第52回 麻雀が強くなるために(その0) | 知っておきたい麻雀戦術

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フリーで麻雀は普通にできるけれども、なかなか勝ちきれない人に、
リアル麻雀で勝ち切るための技術紹介をするブログ…のはずだったのですが、
最高位戦のプロになって、プロ活動の話ばっかりになってます。
2019年からは天鳳(ネット麻雀)の話も多くなる?予定です。

おはようございます。

このテーマでは、コンテンツで紹介している通り、
基本的にはトレーニング方法を解説するつもりですが、
その前に、強くなるために必要な考え方
きちんと書いておこうと思います。


「強くなる基本」は「上達の基本」と言い換えてもいいと思いますが、
これってどんな世界でも一緒なんですね。

勉強でも将棋でもゴルフでも野球でも、
あるいは書道でも歌舞伎でも、何でも一緒のはずです。


何につけ、物事を学ぶには「」というものがあるんですが、
上級者は「」の持つ意味を「自分なりの解釈で」把握しています。
逆に、頑張ってるのにいつまでたっても上達しない人は
型だけ学んで意味を学ばない人が多い
です。

スポーツの場合、体で学ぶので、意味合いが若干違ってきますが、
麻雀は頭脳の競技なので、
頭脳ゲームはもちろん、勉強、PCプログラミングなど、
体系的に頭を使う分野なら、コツは近いものがあるはずです。
(本当のトップレベルになるには違うものも必要かもしれません)


逆に、こういう何かの頭脳分野で既に上級者の人は、
短期間で麻雀の上級者になれる可能性が大いにあります。



例えば、数学が得意だった人、
数学の公式の意味は理解していましたよね。

私は塾講師の経験もあるのでわかりますが、
数学が苦手な人はそもそも意味が良く分かっていないんですね。
中学生・高校生くらいになっても、
公式丸暗記で場当たりに対応して、それで解ける問題だけ解く。

また、丸暗記でも何とか解ける程度の問題を一定量用意して、
「それだけ解ければ最低限の成績は出せる」
みたいなテストを出す教師が山ほどいる。

本当は彼らだってちゃんと教えたいんでしょうが、
そのテストだって努力の測定法として正しいという見方もできるし、
今は教職の状況も大変みたいだし、
仕方ない部分も多々あるんでしょうね。

とにかく「公式や法則などを意味もわからず丸暗記
これでは上達できないのは当たり前ですよね。


ゲームでも同じです。
「風来のシレン」でも「桃太郎電鉄」でも
「テトリス」でも「ぷよぷよ」でも
「三国志」でも「信長の野望」でも
勝ちやすい「型」と「意味」は必ずありますよね。

全然関係なさそうですが、
「ぷよぷよ」全国大会レベルが麻雀に興味を持って、
きちんと覚えたら、相当強くなるのは間違いないと思います。
(最近ゲームしないので、話題が古臭くてすみません。
知っている頭脳ゲームに置き換えて聞いて下さい。)


だから、麻雀戦術を勉強する際には、
その麻雀戦術の持っている意味と目的」を考えて下さい。

麻雀戦術には大別して3つの意味合いがあります。
「得点を増やす」つまり「着順上位を目指す」麻雀戦術
「失点を防ぐ」つまり「着順転落を防ぐ」麻雀戦術
「フェイント」つまり「他家の思考の裏をかく」麻雀戦術

もしかしたらスポーツでも共通するものもあるかもしれませんね。


最終目的は「少しでも得点を増やし、上位を狙う」わけですが、
麻雀は基本的に4人で1人しか上がれないゲームですから、
どうしてもディフェンスが重要になります。

ただ、私も御多分に漏れず、攻撃が好きなので、
攻撃的な麻雀戦術が多くはなると思います。


できるだけ意味合いについて分かりやすく解説しますので、
理解ができて、納得がいく麻雀戦術だけ使って下さい。

私の紹介する麻雀戦術のレベルはバラバラです。

よく分からないものを「型だけ真似しても」結果は出ません。


これはプロの書く書籍やブログなどの麻雀戦術でも同じです。
「こうするといいよ」って書いてある書籍があったとして、
その通りやると大概失敗します。

その人の戦略、やり方をしっかり理解しないで、
型だけ真似する」からです。

比較的失敗しにくいのは「デジタル系」と言われる、
データと牌効率で勝負するタイプのプロの書籍です。

「アナログ系」「オカルト系」は
慣れてからじゃないと失敗します。

というのは、彼らの麻雀のメインは「対人間」であって、
牌だけを相手にしていない分、条件設定が複雑です。

私の紹介する麻雀戦術にも混ざっているのでご注意を。


あせらなくても、自分が分かる麻雀戦術を積み上げていけば、
そのうち他の麻雀戦術の意味も分かってきます。


別にアナログが上級戦法と言っているわけじゃないですよ。
考え方に慣れないと「分かりにくい」だけです。


自分より強い人の麻雀には、今は分からなくても、
勝つための型」があり「意味」があります。

強い弱いは成績をつけるとよりはっきり分かってきます。

また、自分では使いこなせなくても、
他人の麻雀の「型」と「意味」がわかれば、
自分が身に付けた戦術できちんと対抗できます。



麻雀の勝ち方は人の数だけあります。
人の麻雀を馬鹿にしたり、否定してはいけません

もしかしたらあなたの目には効率悪く見えるかもしれませんが、
よく見ていると、あなたの想像より
その打ち方がツボにはまる展開」は多いはずです。
特に自分より(なぜか)強い人の場合はそうです。

さて、なぜなんでしょうか?
一所懸命「意味」を考えてみて下さい。
それがリアル麻雀で強くなるコツです。


まずは周りの対戦相手に強くなることが一番大事ですからね。

偉そうな事を言っても、私だって皆さんと同じです。
よく分からない麻雀戦術は山ほどあります。

一緒に頑張っていきましょう。

それではまた。



<麻雀が強くなるために(その1)も読む!>

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