波動グッズに効果はあるのか?
前回の記事で、
特にお金に困っているタイプの人は、とっかえひっかえでいろいろな
願望実現法を試します。
例えば、
①マーフィーの法則
↓
②密教の願望実現
↓
③道教の護符
↓
④ホ・オポノポノ
↓
⑤神社に願掛け(それも1つの神社じゃなくて何十か所も行く。)
といった感じです。
1つに絞って行えばいいのですが、このタイプの人はとにかくあれこれ
手を出すので、いろいろな波動やメッセージがごっちゃで入っておかしくなり、
何をやってもうまくいかなくなる人が多いです。
と書いたところ、
マーフィーやら護符やら、密教やら色々玉石混合の願望実現法を実践して、
波動が滅茶苦茶になり願望がかなわなくなる人が居る、というセンテンスが
ありますが、いずれも本質的な部分は同じなのに波動が滅茶苦茶になること
などあるのか?
という質問がありました。
これは波動の本質にかかわる問題なので、今回はこれについて説明しようと
思います。
わたし個人としてはあれこれ手を出すと、波動の性質上いろいろな
問題が生じると思っています。
例えるならば、
病院で検査をしたら肝機能値が高いと言われた。
そこで不安になって、肝臓に効くというサプリメントや漢方薬を
十数種類も飲んで、更にあちこちの病院に行って新薬を何種類も
飲んで試している。
こんな感じです。
実際にわたしは病院に勤めていた時に、こういうタイプの人を
何人も見てきました。
薬というものは飲み合わせがあり、普通の食事でも食べ合わせに
よっては問題を引き起こします。
例えば、血液の抗凝固剤であるワーファリンを常用している人が納豆を
食べると、納豆に含まれるビタミンK2が働いて薬の効能が失われます。
また、抗うつ剤のデパス、導眠剤のトレドミンを服用している人が
グレープフルーツを食べると薬の代謝が遅れて吐き気、下痢、めまい
の症状が起きる場合があります。
以上はよく知られているケースですが、これが各種サプリメントやら
漢方薬、いろいろな食事療法を併用した場合、体内でどんな化学反応を
起すのかは医者でもなかなかわかりません。
これが波動の場合、なおさら効果を判定できる人は限定されます。
願望実現法やグッズにはそれぞれ特有の性質があります。
特有の性質がある以上、組み合わせによる相性というものが
あります。
しかし、わたしの経験では、あらゆる願望実現法を試したり、
波動グッズをごちゃごちゃ身につけている人のほぼ全員には
十分な波動感覚がありません。
というより、本当に十分な波動感覚があるのならば、自分との
相性の良しあしを見抜いて厳選して絞り込むはずです。
こういう考えとは逆に、相性や組み合わせを無視してとにかく
「いろいろ試せばうまく行く」
「いろいろ身につければうまく行く」
という「質より量」タイプの人がいます。
このタイプの人は問題を起こす確率が高くなります。
これについて説明するために、最もシンプルな
Aという神秘行を実践しながら、Bという波動グッズを
身につけて、Cという願望実現法を行っている。
というケースについて考えてみます。
この場合、まず最初にAという神秘行にBという波動グッズが
どのような影響を及ぼしているかについて読む必要があります。
わたしが気功指導をする時に受講者の波動を読むと、気の流れが
極端に悪くなっていることがあります。
例えば、静岡県の男性受講者Oさんの波動を読んだときは、彼の胸に
ヘドロのようなイメージのマイナスエネルギーがついていて、任脈に
気が流れず両手が冷たくなっていました。
わたしが
「今まで感じたことが無いエネルギーだけど何か変わったことを
したんですか?」
と訊いたところ、
「11月に買った○○○のパワーストーンを首からぶら下げています。」
と答えました。
そのパワーストーンの波動にシンクロしてみると、そのグッズを作った
人間のイメージがうっすらと浮かんできて(日本人ではありませんでした)、
同時に胸に激しい怒りの感情がこみあげてきます。
わたしとしては、
そのグッズを作成した人間の怒りの感情がパワーストーンに
込められて石のパワーでさらに増幅された。
と感じました。
これはよくあることで、浄化用にパワーストーンを身につけている人が
日常激しい怒りを発散していると、パワーストーン自体に怒りの波動が
染み込んでいきます。
そして、怒りの波動を放射するようになります。
