第26回 ツイてない時のために(その1) | 知っておきたい麻雀戦術

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フリーで麻雀は普通にできるけれども、なかなか勝ちきれない人に、
リアル麻雀で勝ち切るための技術紹介をするブログ…のはずだったのですが、
最高位戦のプロになって、プロ活動の話ばっかりになってます。
2019年からは天鳳(ネット麻雀)の話も多くなる?予定です。

おはようございます。

今回は「ツキ」をテーマにしたいと思います。

第3回でオカルトについてちょっと触れましたが、
今回の話も、人によっては単なるオカルトに聞こえるかもしれません。

しかし、
ツイてない時どう打つか
というのは永遠のテーマですから、
これに触れないわけにはいかないですよね~。


一般的には
「ツイてる」=「何かと自分に都合よく進む」
「ツイてない」=「(自分の考えの)裏目ばかり引く」
って感じでしょうか。

これは偏りがあって当然ですね。


まず、自己中心的な人ほど「ツイてない」ことになる。

自分の思い通りにいく時は当然で、
思い通りにいかない時は「ツイてない」わけですから。

その伝でいくと、「アカギ」の鷲巣なんかは
いっつも「ツイてない」って言いそうなものですけど、
そうでもなくて「こんなはずはない」になるんですね。
その辺が「怪物」たる所以でしょうか?


普通に自己中な人はだいたい「ツイてない」の連発になります。

下手をすると、親っパネを一発でツモっておいて、
「かぁ~っ!この流れで裏乗らないかねぇ。やっぱりツキが無いなぁ。」
とか、言い出しかねません。

聞き苦しいので「俺の事か?」と心当たりのある人は自制して下さい。(本当にツイてない時も連発はダメですよ)


次に、腕が下の人ほど「ツイてない」ことになる。

麻雀に対する技術や考え方に問題がある場合、
必然的に考えが狭くなって、裏目を引く確率が高くなります。


だから「いつもツイてなくて、よく負ける」という人は
この2点について、よく考えてみて下さい。


第15回でも書きましたが、再掲します。

勝ったらツキのせい、負けたら実力



で、問題は上記に当てはまらない普通の雀士の方ですね。

ツイてる時、ツイてない時がある中で、
ツイてない時にどう打つかが分からない人は多いと思います。


いわゆるデジタル雀士によりますと、
① 次の局に前までの流れは関係ない
② いつもフラットな打ち方を心掛ければ結果はついてくる

のだそうです。

まあ、おおむねその通りで、逆らう気はありません。
多分、彼らはそういう風に打って、結果も出ているんでしょう。


しかし、このアドバイスがうまく作用する人は
実はかなりの少数派だと思います。


まず①ですが、
周りに「前までの流れ」を重視する人がいる場合、
その人の意向を無視して麻雀するわけにはいきません。


②についてはもっと大変です。

まず「結果が必ずついてくるほど安定したフラットな打ち方
を身に付けなければなりません。

その上で「どんな状況でもフラットに打てる心の強さ
も備えている必要があります。


普通の人がそんな事できますか?

少なくとも私には無理です。

たぶん、ほとんどの読者の方が無理だと思うんじゃないでしょうか。


じゃあどうすればいいのか?

私もこれについてはさんざん考えました。


で、得た結論が1つあります。

「ツキのない時にどう打つか」については
レベルや性格(タイプ)によって、異なる処方箋が必要である。

上記(デジタル雀士のアドバイス)のほかにも、
「ツイてない時には和了れるまで前にいくしかない」とか、
「ツイてない時には波が来るまでおとなしく待つしかない」とか、
いろいろ言う人はいますが、それは
その人だけの経験則であって、万人に通用する法則ではない

これが現時点での結論です。


もちろん、その先も考えてありますよ。

次回はレベル別・タイプ別の「不ヅキへの対抗策」をお話ししましょう。

それではまた。



<ツイてない時のために(その2)も読む!>

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