第1回 ディフェンスを強化しよう(その1) | 知っておきたい麻雀戦術

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フリーで麻雀は普通にできるけれども、なかなか勝ちきれない人に、
リアル麻雀で勝ち切るための技術紹介をするブログ…のはずだったのですが、
最高位戦のプロになって、プロ活動の話ばっかりになってます。
2019年からは天鳳(ネット麻雀)の話も多くなる?予定です。

おはようございます。




お客様からの要望もありまして、

ディフェンス強化戦術から始めたいと思います。




今日は基本から確認しましょう。

麻雀で何といっても大事なのは先手(せんて)を取ることです。




攻めも守りも先手先手で




後手に回って無理するな




つまり、どんな状況になってもいいように準備をしておくということです。

当然ながら、特にディフェンスに回ったときに重要です。




ディフェンスには大きく分けて3つの方法がありますね。




基本手段 安牌を自力で用意する

応用手段 他家に喧嘩させる

最終手段 自分で打ち込みに行く(いわゆる安め打ち)




ディフェンスに困っている人のパターンでよくあるのが、

突然リーチに来られて安牌がない、とか

バタバタ鳴きが入って切れる牌がなくなった、とかですが、

ちゃんと準備をしておけば大丈夫なケースがほとんどです。




「あ~、ここでリーチ来るならこっち落とすんじゃなかった」

なんて、思ったことありますよね?




そういう人はまず基本段階での安牌の取り方に問題があるわけです。

状況にもよりますが、基本は3つです。




1.一発用の安牌をキープする(特に親)

2.対子・塔子の選択で安全そうな牌を残す

3.孤立牌・連続牌を後で活用しやすい形で残す




簡単そうに見えますが、どれも読みが必要です。




誰がどんな手をしているか → 山に何が残っているか

(特にドラと赤の所在は常に意識しておきたいところです)

何向聴くらいか → 誰の安牌を優先すべきか

どの辺を欲しがっているか → 危険牌・エリアの選定

どのくらいの高さの手を狙っているか → 危険度の確認

鳴く気配はありそうか → 危険牌をいつ切るか




ここまでが、相手に合わせた安牌の取り方です。




さらに、こちらから仕掛けて安全度を測ることも必要です。




例えば、どう見てもオリに回らざるを得ないような牌姿でも、

もろ混一っぽい捨て牌や態度に出てプレッシャーを与えると、

牌の絞り方によって安全度が測れる場合もあります。




もう一つ読みに大事なのが状況判断です。

例えば、点棒を持っているかどうかで打ち方の変わる人と

ほとんど変わらない人がいますよね。

当然それも読みに入ってないと精度が全然変わってきます。




最後に大事なことが1つあります。




自分の読みとは心中覚悟で臨め




読み違いでの放銃は勉強するチャンス




ってことです。




「やっちまった~」って嘆くヒマがあったら

そのときの状況、手牌と自分の想定内容との違いを覚えておきましょう。

次回以降の対戦で必ず役に立ちます。




次回はより実戦的に解説します。



それではまた。


<ディフェンスを強化しよう(その2)も読む!>

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