特にペンダントとして胸につけていると、自分自身や他人の思念波を
吸収したりします。
わたしも昔、パワーストーンに凝っていた時期があり、
「丹田を強化するのはこの石」
「アジーナチャクラを開くのはこの石」
「チャネリング強化はこの石」
などと、目的別にして日替りでペンダントとして身につけていました。
しかし、病院に勤めていたせいかパワーストーン自体がすぐに
患者さんの邪気を受けてしまいます。
そのため、毎日帰宅すると欠かさず浄化していました。
このように波動グッズはただ身につけていればいいというのではなく、
継続的なメンテナンスが必要になります。
ここで話はOさんのケースに戻りますが、マイナスエネルギーを発している
パワーストーンがちょうど彼の胸の真ん中の壇中の辺りに当たっているために
壇中から両手への気の流れを阻害されていました。
もちろん、壇中から気海(下腹部)への気の流れも止めていますから、
両足も冷たくなっています。
しょうがないので、わたしがパワーストーンから波動が出ないように
コーティングしてから体から離させると
「手足が温かくなってきました。」
とOさんは話していました。
「なんかおかしいと思わなかったの?」
と訊いてみると、本人も小周天を行っていても体がいまいち
温まらず、何となくうまく行かないという感覚はあったようです。
しかし、ちょうど12月頃だったので、
「気温が下がったせいだな。」
くらいに考えて変化を見逃していました。
このように、何らかの波動が出ているグッズは良くも悪くも
身につけている人間に影響を与えます。
わたしが以前、気功を習っていた元師匠も
「波動グッズと名のつくものは、必ず何らかの効果がある。」
とよく言っていました。
確かに効果はあります。
しかし、そのグッズが自分の目的と波動に合っているかを判断して
効果をうまく利用するのが難しいんです。
わたしは受講者にグッズについて話す時は、
①そのグッズにより自分の波動(気功の場合は気脈の流れ)が
どう変化したか。
②自分の意識・感情がどのような影響を受けているか。
③生活で起きる出来事の流れが変わっていないか。
を一定期間、観察する必要があると説明しています。
受講者Oさんは小周天が深部ルートを通っていますし、気感も
開いています。
それでも変化を見逃してしまいました。
わたしから見ると、あのままOさんが○○○のパワーストーンを
身につけて1人で気功を行っていたら、
①壇中で気が詰まるため何十年気功を続けていても目立った効果はなかった。
②胸のチャラクラに常に怒りのエネルギーが流れこんでいるため、
本人の思考・感情への影響が徐々に増大していた。
③長期的に見ると、周囲との人間関係の軋轢、運気の低下を生んだ。
といった可能性が大です。
わたしがこう書くと、
「それなら気功を行っていて、気の感覚が分かる人に波動グッズの良し悪しを
聞けばいいんだな。」
と思う人がいるかもしれませんが、これも難しいんです。
以前の記事でも書きましたが、わたしから見ると波動感覚は
①精(肉体的パワー)
②気(人の思念波)
③神(神霊体レベルの波動)
の3段階に分かれます。
わたしの経験では、気功を行っている人のほとんどは、
①精(肉体的パワー)しか分かりません。
「熱い」「寒い」「重い」「ビリビリ感」などです。
そのため、波動グッズに②気(人の思念波)③神(神霊体レベルの波動)
で問題がある場合はわかりません。
昔、某流派で経絡小周天を達成した気功家がヒランヤ・ペンダントを手に
した時に「何も感じない。」と言っていました。
(私はけっこう強力なパワーを感じます。)
一部の優秀な霊能者は②気(人の思念波)③神(神霊体レベルの波動)
が分かるのですが、彼女たちは気功自体を知りませんから、気功にどう
作用するか判断できないわけです。
パワーストーンのような波動グッズのみでさえこれだけ波動レベルで
作用します。
先ほど、
例えば、Aという神秘行を実践しながら、Bという波動グッズを
身につけて、Cという願望実現法を行っている。
と書きましたが、ここにさらに「C 願望実現法」が加わると問題は
さらに複雑になります。
つづく
※次回の記事更新日は3月20日になります。

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