九州縦断釣行記⑦ | AVET/アベットリール専門オンラインショップ

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アベットリール専門のオンラインショップを開店しました。アメリカ生まれのAVETリールに魅せられた店長からのメッセージ。メンテナンスやカスタム関係の記事が多いかも。

東京の大学に通う獣医の卵の裕二郎さんによる 

九州縦断釣行記 連続掲載 第7回目。

今度は 九州の 海釣り 釣果はどうか!


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色々危うい旅は続き、遂にやって参りました!


志布志市志布志町志布志志布志湾志布志港!!!!!!!

これが言いたかった!笑

あまりに荷物が重く、歩きで志布志港内を回るのは無理と判断し、自転車を借りられる場所を探します。

とある民宿の前に止まっている自転車に目をつけた僕は、朝早くて申し訳なかったがたまたま宿の中でご主人らしき人物が動いていたので声をかける。

そしてかくかくしかじか訳を話して交渉。
結果
翌朝まで素泊まりで2500円。お昼ご飯も500円で作ってくれる。さらに自転車も貸し出しOKというまさかの神対応!!!
やぴー!


宿の名前は「ほうちぎ」さんです。

皆さんも是非ご利用下さい。




水を得た魚のようにスイスイ志布志港を散策します。
(実は志布志港に行くまで、徒歩5分だったのですが、チャリを手に入れて油断し、10分程志布志市内をさまよいました。)
そして有名な志布志の沖堤防への渡し船「正丸」さんを発見!





情報収集のため話しかける。
そこで出会ったのが、その後の展開に大きく関わる大野さんという方。
この方は僕が正丸さんを発見した時に
ちょうど船を降りてきたであろう常連さんで、クーラーボックスの中身はこんな!!!




すげー!!!指5本あるキビレタチウオちゃんです!
でもこれでもまだまだ大きくないと言うから驚き。
そしてこんなタチウオが今バコバコらしい!
行きたい!沖堤防!
ただし本来の予定に無かったので、ライジャケなんて持ってきてない、話を聞くだけで終わりになりそう。。。
そんな時船長さんから思いがけないお言葉。
「ライジャケなら貸してあげるよ!」

おぉ!神よ!

その瞬間この日の夜は沖堤防で過ごす事が決定!
大野さんから色々教わり、ジグとケミホタルを頂き



(こんな感じで使いました)

別れ際に
「小学生でも結構釣るからボーズだったらヤバいよ!笑」
とプレッシャーをかけられました。
ま、かなり調子はいいみたいなのでまず問題は無いでしょう!

出船が昼過ぎの15:30だと言うので、それまで旅館に戻り、お昼寝!
主人に事情を説明し、沖堤防に持っていかない荷物だけ部屋に置かせて頂き、今夜は帰らない。という旨を伝えます。
快く承諾していただけました。

そして準備が整い、いざ行かん!!!

この旅館の主人の奥さんが「港まで車で送ったろか?」と言ってくださったが、さすがに徒歩5分なので、歩きで行く。
この旅館。どこまでも親切で、すげーありがたかった。ちなみにお昼ご飯はイノシシ肉のカレーをたんまり頂いた。あれで500円は安すぎる!

港に着くと、船長さんが何やら呼んでいる。
行くと、クーラーボックスを抱えて「どーせ何だからもって帰り!!!」と氷が詰まったクーラーボックスを貸してくれると言う!堤防の上を運ぶ時に使うコロコロまで貸してくれた( ゚д゚)


感動の嵐!

なんてサービスだ!こりゃ流行る訳です。マジでサービス良すぎます。本当にお世話になりました。

そしてドラゴン級のタチウオを求め、出航!!!
船の待ち時間や、航行中も船長さんや、他のお客さんに色々と楽しいお話を聞かせていただきました。

そして沖堤防に到着。
しばらく歩いて人とキャストが被らない所にベースを据え、釣りスタート。
ジギングに関しては何も知らない自分ですが、釣りビジョンでバッチリ予習はして来たぜぃ!
ってな訳で、プロ達のジャークを見よう見まねで繰り返す。
さすがにアベットはジギング用リールなので使いやすい。
ロッドもなんら問題なくジギングに使える。
このロッドはベイトフィネスにも対応出来る柔らかさのティップがあるのに、40gのジグを余裕で背負えるパワーも持つ。何とも嬉しい矛盾だが、実際色んなウェイトの重さを自然に背負えるので不思議。

そして時間は過ぎて行き。
何も釣れないまま真夜中。。。

お、おおのさん、、、?
話が違いまっせ?

