思って」

とアドバイスをくれた人に

感謝は添えながらも

「ご心配は無用です」と受取りを断った。

 

 

体育祭中止なら連絡をくれると

言っていたのに忘れた娘に

 

「なんだー学校行っちゃったよー 

 ガッカリ!」

と  ちーんスタンプでメールした。

 

 

父に言われた一言にカチンときて

哀しみの言葉をぶつけて

電話をブッチン切った。

 

 

わざとガッカリしよう 

相手をガッカリさせよう

と思っていた訳ではないけれど

 

その時の流れに

心でシンプルに反応したらそうなった。

 

 

他にも 

自分は直接関係しない話を聞いた時も

 

「残念だね」「ガッカリ」

とわざわざ言葉にして伝えてみた。

 

 

 

今まではポジティブに収めたり 

伝えないようスルーして避けてきた

哀しみの感情。

 

 

まだ途中のものもあるけれど 

哀しみちゃんは存在を認められて

満足なよう。

 

 

練習させてくださった皆さん 

ありがとうでした^^

 

 

 

 

感情って大きく 

 

 

 

この4つに分けられていますよね。

 

 

自分なりの考え方だけど

よくない 不幸と思われる

ネガティブな出来事について

 

心の中での感情は

こんな順番なんじゃないかな 

と感じています。

 

 

 

表面(上)から 奥(下)へ向かって

 

怒り

 

哀しみ

 

 

喜び          楽しみ

 

 

希望である喜びや楽しみが

奥から出られるように 

 

怒りや哀しみが

引っ張り上げている

 

 

そんな気がする。

 

 

 

今回の取っ組み合いで

息子は 怒りと哀しみの感情で

今までの不満を夫にぶちまけたけれど

 

そのすぐ後に

 

「親父のことを尊敬している」

 

と言ったんだって。

 

 

「毎日満員電車に乗って

朝朝早くから夜遅くまで働くなんて

俺には無理。出来ない。

だから すごいと思ってる。」

 

素直に自然とそう言えたらしい。

 

 

 

私も以前 

夫とケンカした時

ありったけの声で

 

「バカヤロー―ー!!」

 

と叫んだ

その直後になぜか

 

「ありがとう」

 

とポロッと言えたことがあるから 

この気持ち わかる。 

 

 

 

自分でも驚いたけれど

ホント スッキリ!な気持ちで

素直に感謝の気持ちを言えたのよね。

 

 

 

怒りや哀しみはネガティブな感情として

 

「よくないもの」

「ない方がいいもの」

 

とされることが多い。

 

 

確かにそれはイヤ~な感じだから  

ずっと感じ続けたくはない。

 

 

 

でも

怒りや哀しみを

サインのように受け取って感じて

伝えられる人には伝えて

 

その奥にある

素直な喜びや楽しみの感情が

出てこられればいいな  と思う。

 

 

 

この記事を書く前に  

十数年前の過去まで遡り 

取っ組み合いの原点とも言える

 

私 息子 夫の間にあった 

それこそネガティブ満載な感情を

色々思い起こして 

すご~く時間を費やして書いてみた。

 

 

書き終わってみたら

 

「なんかもうコレ アップはしなくていいや」

 

ってなった。

 

 

分析するのは好きだけど 

 もうこの感情はいい

 

それよりこれからは

どんな感情でいたいかな

 

 

そっちを考えたいなって。

 

 

 

怒りと哀しみの感情は過去を整理してくれて

これからの喜びや楽しみにつないでくれる

 

とても大切な感情。

 

 

喜怒哀楽  どの感情も大事。

 

 

表に見えているものだけにとらわれず

奥にある存在に気づけるよう

在りたいと思います。

 

 

 

~ 怒りと哀しみの感情 おわり ~

 

 

 

この時「アップしなくていいや」 と思ったこと

その後 やっぱり残しておきたくなりました。

 

 

怒りと哀しみの感情(5)

 

 

 

 

(赤)ジプシーカード 26 Melancholy 憂うつ

 

がっかり 落ち込む

 

残念なことが起こったか

これから 起こるかもしれません

 

悲しく 辛い気持ちの時に

すぐには 思えないでしょうけれど

その状況は あなたにもたらされたギフト

とも言えます

 

泣くこと 悲しむことを 否定しないで

 

涙は最上の浄化です

 

 

 

 

 

怒りを排除したかった頃の

2007年に書いた言葉

 

怒りちゃんも 哀しみちゃんも

ちゃんと”わたし”のお仲間にしてあげよう