<1. Step Support for Pranayama>
プラーナヤーマというと、
床に座って行うものというイメージが強いかと思います。
実際に、私がはじめに学んだヨガである、クリスナマチャリヤ系のスヴァスタ・ヨガでは、
オーソドックスに、アーサナを学ぶのと平行して、
座って行うプラーナヤーマを、順番に習いました。
今、トレーニング中のアイアンガー・ヨガの考え方だと、
少々アプローチが違ってきます。
まずアーサナの実践を通じて、
身体の基礎ができてから、初めてプラーナヤーマを学ぶことができる、
とされています。
ですから、初心者は、座位から始めるのではなく、
まず、床に横になった形で、
自然呼吸の観察から始めます。
つまり、シャヴァーサナおよび、そのバリエーションですね。
この段階で、身体によけいな力や、緊張が入っていないか、
身体の歪みやバランスは大丈夫か、
自然な鼻呼吸が行えているかどうか・・・・
などを、観察するところから、
スタートするのです。
本格的な呼吸法に入る前に、
身につけるべきことが色々あるというわけですね。
この時、プロップを使わない普通のシャヴァーサナでも、
もちろん、よいのですが、
ブランケット等、プロップを使用することにより、
より良い姿勢で、呼吸が自然に深まるのを感じていくことができます。
さて、上の写真は、
プラーナヤーマのための、Step Support のセットアップの仕方です。
まず、両膝を曲げた形で、マットに腰をおろし、
坐骨はマットにつけたまま、
腰の辺りが、1番下のブランケットにのり、
肩甲骨が、2番目のプランケットに、
そして、頭が3番目のブランケットに支えられる形に、
ブランケットの高さや位置を、自分の身体にあわせて調節します。
上半身が、階段状にサポートされることで、
呼吸がどのように、影響を受けるか感じながら
自然な鼻呼吸で、ゆったりリズミカルに息をしてみます。
わたしもここ数日か、しばらく、これを続けてみます。
ある本によると、座位の呼吸法を始める前に、
3~4ヶ月は、横になったプラーナヤーマをする必要があるとか・・・・。
わたしのプラーナヤーマ実践日記は、はじまったばかり、
まだまだ続きます。