ローチョコの作り方(ビター&セミスイート) | ヴィーガンスイーツ通販サイト"RawSweetsLabo ロースイーツラボ"

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ローチョコの作り方は、もうすでにあちこちで載ってるし、YouTubeでも観られるので、それも参考にしてください。
私のレシピは、てん菜糖シロップを使うので、普通のチョコよりも柔らかいかもしれません。普通はパウダー状の甘味料を使って、できるだけ水分を入れないようにするのですけど、シロップでも一応できます。

ちまたのローチョコの作り方がどんなのか、全然チェックしていないので、どこまで進歩してるのか分かりませんが、ミルクチョコ味のローチョコの作り方はまだそれほど知られていないだろうと思うので、私のオリジナルのやり方をご紹介します。

まずは、ビターチョコの作り方から。これも普通の簡単なテンパリングの仕方と少し違ってより滑らかにつながりよく作れるように工夫してあります。

●材料
ローカカオバター 125g
ローカカオパウダー 65g
てん菜糖シロップ 55g
バニラビーンズ 1/2本

●作り方

1、ボウルに刻んだカカオバター、カカオパウダー、てん菜糖シロップ、バニラビーンズを入れて、湯煎にかけ40℃~42℃ぐらいのところで、大体溶かします。



まだバターの粒が残っていますが、このままバイタミックスにかけて滑らかにします。



この間約5秒ぐらいです。
スイッチを入れて、ダイヤル回して10にするのも1瞬で、すぐ高速スイッチを入れてください。
5秒以上やると熱が上がり過ぎて、分離するかもしれません。



ボウルに移して、もう一度きちんと40℃~42℃まで温め溶かします。



温度を下げる時は、大きいボウルを使っています。
このボウルは直径28cmぐらい、ゴムベラでゆっくりかき混ぜて、27℃ぐらいまで下げます。最後の方で水に濡らしたふきんを底にあてて下げていますが、夜に作業するので結構すぐ下がってしまいます。

3、27℃ぐらいまで下がったら、また湯煎にかけて、30℃まで上げます。



これで出来上がりです。


次に、セミスイート味のチョコの作り方です。

●材料

カカオバター 100g
カカオパウダー 30g
てん菜糖シロップ 100g
カシューナッツパウダー  40g
バニラビーンズ 1/2本

●作り方

下準備として、カシューナッツパウダーを作ります。

用意するのは、
カシューナッツ 100g(水に浸けていない)

カシューナッツは、あらかじめ細かく刻んでミキサーに入れます。



砕けるまで回します。



こんな感じです。
あまりやると油がでてねっとりしてくるので、それよりも前に止める必要があります。少々粒が残っていても大丈夫です。



これをこし器でこします。




ゴムベラでゴシゴシと漉します。粒が大きくて残ったナッツはまた別にとっておいて何かのときに使うようにします。



こんなふわふわのパウダーができます。


このパウダーは暇なときに作っておきましょう。
冷蔵庫、または冷凍庫で保存しておくといつでも使えます。

これで下準備は終わりです。

このパウダーを40gと、残りの材料を全てボウルにいれ、湯煎にかけます。



ボウルには、カカオバター、てん菜糖シロップ、カカオパウダー、アーモンドパウダー、バニラビーンズが入っています。



アーモンドパウダーが入ってるのでなかなか溶けないです。生地も重くなるのでしっかり泡立て器で混ぜてください。
また粒が残っている状態で、ミキサーにかけます。



すると、こんな風に滑らかになります。
ミキサーのスイッチを入れて、すぐに10にし、高速スイッチを入れて、先ほどの5秒より若干長め(8秒ぐらい?)で回して、スイッチを切ります。

後は、先ほどのビターチョコのテンパリングと一緒で、40~42℃まで温め直し、また大きなボウルにいれて、28~27℃まで下げ、もう一度30℃まで上げます。





できた生地は、型に流し入れて固めたり、



少しずつ垂らして、その上にナッツやドライフルーツを飾ったり



生チョコの生地を丸めて、コーティングしてもいいですね♬

型に入れたら、一晩、ゆっくりと冷やし固めます。

冷蔵庫に入れてもいいですが、あまり冷蔵庫の温度が冷えすぎないように気をつけます。
温度差が激しいと汗をかいたり、白い斑点が浮いてくるので気をつけましょう。



朝起きて、型から外す瞬間がわくわくします(´∀`)

チョコを作るときは、室温が19~20℃ぐらいのところで作業しましょう。

あまり寒いとどんどんチョコが固まっていってしまって、かえって作業しにくいのです。
22℃以上になるとテンパリングするときに温度があまり下がらないので、時間がかかります。
湿気まではあまりチェックしていません。雨の日でも作らなければいけない時な作りますしネ。


ちなみに、カシューナッツをパウダーにして、漉すのが面倒臭いとすでにあきらめモードの方のために、もう1つのやり方もご紹介しておきますね(´∀`)

カシューナッツを水に浸けておいて、浸けたナッツを100gと、てん菜糖シロップを80gをミキサーにかけて、ペーストを作ります。



これをカシューナッツパウダーの代わりに、40g入れて同じように作れます。

この方がひと手間省けるかな?
でもどちらにしても行程の多さは同じかも。


カシューナッツをパウダーにしたものが、確か572310comでも扱っていたと思いますが、オーガニックのカシューナッツパウダーではないので残念です(-_-;

業務用機械で粉砕してくれたら、もっとミクロなパウダーが使えるのになと思います。

ミルクチョコの作り方をいろいろ研究してみて、本来なら、脱脂粉乳を使うところを、牛乳じゃなくてナッツパウダーを使ってみようと思いついたのが始まりです。

いろいろ試行錯誤して今の形に落ち着きました。

ここにくるまでに、どれだけ分離したチョコが腹の中に収まったことか・・・
私の冷え性が治ったのは、ローフードというよりも分離したチョコをひたすら食べ続けた結果かもしれません。

まさにひょうたんから駒?!
いいこともありますので、失敗を恐れずに、どんどんチャレンジしてみてくださいね!





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