先日 子供達と一緒に
ここは 今までに何回も訪れている場所で
竹林の景色はもちろん変わらないのですが
私は来るたび 毎回
まったく違う思いを体感するのです
これまでに感じた思いはこちら
この竹林に来たくなる時というのは
いつも決まって 私にとって
節目の時
意識していても いなくても
”変わり目”の時に
訪れたくなる場所なんです
心を清め
気持ちを落ちつかせる
禊（みそぎ）の場所
という感じかな
そして 今回
私が気になり想いを感じたのは
コレ と コレ
太い竹に囲まれた中の細い若竹と
植物の新芽
今まで来た時は
年季が入った
太い竹ばかりに目がいっていたけれど
この日は
細い若竹がとっても気になりました
１本の細い若竹を
何本もの太い竹たちが影ながら
守るように
励ますように
がっちり囲んでいる
その中で若竹は
伸び伸びと葉を伸ばし
「同じように生きていく！」
太い竹たちを追うように
上へ上へと向かっている
長老たちに見守られた若者
そんな風に感じました
竹とは違って
新芽たちは
追うものの姿はもう散ってしまって
実際には見えないけれど
内側では
ちゃんと知ってる
わかってる
だから これから何が起こるか
どうなるのかわからなくても
「わたしは わたしで 生きていく！」
こんなにも勢いよく
芽を吹き出して！
その潔さが
キラキラ光って見えました
なんの疑いもなく
この世に出た １つの芽
”思い”はなにもなく
”今 生きる”すべてに
エネルギーを注いでいる
誰かが見ていなくても
誰かに見せようとしなくても
誰もいない場所で ひっそりと生きる
他は関係なく 自分のみ
そうしてはじめて 周りが見えてくる
太陽の光 雨の水 土 風 空 いろいろ
どんなに助け支えられているか
そうして やっと 自分も見えてくる
ひっそりと 一途に 生きようとするものを
周りのものは 助けたくなる 支えたくなる
あたたかいエネルギーの循環法
みんな この身の内に備え 生まれてる
ひっそりと 一途に生きる
順繰り 次につなげるために
勇気を出して やってみましょう
どんな世界なのか これから何が起こるのか
わからないまま 芽を出した双葉
あなたも同じように 先行きが見えない
未明の世界を渡っていく勇気があります
晴れる日も 曇りの日も 雨の日も
嵐でさえ 立ち向かって伸びていこうとする勇気が
どうぞ自信を持って 進んでいってくださいね
どんな困難があっても
大人たちが揺れながら
しなりながらも まっすぐ 力強く
ひっそりと 一途に
その生き様を表す時
あえて 見せよう 伝えよう としなくても
中心にある思いは自然と次世代へつながる
「その同じ強さを自分も持っているのだ」
と共鳴するから
私も 両親 祖父母
そのもっと向こう側にいる
祖先から受け継いでいるものを
子供たち まだ見ぬ孫たち 次の世代
そのもっと向こうに続く者に
受け継いでいくんだな
ならば
中継のお役目をちゃんと果たしたい
鎌倉の若竹と新芽から
そんな想いを感じました
