通りすがりの、
ターザン山本に訊いたそうだ。
ある意味、
“逆説”を用いて、
何事も取り組むと、
「モノゴト」が上手くいく時がある。
ボクは、
KEITA in THE House*.
かつて試合中、
天龍源一郎の顔面を思いっきり、
蹴飛ばした事がある、。
オマケに唾も吐きつけた!
その試合後、
いろいろな人に、
怒られたり、注意されたりした。
逆に、
その日一番会場が盛り上がったのも、
確か。
もし、
前田日明さんが、
長州力の顔面を蹴とばさなかったら??
分かっているさ、
歴史に『もし』は、
無い。
でも、
後に起きる“UWFムーヴメント”は、
この業界に、
何らかの影響を及ぼした事は、
事実である。
その傍らで、
フロンティア・マーシャルアーツ・レスリングが、
大仁田厚の手によって、
生まれる。
口上規定では、
『総合格闘技』となっていたが、
いざ、
“オモチャ箱をひっくり返してみれば”、
その正に、
「逆」だった。
ボクが、
UWFスネークピットジャパンで、
Catch As Catch Canの、
集中特訓を積んだ、
2年前。
全ては、
出場が決まっていた、
大阪で開催される、
大仁田厚Vs.曙のノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチに向けてであり、
そして、
春に開催される、
『WALLABEE SHOW DOWN』
~初代ワラビー世界マーシャル・アーツ王者決定トーナメント~
での、
優勝の為だった。
宮戸さん、
スミマセン!!
今年の春、
久しぶりに、
ボクの学び舎、
高円寺スネークピットへ、
宮戸さんに逢いに行った……
ボク『今度、金網の格闘技に出るんですよ!』
宮戸代表『へぇー!!ちゃんと練習できてる?』
ボク『バッチシです。絶対勝ちます!』
宮戸代表『もし何かあったら、いつでも帰っておいで。』
宮戸さんは優しい。
そして周知の通り、
5月2日「ひとり格闘技の祭典2015」へ、、。
このタイトルで、
何と無く、
分かるように、
ボクはただ、
ただ、
“大仁田厚ism”、“邪道魂”を魅せつけようとしていた。
実際、
Dropkickのインタビューでも、
ボクが発するフレーズは、
「邪道魂」だの「大仁田厚」だの「栗栖正伸」だの「青柳政司」だの「FMW」だの…
宮戸さん、
スミマセン!!
時は21世紀に成って、
業界も様変わりし、
『プロフェッショナルレスリング』と『MMA』を分けて考える風潮があるからこその、
コノ発言。
何か、
“逆説を用いて、ボクが日頃やっている職業と初めてトライする仕事を、リンクさせたかった”のが、
今だから話せる本音。
そう!
そこで、
前田さんの『逆やろ!逆、逆。』を使った。
周囲は、
「格闘技をバカにしてるのか?」的な、
御門違いな御託を並べる輩もいたけど、
彼ら、
彼女らに、
ボクからは、
逆だよ、よーく考えろ。逆、逆!。
MMAに、
最大のリスペクトがあるからの発言。
よく考えてもらいたい。
しかしボクは、
肝心な『結果』を残せなかった、。
そんな中、
その一週間後、
特にケガも無く、
ラゾーナ川崎で、
平然と、
“UWFルール”を闘うボクが居た事。
それが、
それこそがボクが想い、
繰り返し発言してきた、
『邪道魂』。
もし今のボクに、
メディカルドクターが付いていたら、
度重なる脳震盪で、
普通、
一週間後のプロレスなんか、
させなかっただろう。笑
逆を行く男。
完全な時代遅れ。
だから、
あのMMA参戦オファーを受けて、
試合タイム17秒、
金網で散り、
その翌週UWFルールで闘った、
あの日々は、
生涯、
忘れられないし、
ボクにとって、
“数奇な時間”だった事は、
間違いない。
実家に帰ると、
パパが「御苦労さん」とビールで乾杯してくれた。
面白かったのは、
パパから『“異種格闘技戦”によう出たな!』と、、、
パパは、
「総合格闘技」じゃなくて、
“異種格闘技”と表現する所が、
親子二代、
血を受け継いでいる。
そうだ、
ボクは初代ワラビー世界マーシャル・アーツのチャンピオンなんだ!と、
気付かせてくれた☆
最近ボクは、
ワラビー・レスリング・キャンプで、
“グラウンド・ヘッドロック”を練習していて、
「レスリングの基本技でもタップアウトが取れるプロフェッショナルレスラーに成りたい!」と思い立ったから。
かつては、
現在闘病中の垣原賢人さんが、
2004年の新日本プロレス、
ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.に向けて、
高円寺、
UWFスネークピット・ジャパンで集中特訓を積み、
ビリー・ロビンソン先生から、
極秘で伝授された、
究極の必殺技、
『グラウンド・ヘッドロック』。
初公開は「U-STYLE」。
当時ボクは、
高校2年生の夏休みで、
レスリング部を仮病で休み、
大阪・梅田にあった『ignition』という、
よく通い詰めていた、
海外海賊版インディー・プロレス・ビデオ店で昼から物色し、
CZWのハウスショーを買ってから、
夜から、
梅田ステラ・ホールでの、
「U-STYLE」大阪大会を観に行った、
夏の思い出。
セミで、
垣原さんがバトラーツの石川さんとやるという、
マニア必見の、
カードだった。
期待通り、
その日一番のベストバウト!
