鉄格子の彼方(’49)
![イタリア国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87107.gif)
![フランス国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87110.gif)
監督:ルネ・クレマン
クレマン×ギャバン というフランス人コンビなのですけど
イタリア・ネオ・レアリズモ色の強い作品です。
![Untitled・・・・](https://stat.ameba.jp/user_images/20130629/11/pyscipks/28/69/j/o0352025012592107200.jpg?caw=800)
お尋ね者の男フランス人ピエール(ジャン・ギャバン)は
船に潜り込みイタリアのジェノバに流れ着く。
食堂のウエイトレス、マルタ(イザ・ミランダ)と知り合い、そして愛し合う。
しかし彼女には別居中の夫ジュセッペ(アンドレア・ケッキ)がいて
娘チェキーナ(ヴェラ・タルキ)を強引に引き取ろうとしていた。
![Untitled・・・・](https://stat.ameba.jp/user_images/20130629/11/pyscipks/15/db/j/o0350025212592107199.jpg?caw=800)
タイトルから刑務所モノなのかと想像していたものの
ジェノバの港に入り込むのを妨げている鉄格子のことなんですね。
鉄格子の彼方へ逃げ出したいけど、愛する人ができてしまい・・・・
戦争の傷跡が生々しく残るジェノバの街並み。
建物と建物の間にロープを引っ張って
洗濯物が空を遮るぐらい干してある。
マルタの勤める食堂は半地下で天井が異常に低い。
そこに、ぐちゃぐちゃっと客が飲み食いしてる。
マルタと娘はかつて修道院だった廃墟に寝泊まりしている。
どこからどこまでがセットなのかはわからないけれど
当時の時代背景を知る上でも非常に興味深い。
![Untitled・・・・](https://stat.ameba.jp/user_images/20130629/11/pyscipks/b2/5d/j/o0600048412592107198.jpg?caw=800)
そんな、なかなか希望を見いだせない生活の中で
マルタが流れ者の男に身を任せようとする。
そんな母親の姿を見た娘のチェキーナが
ピエールを疎ましく思ったり、好意的になったり
多感な少女の心の揺れ動きもよく表れていましたね。
アカデミ-ー賞外国語映画賞受賞作
カンヌ国際映画祭監督賞受賞作
![→](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/natu-basuke/619861.gif)
ジェノバの港に降り立ったピエールは、給仕の女・マルタと出会う。
ふたりは互いに愛し合うようになるが、マルタの娘・チェッキーナがふたりの仲を嫉妬し…。
鉄格子の彼方 [DVD]/ジャン・ギャバン
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