小さな泥棒 | Untitled


小さな泥棒(’88)フランス国旗


原案:フランソワ・トリュフォー、クロード・ド・ジヴレー

監督:クロード・ミレール


トリュフォーの遺稿シナリオをクロード・ミレールが受け継いだ

少女版 『大人は判ってくれない』

当時16歳の シャルロット・ゲンズブール めっちゃ可愛いっ。

このころは・・・・(笑)

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1,950年、フランス中部の小さな町。

16歳のジャニーヌ(シャルロット・ゲンズブール)は伯父夫婦と一緒に暮らしている。

市場で商売をしている伯父は優しいが、伯母は働きのない彼女に冷たくあたるばかり。

そんなジャニーヌの唯一の慰めは、5年前に彼女を残して去ってしまった

母親からの手紙を待つことだけだった。

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このころは、あどけなくて可愛らしかったのに

『アンチクライスト』 では、あんなことなってしまって・・・・

なんて思ってしまうのは私だけではないかも(笑)

ただこの作品でも、大人や社会への反発から

モノを見たらすぐ盗んでしまい、盗癖がなかなか収まらない。

学校を辞めて伯父の家も出て、メイドとして働き始めるけど

妻子のある公務員と不倫したり、同世代の男の子にも手を出したり

結構やりよる “小さな泥棒” なんです。

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元ネタの 『大人は判ってくれない』 で、ジャン=ピエール・レオが演じた

アントワーヌもそうであったように、家庭環境は最悪で学校もつまらない

現実になかなか向き合えず、行き場のない思いというものを

“映画” の中に逃げ込むんですよね。

暇さえあれば映画館に通い、映画の中に自分を投影する。

映画を観ている時は、何もかも忘れられる。

私もそうですけど、映画マニアにとって

映画の中で映画を観るシーンというのが、たまらなく好きなんですよね。




16歳の少女ジャニーヌの楽しみは、5年前に去った母からの手紙を待つことと、小さな盗みを繰り返すこと。しかし万引きが叔父にバレてしまい、ジャニーヌは家を飛び出す。
小さな泥棒 (HDリマスター版) [DVD]/シャルロット・ゲンズブール,ディディエ・ブザス,シモン・ド・ラ・ブロス

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