冒頭、ジャンヌ・モローが電話先のモーリス・ロネに、こう言います。
「ジュテーム、ジュテーム」
死刑台のエレベーター（’５７）フランス
「今、何時？」
「7時だ」
「キスして」
やられた・・・・・・
監督は、「さよなら子供たち」のルイ・マル
今作がデビュー作のルイ・マルは当時25歳
若くして、サスペンスの最高傑作を作り上げてしまった。
フランスヌーヴェルヴァーグの代表的作品とも言われている。
完全犯罪を目論んだつもりが一つのミスから事態が思いもよらぬ展開になっていく面白さ
最近のサスペンスは、観客の裏の裏をかこうとして、非常にややこしいものが多いが
今作品は、わかりやすく展開され、たとえ先読みできたとしても、緊張感を維持させてくれる。
スタイリッシュでクール
音楽は、マイルス・デイヴィスがラッシュを見ながら即興演奏したという。
この、おっさん只者ではない。
ジャンヌ・モローが夜のパリを彷徨う姿、そしてマイルス・デイヴィスのトランペット
また、ひとつ映画史の残る名シーンを目の当たりにした。
モノクロの映る街灯って、なんとも言えない光なんですよね。
このシーン、YouTube にもあって、よっぽどUPしようかとも考えたが
これは、映画の中で味わってもらいたい。
ジャヌ・モローは「ニキータ」にも出演していたんだ。
どこで出てた？
・・・・・あ、あの人か
ところで、今作品、世界初で日本でリメイクされるそうですね。
吉瀬美智子、阿部寛が主演 ほう
あの若いカップルが玉山鉄二、北川景子 ほうほう
面白そうですね。
公式サイトでは「本家・フランスからもお墨付き！」
さて・・・・・
綿密な計画を立てて勤め先の社長を殺害した技師ジュリアン。しかし、証拠を残したことに気づき慌てて引き返した彼は、途中でエレベーターに閉じ込められてしまう。
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