5%の人間 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

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背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「希望的観測 」です)

5%の人間

前回の記事では、

わたしの経験では本当に実力のある人は全体の
数パーセント程度です。


ということについて説明しました。

わたしはこの数パーセントを5%としています。

そして、

あらゆる集団を構成する人間は5%とその他の95%に分けられる。

と考え、これを「5%理論」と呼んでいます。

例えば、動物行動学におけるある集団の中でリーダーとなる
個体を「アルファ」と言いますが、その割合は5%、つまり
20体に1体の割合になります。

この理論は人間にも当てはまります。

かつてイギリスの作家バーナード・ショーが探検家スタンリー
に向かって、

「あなた自身が病気になったとしたら、部下のうち何人が
 探険隊を指導できるのか?」

と尋ねたところ

「20人に1人です。」

と答えました。

ショーはさらに「この数字は近似値か正確値か?」と
尋ねるたところ、

「正確値です。」

と即答したそうです。

この
「5%理論」は民族・人種を問わずあらゆる人間に当てはまります。

朝鮮戦争の間、中国軍はアメリカ人捕虜を優位型と非優位型に分け、
優位型にのみ厳しい監視を置けば、あとの捕虜(
非優位型)はほとんど
見張りをつけなくても逃げ出すおそれがないことに気づきました。

本来の指導者(優位型)を失なえば、非優位型からなる集団は
ほとんど監視の必要がなくなるわけです。

中国軍が選別した優位型の兵士はつねに全体数の5パーセントだった
そうです。


この5%の優位型については、「五段階欲求説」で知られるエイブラハム・
マズローも動物を用いた実験で説明しています。

ちなみに、「五段階欲求説」とは企業セミナーや自己啓発セミナー
などでよく紹介される理論で人間の欲求を5つに分類します。

①生理的欲求

生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求。


②安全の欲求

安全性・経済的安定性など予測可能で秩序だった状態を得ようと
する欲求。


③所属と愛の欲求

愛し愛されたい、誰かと一緒にいたい、グループで行動したいという欲求。

④承認の欲求

自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求

⑤自己実現の欲求

自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえる
ものにならなければならないという欲求。


マズローによると、①が満足したら②に欲求が変化し、②が満足したら③に変化する。
というように欲求が段階的に変化していくということです。

確かにこれは納得のいく理論で、わたしが何らかのスピリチュアルな事を行っている
人を見ていると、これら5つのタイプのどれかに当てはまります。

例えば、

「女性にモテモテになってハーレムを作りたい。」

という人は「①生理的欲求」(=排泄の欲求)で神秘行を行っているわけです。

「病気を治したい。」も同様です。(=生命維持の欲求)

また、

「○○のマントラを唱えていれば、宝くじが当たりますぞ。」

などと言っている人は「②安全の欲求」(経済的安定性)で神秘行を行っています。

他に、

「縁結びのパワーで、結婚して共に家庭を築く相手を探したい。」という人は

「③所属と愛の欲求」になります。

まれに、

「会社で出世したい。」とか、「独立して会社を大きくしたい。」

という目的でわたしの元にくる人がいますが、こういう人は成功して他人に
認められることによって「④承認の欲求」を満たしたいわけですね。

ただ、わたしが今まで指導し一番長く続くのは「⑤自己実現の欲求」タイプです。

このタイプの人の多くは ある程度年をとって会社でもそれなりの地位につき、家庭を
持ち、社会的・経済的に安定している。

生活に困らない程度のお金があるから、今さら出世したいとか金儲けしたいと
いう欲求もそれほどない。

年をとってセックスや恋愛にもさして興味がない。

そういう人が神秘行を行うのは、

「このまま普通に生きていても得られない、何か意味ある体験がしたい。」

という欲求になります。

わたしが今まで指導してきた経験では、このタイプの人は目先の効果に
こだわらず、腰を落ち着けて長期間受講を続ける傾向があります。

若い人のようなエネルギーはありませんが、そこはわたしが波動プログラミングで
何とかするので長期的に見ると確実にレベルアップします。

逆に、①、②、③、④と数字の若い順に続きません。

これらのタイプの人は比較若い人に多く、「早くお金を得たい。」
「すぐに美女とセックスしたい。」「意中の相手と付き合いたい。」
など欲求が強すぎて、すぐに他の神秘行やらセミナーに目移りします。

特にお金に困っているタイプの人は、とっかえひっかえでいろいろな
願望実現法を試します。

例えば、

①マーフィーの法則
  ↓
密教の願望実現
  ↓
道教の護符
  ↓
ホ・オポノポノ
   
神社に願掛け(それも1つの神社じゃなくて何十か所も行く。)


といった感じです。

1つに絞って行えばいいのですが、このタイプの人はとにかくあれこれ
手を出すので、
いろいろな波動やメッセージがごっちゃで入っておかしくなり、
何をやってもうまくいかなくなる人が多いです。

