笑わない数学者 (講談社ノベルス)/講談社
¥945
Amazon.co.jp

S&Mシリーズ第三作。
今回は天才数学者の奇妙な家で起こる巨像の消えるマジックと、
その日起こった殺人事件。

この二つのトリックが絡まりあい、最後に疑問が残ります。
そして「結局あれは誰?」という最後の疑問に最終章での一言。
うなりました!

地下室にこもり研究する天才科学者という点と、
もうひとつの点で第1作目「すべてがFになる」と類似しています。
しかし1作目の方が残酷だったけど…。

大がかりだけどシンプルなトリックで
其々の視点から生まれる「定義」を逆手に取った不可思議な現象。
家族の実はもつれ合った関係。
面白いミステリーでした!

いつもあまり好きでないと公言してるワトソン萌絵ちゃんですが
今回はお嬢様臭が薄く、アクションもかっこよかった!
犀川先生がいつか彼女の想いに答えるのかは気になります。
あと今回は刑事さんもかっこいい。
頭もきれるし頼りがいがある。萩原刑事再登場希望です!

 【S&Mシリーズ  過去感想】
   すべてがFになる 
   冷たい密室と博士たち


人気ブログランキングへ
にほんブログ村