アンチクライスト | Untitled






アンチクライスト(’09)デンマーク国旗ドイツ国旗フランス国旗スウェーデンイタリア国旗ポーランド国旗


監督は、ラース・フォン・トリアー


本作品は過激な描写・映像表現を含んでおり、その箇所に限り

然るべき公的機関の指導により、修正を施しております。

ご理解ならびにご了承の上、ご鑑賞下さい。


冒頭、こんなテロップから始まる超問題作

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

夫婦が愛し合っている最中に、目を離していた幼い息子がマンションから転落死してしまう。

深い悲しみと自責の念で精神を病んでいく妻(シャルロット・ゲンズブール)

セラピストの夫(ウィレム・デフォー)は、自ら妻の治療に当たるべく

彼女を人里離れた森の奥の山小屋に連れて行く。

妻を救いたい一心で、懸命に心理療法を施す夫だったが…。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

カンヌ国際映画祭上映時、少なくとも4人の観客が気絶

上映後の記者会見では、初っ端の質問で

「この映画を作った自己弁護と釈明をしてください」 と、荒れ模様

審査員団からは 「世界一の大物映画監督と自称する監督による、女性嫌いの最たる作品」

と非難され、最低賞が贈られたそうで・・・トロフィーはあったのかな(笑)

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

その一方で、シャルロット・ゲンズブールは、女優生命を棒に振ってしまうのではないか

と、こちらが心配してしまうほどの常軌を逸した演技で、女優賞を受賞

お母さんのジェーン・バーキンは、どんな思いで観ていたのだろう・・・・

問題のシーンは、直視できなかった・・・・

他の過激な描写もそうでしたが・・・・

あれは、やっちゃいけないのではないでしょうか・・・・

そういうタブーを、徹底的にやり抜くトリアー監督は、ある意味すごいですが・・・・

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

トリアー監督作品には、ある程度、免疫がついていると思い

そこそこ過激でも、だいじょうぶだろうと高を括ってましたが

それを遥かに超える過激さだった・・・・

避けることが出来るなら、避けた方が良い作品

でも、私は避けることができなかった(笑)



→ ラース・フォン・トリアー監督作品



子供を失くした夫婦の悲しみと苦悩を、美しくかつ残酷に描いたカテゴライズ不能な傑作
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