ただしまだ時合いが来てないだけかも!もうちょっとしたら、、、
と考えるも、周りの人も誰も釣れず。
1人、また1人と就寝。

いやーーーな予感。

今回の旅の傾向からして、
「いやー昨日まではバコバコだったのにねー。残念残念。」ってパターンが十二分にあり得る!!!
とりあえず、今は釣れない時間っぽいので僕も就寝。

だが、痒さと寒さで目が覚めてしまう。
痒さは蚊のせい。
まさかいるとは思っていなかったが、沖堤防の上で何故か繁殖に成功しているらしく、蚊だらけ。
半ズボンしか無かったのであちこち刺されまくり。
最終的にはリュックの中に足を突っ込み、防いだ。
上はたまたまウィンドブレーカーを入れてきていた為、何とかなったが、手の甲はどうしても刺されてしまう。
手の甲は最終的にポケットの中に避難したが、顔はどうにも隠せない。。。
もう諦めて刺されまくりました笑

そして、寒さ。
夏かと思ってナメていたが、朝晩はほんとに冷え込む!
近くの人が
「寒くて耐えられなくなったら俺のテントに入っていいよ!」と言ってくれた。
なんと暖かい人々。

まぁ、なんとか眠りにつき、4時頃また起きて釣り再開。
しばらく釣れない中、隣の人がヒット!
エサ釣り師達はポツポツ釣れ始めたようだ!
来た!時合いだ!
と、僕の見よう見まねハーフピッチジャークにも魂が宿る。

そしてようやくファーストヒット!!!
コンッ
っという当たりが出た瞬間ゴリ巻き!
そして抜き上げ!





ようやく暗く長いトンネルを抜けました!
実は夜中にちょっと竿を出した時に




このカサゴちゃんが釣れていましたが、狙いはタチウオだっただけに嬉しい一匹!


そして3回くらい当たったりかかったりするが、乗らないか外れるかして結局このタイミングでキャッチ出来たのはこの一匹だけでした。
大野さんの言う「小学生でも釣れるバコバコの日」では無かったようです。
周りの人も同じような釣果でした。残念。
ただ、頂いたダイソージグでちゃんと結果は出しましたよ!

しかしタチウオの時合いが終わり、ぱったり釣れなくなって間もなく、早めのジャークからのフォールをしている最中急に

ゴンッ!!!

デカい!ドラゴン級きたか!
沖堤防で仲良くなったおじさま達が言っていた通りの引きだ!
重いし走る!
AVETのドラクをSTRIKEのレベルにしていたらゴンゴンラインが出て行きます。
ヤバいと思って即座にFULLのレベルにレバードラグをコンと押し込む。このあたり、レバードラグは本当に便利だなと実感。
で、毎回恒例ゴリ巻き。

そして上がってきたのはこの子でした。



スレがかり。笑
どうりで引いたわけだ。
本命ではないものの、これまた嬉しい!
周りの人にイトヒキアジって教えられました。
確かに糸を引いている。

今回の志布志沖堤防での釣果はこれだけ!笑
ま、僕一人分の朝飯には丁度いい塩梅だったので、陸地に帰ってから美味しく頂きました。




爆釣はしなかったものの、初めてのジギング、初めてのタチウオ釣りで、ここまで絞り出したんなら良しとしましょう!

ちなみに、正丸を降りた時、一緒の船に
PALMSの沼田純一さんを発見!!!

この旅の前にジギングの基本を釣りビジョンの様々な番組で予習していた僕は、まさに数日前に画面の中で見ていた人がいたもんですからビックリ!
ちょっとお話を聞かせていただきました。
どうやら新しいジギングロッドのテストに来ていたようで、どっちゃりタックルを持ち込んでおりました笑



リールはオシアジガー。やはりレバードラグか。
写真掲載の許可は取ってありますが、何本かは公開しちゃいけないとのことで、フレームからは外しています。
かっぴょいー!プロって感じです。というか、プロですよね。

別れ際に、旅のお供に持って行きなよ!と、PALMSの帽子を直々にプレゼントされました!




やったー!!!
旅のお供にします!そして旅が終わっても大事にします!

この一日は、釣果もうれしかったですが、何より人と人との繋がりの大切さを感じた一日でした。温かい人が多く、優しさが身に沁みました。旅の後半も頑張れる気がします。
大野さん、正丸の船長さんと奥さん、沖堤防の上で助けてくれたりビールくれたおっちゃん達、ほうちぎのご夫妻、沼田さん、本当にありがとうございました。
いつか僕も良い歳こいたら、あなた達みたいに若者に何かを恵んであげる男になります。

こうして志布志釣行に幕を閉じ、バスで垂水まで行き、そこからフェリーで鹿児島薩摩半島へ。
鹿児島水族館で、怪魚タックルを握り締めながらアラパイマに思いを馳せた後、フェリーに乗り込んで奄美大島に向かいました。
そこらへんの話はまた次の記事で。

では。

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ふれあいの旅も 釣りの一つの醍醐味


裕二郎さんの旅もいよいよ佳境に入り、


次はいよいよ奄美大島


楽しみ~