そうは言っても、あんまり若いうちから「悟りを開きたい。」という願望を
持つのも問題がある気がします。

そういうタイプの人は現実逃避の傾向が強いため、実生活の基盤が
安定しないので、かえって神秘行もうまく行かないんですね。

やはりマズローが言うように、じっくり時間をかけて①→②
⑤と
徐々に欲求を満たしながらレベルを上げていくのがいいような気がします。

ここで話をマズローの実験に戻します。

実験は雛鳥を用いた内容でした。

雛鳥に好きな餌を選ばせるのですがその餌は、

①栄養価の低い餌には匂いの良い調味料で味つけする。

②栄養分豊富な餌に食欲を減退させるような匂いをつける。


に分かれています。

すると優位型の雛鳥(全体のきっかり5パーセント)は自然と匂いが
悪くても栄養価の高い餌を選んだそうです。

それに対して、残り95%の非優位型の雛鳥たちは食欲をそそる餌を
選びました。

その結果、優位型の5%の雛鳥はいちだんと他の雛鳥に対して支配的になり、
残り95%の非優位的な雛鳥たちはますます他に支配される弱虫になって
いったという事です。

最近の若い母親は、料理を作るのが面倒臭いのと、子供が騒いでも注意しなくて
いいので3~5歳ころから子供をジャンクフード店に連れて行く傾向がありますが、
それは自分の子供を95%の非優位型にしていることになるのかもしれません。

この5%という数字は現実で成功する人間の確率にも符合します。

一番わかりやすい例として、「平成10年度版中小企業白書のアンケート」で
個人企業の生存率を見てみますと、

①独立後1年未満で廃業する割合⇒約30%

② 〃 3年未満  〃       ⇒約40%

③ 〃 3~5年  〃       ⇒約10%

④ 〃 5~20年 〃       ⇒約16%


このように個人企業で20年後に残っている生存率はたった4%になります。

要するに、

生き残るのは20人に1人

というわけです。

それでは「この5%の人間の特徴は何か?」と言いますと、いろいろな
ファクターがありますが最も重要な点は、

1つの事を続けられる。

という事です。

先ほど、

朝鮮戦争の間、中国軍はアメリカ人捕虜を優位型と非優位型に分け、
優位型にのみ厳しい監視を置けば、あとの捕虜はほとんど見張りを
つけなくても逃げ出すおそれがないことに気づきました。

中国軍が選別した優位型の兵士はつねに全体数の5パーセントだった
そうです。


という話を説明しましたが、この優位型の5%の兵士は脱走を試みて
失敗しても何度も繰り返したそうです。

逆に残り95%の非優位型の兵士たちは、脱走をちらっとは考えても
実行に移すことが出来ない、もしくはちょっとした困難があると
すぐに諦める。

このように、優位型の5%の人間には決して折れないマインドがあります。

現実生活でも、神秘行でも、折れないマインドを持った人間で
ないと成功しません。

こういう人間は困難に何度もぶつかっても1つの事を続けますから、
力が1点に集中して成功の確率が上昇ます。

これと真逆のタイプが、

「○○のマントラを唱えていれば、宝くじが当たりますぞ。」

と言っている人間、わたしから見るとマインドが完全に
折れています。

別にお金が欲しいという欲望を持つのはいいことだと思うのですが、
現実的な努力を放棄して神頼みになるのはマズイ気がします。

このタイプの人は、

現実で何も苦労をしたくない。

②自分にはまともに努力してもお金を稼ぐ能力がないという
 自分自身への絶望感
が潜在意識の奥まで入っている

ために
本気で宝くじを当ててお金を得ようとするわけで
困難にぶつかる事を最初から放棄しています。

よく、格闘技の世界で「相手の心を折る。」と言いますが、
現実に心を完全にへし折られてしまっているわけです。

わたしとしてはこういう精神構造が形作られ過程には
興味がありますし、宝くじは税金として国庫を潤わせますから
宝くじを買うことを否定する気は全くありません。

また、心が折れているから一生ダメだとも思いません。

本人にやる気さえあれば、例え心が折れていようが、誰でも小周天・
丹道周天でマインドを鍛えて5%になれるはずだ!


と考えて指導しています。

しかし、 心が折れた人ってそもそも受講自体が続かないんですね。

どうしようもありません。

結局、わたしが指導して残る人は最終的には5%のみなのかもしれません。

ただ、別にわたしの指導を受けなきゃならないというわけでもありませんし、
世の中、

集団を率いる5%のリーダー「リーダーに従う95%人々」

「1つのことを続けられる人
「何をやっても続かない人」

「現実的に努力して成功する人」
宝くじを当ててお金持ちになろうとする人」

こういういろいろな人がいるから面白いわけです。

以上のように、5%の優位型とそうでない95%の非優位型の観点から
人間を観察する事は
とても興味深いと思います。


※次回の記事更新日は3月10日になります。

 つづく



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