このブログにも、新しい波（ヌーヴェルヴァーグ）が押し寄せてきてます。
地下鉄のザジ（’６０）
監督は、『死刑台のエレベーター』 『さよなら子供たち』 の、ルイ・マル
ルイ・マルも、こんなに笑いのセンスあったんだぁ
これまで観た作品とは打って変わってコメディです。
この、ザジちゃんを見て誰を連想しますか？
私は、まず 『ちびまる子ちゃん』 あと 『クレラップの子』
でも 『クレヨンしんちゃん』 みたいな毒舌吐きまくるんです。
しかも、下ネタあり～の。
この子、『カトリーヌ・ドモンジョ』って言うんですけど、『ヤッターマン』 の 『ドロンジョ』 って、ここからきてるのかな？
日本に大きな影響を与えたかは知りませんが、映像が斬新です。
独特なリズムを持ったコミカル映像は、コマ止め、コマ落とし、といった撮影を駆使したそうで、いちいち面白い。
田舎からパリにやってきた、ザジちゃんは地下鉄に乗るのを楽しみしてた。
しかし、地下鉄はストライキ。
そこから、『ザジのパリ大冒険』が始まります。
タイトル、これでもいいぐらい（笑）
あ、内容はありません（笑）
いいんです。それで
この、オッサンとの追いかけっこは、楽しくて楽しくてしょうがなかった。
もうちょっと長く観たかった。
どこだ！ あの小娘は？
なにげに、パリの街並みも楽しめる
パリにやってきたのは、片親の母が恋人と落ち合うためで、
情事の為にザジは親戚のおじさんに預けられる。
そういうブラック・テイストが効いている。
オッサンが吸い寄せられる。とても古典的だけど、ザジがやると全部許せてしまう。
ひとつ残念なのは、後半グダグダになってしまった。
なぜだろうと思ったら、夜も更けて、ザジが眠ってしまい大人たちだけで大団円。
何とか起こして、何とかならなかったのだろうか・・・・・
ガブリエルおじさん、どこかで見たことあると思ったら
『ニュー・シネマ・パラダイス』のアルフレードではありませんか。
この観光バス欲しい
ザジを演じた、カトリーヌ・ドモンジョは、19歳（'67年）であっさり引退したそうです。潔い。
以上、カトリーヌ・ドモンジョ写真集でした（笑）
とにかく、彼女がキュートで可愛らしい。
そして、ルイ・マル監督のセンスが光った楽しい作品でした☆
おてんば少女ザジが巻き起こすハチャメチャな騒動を描いた、ポップでキュートなスラップスティック・コメディ!
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