職場では恩を売れ | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

職場では恩を売れ

こんにちは、イナミネです。

職場では、上司から指示としての依頼以外に、他部署やさらに上層部から業務を頼まれることがあります。

企画検討であったり、

特定分野での社内の意見集約であったり。

もちろん、細かいところで PCの扱いが上手ならば、急ぎでの資料作成のような依頼もあるでしょう。

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こういう場合は、基本的に自分の得意を認めてくれての依頼と考え、積極的に受けたいものです。

相手にどんどん貸しを作るという考え方です。

「貸しを作る」メリットはいろいろあります。

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まず、自分の得意分野を発揮する場を得ることになります。

依頼されること自体が、外部からみた自分の強みがわかります

これが、現時点での自分の評価ポイントです。

自分が「得意で、評価されている点だ」と思っている点とは違っているかもしれません。

その能力を伸ばしていく、または、行かないという判断の機会が得られるわけです。

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また、貸しを作る事で、相手に対して心情的に優位に立てます。

無理を言われなくなったり、自分に対する配慮をしてもらえます。

仕事がしやすくなったり、評価を高めていく効果があります。

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基本的には、貸しはどんどん増やしていくべきです。

銀行口座のように、貸しの残高を増やす、と表現する人もいます。

引き出さず、残高を増やす。

特に、上司に対しては、どんどん残高を増やすべきです。

それは上司をサポートすることで、チーム全体を向上させるという意味もあります。

最後は、その残高は、信頼につながります。

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残高を引き出すというのは、対価を相手に求めるということです。

口に出して、「あれをしたから、代わりにこれをしてくれ」と言う。

飲みに連れて行け。と頼む。

仕事での無理を頼む。

あからさまな要求では、積み上げてきた関係も薄まってしまいます。

ただし、かたくなに返礼を拒むのも良くないですが。

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一方で、頼まれ事をしてあげた相手が、こちらの依頼を断っても憎んだり、恨む必要はありません。

頼まれ事そのものが、自分の才能を発掘する機会であること、さらにそれを磨く機会であったということなのですから。

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ただし、頼んでくる相手は良く見ましょう。

相手がそれに対して意気に感じてくれるか。

それを返礼しようという意志がある人物か。

その後の機会を与えてくれる影響力を持つ人か。

周囲へ良い評価を伝えてくれる人か。

ほめてくれることで自分のセルフイメージを高めてくれるか。


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