- ころころろ (新潮文庫)/新潮社
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若だんな一太郎、12歳。
布団と仲良しな日々の中、日限の親分からある少女を紹介される。
彼女は母の目の病を治してもらえるよう、
生目神の社に途方もない高価なものを寄進するというが。
若だんなの淡い初恋から数年、
相変わらず体の弱い若だんなから、今度は突然光が失われ…。
今回はオムニバス調。
若だんなの初恋の思い出から、突然目が見えなくなる大事件を
仁吉と佐助がそれぞれ追いかけます。
そして本物の神様のご登場。
天狗もだけど、若だんなの人脈果てしなく広がります。
若だんなの目を治しながら出会う事件は、
失ってしまった愛情を取り戻さんとする物語。
母を求める少女の魂、夫に捨てられ心を鬼にする妻、
そして時の流れに愛した女性を見失った神。
どれも切なかったです…。
表題作「ころころろ」が、読み終わった後タイトルに泣かされてしまう。
そして「物語のつづき」。
真相を知った神様が、どこかで再会できていたらいいな…。
詐欺事件の話は…若だんなってば、目が見えないのにこの推理力!
長崎屋を見事に大損から救いましたw
この点をもっと褒めてあげてほしいものですw
いや、これでもかってほど甘やかされてますけどね…。
その甘やかしに甘えない若だんなは、いつも大好きです。
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