『ブ・エ・ノ(スペイン語で「良い」)』とはどこ?(第2外国語への手引き・挿話) | Prof_Hiroyukiの語学・検定・歴史談義

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<本記事を引用された場合、その旨を御連絡頂けると有り難いです。>

本日2回目の更新となります。


『ジョ・ジョ・ヒ!』 ←ここをクリック では、スペイン語の子音のスペルがローマ字読みと違うものが有る事をお話ししました。今回は[u]を発音する際に注意が必要な(日本語とは些か違うという)事のお話です。


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先の記事で紹介した仏文本『フランス王朝史』 ←ここをクリック を週末に取りに行き、次の場所に向かう最中の事です。

何の巡り合わせか、以前の『ジョ・ジョ・ヒ!』 のメンバー程は騒がしくないのですが、またスペイン語話者のグループに電車内で遭遇!

今度は『ブ・エ・ノ!』『ブ・エ・ノ!』と言っております。


「一体何が『良い(Bueno)』なのだろう?」


と思って車窓から外に目をやると、そこは「上野駅」でした。


「そうか、『ウエノ』と言っていたのか。それにしても凄い聞き間違えをしてしまったな・・・」


と思った瞬間にもう一度『ブ・エ・ノ!』・・・どう聞いてもブエノにしか聞こえませんでした。


確かに本当に子音を最初に発していたのかもしれません。

でもやはり、私が中途半端に挨拶「ブエノス・ディアスBuenos dias」などの言葉を知っているために、それに釣られた

・・・これがもっとも妥当な説明なのでしょう。


しかし、もう一つ思いついた事があります。それは、

「スペイン語は日本語と同じく母音が『アイウエオ』の5音。但し、[u]は日本語のウよりも口をすぼめないといけない!

という注意事項です。日本人でも個人差が有るでしょうが、同じウ段でも『ブ』の音は少し口をすぼめる傾向が有る様にも見受けられます。即ち、日本語に有る『ウ』と認識するために、頭の中で子音[b]を自動的に添付してしまっているのではないか・・・そう感じた訳です。



日本人にとっては話しやすいと言われるスペイン語。発音面での相違が少ないからなのですが、だからこそ違う点では細心の注意を・・・という事なのでしょうね。