石川雄規は、
完全に猪木会長だった。苦笑
延髄斬りを繰り出し、
“レガース履いていないので”と、
ロストポイントを取られる、
石川さんが最高だった!!笑
その、
試合の決まり手が、
垣原さんの、
『グラウンド・ヘッドロック』。
地味な技だけど、
説得力バツグンだった!!
相手が石川雄規だから、
面白かった、というのは、
高2ながら感じていたょ。
「UWFはノーセンキューだけど、バトラーツ面白そう!」。
そして2年後、
ボクはバトラーツの門を叩く…
邪道魂を持って。
ちなみに、
CZWのVHSには、
NOZAWAさんが出ていて、
サブミッション(ノーフォール)マッチをやっていて、
「CZWもなかなかマニアックな路線をやるな。」と感じた、
それも夏の思い出。
そもそも、
もう無くなったけど『ignition』が、
マニアックすぎるお店だったもんなぁ~。
懐かしい!
とにかく、
『グラウンド・ヘッドロック』を習得したくて、
U-STYLEのDvDを探したりしたんだよね。
でも、
垣原さんが出場し始めた、
2004年頃の試合は収録されておらず、、、
そこで、
サムライTVのまたろうサンに電話しちゃいました。
あの、
垣原賢人Vs.石川雄規、
早く、
もう一度観たいなぁ~~。
そんな、
今日の日中は、
気が気じゃなかった、。
パンクラス有明大会が気になって。
そう、
もう一人、
“逆を生きる男”が居たから。
その名は、
ハードヒット主宰、
佐藤光留代表。
ボクはこの人に、
いろいろ、
“闘いとは何か?”を教わってきて来たと思う。
それは、
ボクがファン時代、
光留さんがパンクラスism時代から。
今回も、
何か大切なモノを、
佐藤光留から教わった気がする。
「強い」だけじゃ、
本物のプロフェッショナルレスラーとは呼べない。
パンクラスさんには、
もっともっと強いファイターがいるわけだし。
でも、
光留さんは、
「強さ」は大前提とし、
人々の心に残る闘いをする事が出来る、
“真のプロフェッショナルレスラー”。
それは、
プロレスとMMAどちらも愛しているからであって、
両方リスペクトしているからもちろんの事!
試合後、
少し光留さんとMailのやりとりをしたけど、
内容は、
さすがに書けないが、
一つ共通して、
言える事、
それは、
『逆』。
ボクが、
横浜文化体育館で、
入場ゲートによじ登ったように、
光留さんが、
公開練習の際メイド服で現れたように。
プロレス畑?
MMA畑?
関係ない!観ている人々を魅了する。
シビれさせる。
ボクが、
MMAを“異種格闘技戦”と捉え、
大仁田厚の名前を連呼する。
また、
全日本プロレスを主戦場に、
『鈴木鼓太郎選手のエルボーは三沢さん譲り。それを僕は喰らい続けていたので、そのエルボーを使って勝ちたい!』と言いのけた、
プロフェッショナルレスラーにとって、
一番大事な事って、
実は、
佐藤光留が実践している、
身近な、
本当にそういうトコなのです。
おしまい。
プロフェッショナルレスリング・ワラビー代表取締役
Dr.KEITA in THE House*