腕だけを残されたミリアムの悪夢に悩まされるクロフォード。

切り裂き魔への挑戦状に、焦りを感じる。

そして新たな事件が起こる。

肝臓を切り取られた遺体を、切り裂き魔であると判断する捜査チームだが、

ウィルは異議を唱える。犯人は被害者の命を救おうとしていたというのだ。

 

一方、ハンニバルは患者から友人になりたいと好意を寄せられていた。

友人や孤独に思いをはせるハンニバル。

豪華な夕食会を始めようとしていた…。

 

ほんの少しだけレクター博士の内面に触れようとした感じの回でした。

孤独を感じると、胸が痛むでしょうというフランクリンの言葉と

古くからの付き合いのある女性の「友人ではないわ」という(医師としてですが)言葉のあと、

ウィルに「私は君の先生なのか?」と聞いたり

ウィルが診察に現れない時間、

手持無沙汰を感じているようなしぐさをしたりと

ウィルと友人の関係を少し求めてるのかなと思ってしまうシーンが。

 

そして夕食会のため内臓の下ごしらえをするシーン。

所作が本当に美しいだけに恐怖があり、

でもこれが人肉だと知ってるから怖いのであり、動物だったら何も感じないと

考えると、命を食べることによる原罪を感じたり…。

料理シーンに色々と考えさせられました。

 

そして最後にその豪華な「料理」をふるまうのですが…

カニバリズム作品の、一番怖いところ。

「知らずに人の肉を食べてしまう」シーンは、本当に怖かった。

この夕食会に「切り裂き魔とデートだから」とウィルが出席しなかったことは

何かの布石なのでしょうか。

 

【HANNIBAL 過去感想】

  season1 ep1 Aperitif(食前酒)
         ep2 Amuse-Buche(オードブル)
                 ep3 potage(スープ)
        ep4 Ouef(卵)
        eo5 Coquilles(貝料理)
                 ep6 Entree(前菜)