第9地区-★★★★- | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

not simple.-第9地区
(C) 2009 District9 Ltd All Rights Reserved.

製作年: 2009年
製作国: アメリカ
日本公開: 2010年4月10日
(丸の内ピカデリー ほか)
上映時間: 1時間51分
配給: ワーナー・ブラザース映画 /ギャガ・コミュニケーションズ
カラー/ビスタサイズ
公式サイト
監督・脚本: ニール・ブロンカンプ
キャスト:シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ

【ストーリー】
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。
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今年の30本目です。
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エビと呼ばれる異星人が南アフリカのヨハネスブルグ近郊に住み着いてほぼ30年。
彼らは知性的な異星人ではあるのですが、その姿かたち、キャットフードが好物などという点から忌み嫌われています。

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治安の悪化など(これ以上の悪化がヨハネスブルクあるのか?という疑問はおいといて)を心配した政府は、彼らをもっと僻地に移送するための計画を練ります。
で。
主人公はその責任者。
能天気、気が弱そう、そして悪いことをする勇気などなく、自分が強者の場合は弱者を虐げます。
はっきりいってどこにでもいる人。

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そういう気弱な男だったのですが、エビの居住区で変な液体を浴びてしまったがために、とんでもない変化が体に訪れます。
この変化がどうにも気持ち悪くてねぇ。
黒いゲロ吐いちゃうしさ。とりあえず汚い。

まぁ映画の中盤から後半にかけてかなり人も死ぬんですが、それも相当湿り気がある死に方で・・・。
(湿り気としか言いようがないっす)
シネコンで、入場を待ってる最中に別の映画を見に来た親子連れの子供のほうが「エイリアンものなの?みたいみたい!でもR12って何?」とどうやら年齢制限に引っかかっちゃう年齢だったらしく。
「えー。観たいよぅ。観れないのは何で?」とずっと駄々こねてたのをふと思い出して、こんなん観たらきっと、トラウマだろうなー。って観てる最中少し吹いてしまいましたよw

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主人公はだんだんとエビの遺伝子に侵されてエビ化していくんですが、エビの武器は強力なんですが、遺伝子的な仕組みがあるらしく、エビ以外は使えないわけです。
で、主人公が勤める企業(武器も売ってるんですが)は彼を殺して遺伝子を研究し、エビの武器を使えるようにしようということで、主人公を追っかけまわします。
もう人権とかそういうことはお構いなし。
そういうわけで主人公は必死に人間に戻るために逃げ回ります。

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こういう感じのガンダムっぽいものとか非常に強力な武器を手に入れたいとかおもうところが、人間の業なんでしょうかね。
とりあえず出てくる人みんないやな感じでウケマス。

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エビ化していくのがすごい不気味な感じです。
まぁ、異星人風味なんですけど、実際上この映画が揶揄しているのは、人種差別な話なんだろうな。
南アが舞台ということも非常にわかりやすいです。

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エビって結構写真ではごまかして出してたけど、結構序盤からがんがん出てきます。


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